
ダウン症や障害があるお子さんの育児は、健常者の子育てと違って苦労が多いですよね。色々子育て方法を調べてやってみたけどモチベーションが続かない親も多いです。
「なんか子供にはあってないみたい」
「やる気が続かなくて」
「効果が見えないとよく分からない」
「予定が色々はいってきて最近全然出来ていない」
といった声が多いです。
モチベーションが続けば、やらないといけないことを継続出来ると思っている人もいます。
しかし、モチベーションを続けることは難しいのです。
自分自信で大きな目標を決めて、それを現実かのようにイメージ出来れば可能かもしれません。または、信頼できるコーチをつけてコーチングなどすれば可能かもしれません。
しかし、殆どの人は環境に左右されます。周りの環境に左右されず突き進めるのは学生時代くらいです。
モチベーションを維持することが難しいと分かっているのであれば、方法を変える必要があります。
それがあなたと子供の本当にやりたいことが出来る!に繋がっていきます。
今回は、子育てのモチベーションを続ける方法を話します。
目次
自分のマニュアルを作る
モチベーションを上げ続けたり、一定に保つのってどのくらいの期間出来た記憶がありますか?自分はせいぜい一週間程度です。
なぜかと考えると、モチベーションは外部環境に大きく左右されているからです。
突然親からの連絡や、会社での残業、子供の病気やPTAなどの手伝いなど無限に出てきます。小さなタスクになれば急な買い物や子供のお迎えもそうでしょう。少し時間がズレただけで急な用事になります。
すると優先順位が変わるのでやりたいことも後回しで、体力や気力がなくなってさらに後回しになります。これは仕事の中でも同じことで、外部環境によって仕事のモチベーションも変わるものです。
ではこれらの影響を受けずにモチベーションを続けてやりたいことを継続するにはどうすればよいでしょうか?
モチベーションは上げずに、捨ててください。
モチベーションは必要ないのです。
たとえば、コンビニのレジの方や、会社の受付や電車の駅員など、淡々と業務をこなしています。彼らにモチベーションがあるでしょうか?
ないですよね。
彼らは、与えられた業務を実行しているだけです。
それもマニュアルに沿って動いています。
それでも十分にお客さんに対応して、必要なタスクをこなしています。
よく、やりたいことをやるモチベーションは、高い目的意識を持ってやるほうがいいと思っている人も多いと思います。
でも続かないと意味がないし、継続することが一番難しいのです。よく90%の人は継続出来ないと言われます。それは、モチベーションの脳機能を知っておいたりするとより理解しやすいです。
なので、感情を挟まずに継続できるようマニュアル化するのが良いです。
やりたいことをするのにも細かい手順やタスク作業が沢山あると思います。それは勉強だったり、情報を集めたり、纏めてたりすることもあると思います。
その一つ一つの手順を書き出して、その作業は単分でやると決めておくのです。そしてスケジュールしておくことで、マニュアルどおりに進めて終わらせます。
つまり頭でその時々考えると、余計なタスクが入ってくるので紙に書き出しておくことがモチベーションの代わりに自動的にダスクを進めてくれます。
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モチベーションが続かない理由
モチベーションは何故続かないのでしょうか。
誰にでも始めはやる気満々なのに3日をするとつまらなくなったり、続けることが無意味に思えてきませんか?
それには以下の理由が大きく関係しています。
・知っていることは脳が記憶してくれない
子供のために色んなことを学ぼうとします。でも途中で止めてしまうその原因の一つは、脳は知っていることを記憶しないからです。
それは、脳の効率化であり、なんでも全部、何回も記憶しておくキャパシティが無いからです。自分にとって重要な新しいものを脳は優先的に取り込んで保存します。昨日と同じ情報はすでに頭のなかにあるので無視されます。
すると飽きがきてしまうのです。同じ情報を学んでも頭に残っている情報を上書きされずスルーされます。すると学んだ感がでないのです。
なので少し忘れたくらいの時にまた学習することが脳的にも気分的にも効果が高いのです。よく復習のタイミングで引き合いに出されるエビングハウスの忘却曲線があります。
それは、1日以内に1回、一週間以内に一回、1ヶ月以内に1回の合計3回復習をすると記憶に定着しやすいというものです。
なので、脳が重要なこと忘れかけるこの3回(当日は覗いて実際には2回)のタイミングをスケジュールしておいてマニュアルを実行してみてください。
・緊急な用事が知能を下げる
何か作業ややりたいことををしている時に余計な用事がはいったりします。雑用などがほどんどではないでしょうか。
それでもお願いしてきた人にとっては急用だったりするので対応します。急いで何かをしている時はほどんど何も考えていません。
つまり知能が極端に下がってしまっているのです。
緊急性が少し高いものに対して脳はすぐに反応できるように、これまでの自分の知っている常識の範囲の知識を使って対応しようとします。その状態を活発にすることでしばらくその影響がでます。
するとまた、やりたいことを始めようと机に座っても知能が下がっている状態なので、勉強に手がつかなくなって漫画アプリを読み始めたり、スマホゲームを楽しんだりしてしまいます。
なので、やりたいことをやっている間は、他の環境から影響を受けない場所でしたり、時間を細かく設定しておくことで柔軟に気持ちを切り替えることも出来ます。
・心地よい現状を維持しようとする
新しいことは失敗の連続ですよね。子供のよいと思って、グッズを買ってきても効果がなかったり、勉強してもどう応用すればよいか分からず悩んだりします。
すると自分の精神的にも肉体的にも楽な方へ行動します。脳は自分の常識から外へでることを嫌います。生存本能として、知らないことに対して恐怖や不安な感情を生み出します。過去と同じ状態にいることを無意識的に好むのです。
だからマニュアル化がよいのです。
不安の感情を挟まずに、淡々とやれることで、精神的に心地よい楽な環境に流れるのを防いでくれます。
レジのバイトなどは仕事なので強制的なところがあり、やるしかないですが、自分が家でいてやりたいことをやるのは、自分次第なのです。
こういった環境を自分で用意しておくことが9割の継続出来ないひとの逆を行って成果を出すために必要なコツでもあります。
自分ルールで未来へ行く
今回は、子育てのモチベーションを続ける方法について話しました。
モチベーションは続かないことを知ってください。続けようとするほど脳は現状に戻ろうとクリエイティブに回避策を考え始めます。
その仕事が嫌ならいかに会社を休もうか、誰かにその仕事を振ろうかと考えます。ダウン症の子育ても施設に任したりしがちになります。
もちろん自分一人ですべて出来るわけではないので、休んだり、人を頼るのは凄く大切です。
でも、知識を継続して学ぶことは、自分の心地よい常識から外にでる手段の一つです。外に出ればこれまで知らなかった未来を見ることが出来ます。
そのためにモチベーションではなく、マニュアル化、ルール化を取り入れて継続出来る環境を手に入れてください。
そして家族で理想の未来を想像してみてください。その強い思いがよりマニュアル化を加速させることが出来るからです。