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スコトーマをなくして人生をプラレールのように切り替える

スコトーマとは、心の死角のことです。目の前のことを大体把握しているつもりでも、実は見えている情報はほんの一部のことだけです。

ダウン症の子供の面倒をしっかりみていたとしても怪我をさせたり、気づいたらはぐれたりしたことがありませんか?

  • まったく気にしてなかった
  • 全然気づかなかった
  • たしかに言われてみれば、、、

それは、集中力や知識、興味の差と思うかも知れませんが、実は

あなたが、「未来に対して重要だと思っていることの違い」なんです。

もしスコトーマを無くせれば、親のダウン症の考え方も変わりますよ。

心は望んだものを実現しようとする

人のは強く望んだものを実現しようとします。今日のお昼はカレーを食べたいと思えばそれを可能な限り実現しようとしますよね?

子供の便秘を直したいと思えば、頑張って浣腸しませんか?

おしゃれなダイニングテーブルがほしいと思えば、家族で相談して買い換える理由を深く探すと思います。

では、すこし遠い未来はどうでしょうか?

  • 家族で海外に住みたい
  • 英語を話せるようになりたい
  • 健康的で痩せてる体型にしたい

このくらい遠目の未来であれば、少しづつ実現するのが難しくなってきます。

実現出来る人も減ってきます。

近い未来のことはすぐ実現出来るのに、少し先の未来になると難しくなるのはなぜでしょうか?

英語を話せるようになるにしても、十分時間があるのだから毎日コツコツ勉強を続ければはなせるようになます。

でも続けてペラペラに喋れる人はすくないはずです。

なぜなら、目標やゴールを設定していないからなんです。

子供がこうなったら素敵とか、こんな未来が来てあんなことがしたい!と決めてないからです。

ポイントは、それが実現出来て~がしたいと思うことです。

これが無いと日常の些細な出来事はすべてスコトマ(あなたの死角)に隠れてしまいます。

それは、目の前の自分の欲望に全部隠れてしまう、、、

カレーを食べたいのも、子供の便秘をなおしたいのもその時の自分の感情や、最近本やネットでしったうんちくを試してみたくなっているだけです。

それはその場限りの感情で、すぐに消え去ってしまうのです。

本当に大切な情報をたくさん見逃している可能性があるかもしれません。

それに気づくには理想の未来を強く、そして継続して意識しておくことです。

脳は、心から望んだものを実現しようとします。

でも目標や理想の未来を決めてないと、日々の感情がその望んだものと勘違いしてしまうのです。

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ひとつの事に囚われると、感覚が遮断される

何かをしようとすると、一つのことに集中してしまいます。

集中することは良いのですが、そのせいで間違った答えをしたり、周りが求めていないことになったり、結果がでなかったりします。

その原因は、自分の常識の範囲で集中しているからです。

多くの人は、自分の知っている知識だけで解決しようとします。とくに目先の小さな問題などがそうで、出来るだけ早くパパっと処理しようとしてしまいます。

ひとつのことに囚われると、人は感覚を遮断することが分かっています。

周りから入ってくる五感や、人の感情を受け入れる機能を低下させて、自分の馴染みのある手順や方法、考え方で突き進むのです。

すると、上手くいっていないことに気づかずに、後で失敗に気づいたり、周りの人からクレームになったりします。

なので、大きな目標を決めてから始めるほうが良いのです。

ダウン症の子育ても毎日不安の連続です。目先のことに対処しようとして奮闘していると思いますが、自分の常識の範囲から出ていないので、なんか最近うまく行っていないなと感じたりします。

こうしたい!という未来を作っておくことで、トラブルがあった場面でも、その基準に基づいて良い悪いを自分で決めることができます。

スコトマ(あなたの死角)は、自分自身の常識が作ってしまっていることを覚えておいてくださいね。

常識を出て、たくさんの情報を受け入れる

目標を決めてそれを強くイメージ出来たら、それを達成するための情報が自然と入ってきます。

スコトマが、これまで隠していたものがズレて見えるようになります。

たとえば、英語を勉強して、海外でダウン症の子を育てたいと思うようになると、英語の勉強だけでなく、

  • 英語ってオンラインでも勉強できるんだ
  • 海外にする方法は?月どのくらいのお金必要かな
  • 海外の知り合い紹介してもらこと出来ないか
  • 何処の国が一番住みやすいのかな

など、英語学習以外の情報にも興味が出てきます。

それはもう英語を喋れるようになってその先の生活や楽しいことをイメージ出来るからです。

子育ても同じで、やりたいことを想像すると、それ以外の人間関係や色んなことが気になり始めます。

それを選別せずに受け入れてみてください。

理想の未来は、今のあなたとは違う常識にいるので、スコトマで隠されているものが多いのです。

なので、この情報は、自分にとっての新しい情報だと信じてう取り入れてみてくださいね。

それを続けると遠い未来にも近づいていくことが出来るんです。

逆の価値観を取り入れてみる

スコトマ(あなたの死角)を外せば、新しい生活に出会うことが出来ます。

それには理想の未来、つまり目標やゴールを決めることが大切でした。

そうすれば、その目的にそったいろんな角度からの情報を見つけることができます。そのときに、全く自分と違う価値観に出会うことがあります。

  • この人何言っているの?
  • 馬鹿じゃない?
  • そんなの出来るわけない
  • 常識から外れてる
  • 生理的に受け付けない

こんな思いになるかもしれません。でも、そういった自分と価値観が逆の情報に出会った時がチャンスです。

それをすべて理解するのは無理でも、こういった考えがあるのかと思っておくのです。

たとえば、あなたが、ダウン症の子でも普通の子と同じだなと思えたとしても、

「ダウン症なんていなくなればいい!」と思っている人も必ずいます。

そんな時に、何故この人はそう思っているのかな?何が原因なんだろうか、どこからの情報でそう思ったのか、昔なにか嫌な経験があるのかな?

と考えて見るわけです。その人を知ることで情報を解釈したり、知らなかった理由が分かるきっかけになります。

自分が「それは違う!」と思ったり言いそうになった時に、フッと立ち止まって、どうしてだろうと考えてみてください。

それが、自分の価値観を広げて、スコトマを外すことに繋がります。

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まとめ

スコトマは誰にでもあります。

あるからこそ、スコトマを外すことで違う可能性を知れます。

それを分かっているのと、分かっていないのでは大きな差になるということが分かってくれたでしょうか。

そのために、ただ目の前の不安と向き合って生きるのではなく、ゴールを決めてみてください。

それを遠い未来のことではなく、すでに実現しているくらい強くイメージを持つとスコトマが外れます。

スコトマが外れると、自分の価値観にあわない情報も入ってくるかもしれません。価値観が一つではないことが分かれば、さらに思考が変わります。

ぜひスコトマをづらして、ダウン症の子供と一緒に思考を変えてみてくださいね。

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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