
ピンチはチャンスとよく言われますよね。それは確かに正解ですが、多くの人はピンチはピンチだろうと思うと思います。
ダウン症などの障害者の親にしても人生のピンチと思う方も多いです。
それがキッカケで未来が悪い方向にいくひとと、逆に良い方向に行く人がいます。
良い方向に行く人の特徴は、ピンチを利用しているからです。
もし子供が健常者では、マインドも変わることなく、ひょっとしたら不幸になっていたかもしれません。
あなたはピンチを上手くチャンスに変えることで、あなたが大好きなことが出来るキッカケになります。
今回は、ピンチはチャンスでしか人生を変えられない理由についてお伝えします。
ピンチがチャンスと思えない理由
仕事や家庭でも上手く行かないことや小さなピンチは沢山あります。夜更かしして遅刻しそうになったり、夜ご飯のおかずを買い忘れたりしたことありませんか?
それでもなんとかピンチを乗り切って、ホットすることも多いですよね。
それ以外にも、会社の大事な会議で説明を間違えたり、お客様の求めるものと違っていて怒られたり結構大きなピンチもあります。
それでも謝ってその場をしのいだりしますが、それが逆にその後の大きな成果に繋がることは少ないのではないでしょうか。あの時のピンチがあるから今がある、相手から連絡をくれるくらい人間関係が良くなるまでは行きません。なんとなく今があると思っています。
その理由は、自分が一番精神的にも肉体的にも一番心地よい場所に留まりたいと思う脳の本能です。
つまり、ピンチがチャンスになる前に、その中間で行動することを止めてしまうからです。
ピンチの苦痛に対して、考えないようにしたり、誰かに任せたりします。
なので、その苦痛がとれていない状態が続くので、形を変えてまた同じ様なトラブルがおきます。
人の脳は、誰かに責められたり、肉体的に苦痛を受けた場合に強く記憶に残そうとします。なぜなら生きていくのに重要なことだからです。身の回りの危険を回避していかに安定して呼吸したり、ご飯を食べれるかが大切なことです。
なので、ピンチのようなつらい体験は、記憶に残してそれを自分にとって難しくない範囲で解決しようとします。
しかし、自分にピンチをひっくり返すほどのスキルがない場合、現状の自分で出来る解決策は周りに頼ったり、その出来事から逃げたりすることになります。
人任せにしているのでその問題は解決出来ていないのです。
ピンチは去るけど問題は解決出来ていないので、ずっと同じレベルのところをぐるぐる回っていくことになります。
つまり、それで安心できる程度のピンチが多く、それはピンチでも何でもありません。
なのでチャンスになることもなく、自分の心地よいエリアで日常を過ごしているだけです。
ピンチから脱出するきっかけ、うつの体験
あの楽天の社長も昔、阪神大震災での被災から人生観を変えて、ビジネスで成功しました。
本当のピンチは人を変えるキッカケになります。
私も昔、うつになったことがあります。会社での上司との人間関係がうまく行かず、「なぜあの人はその発言をするんだろう」「どうして自分の意見を聞いてくれないのだろう」と悩みました。
会社で人間関係がうまくいかないと仕事が回らないことで、自分のキャリアには良くないことが起こります。サラリーマンにとって評価は自分の価値を決める大きなことなのでココが崩れるとピンチです。
その時、私は、相手との人間関係を変えるのではなく、周りにサポートを求めたり、自分のスキルをさらに勉強しました。うつになっていてそんな事は出来ないと思うかもしれません。
しかし、問題解決をするには出来るだけ、相手との距離をとるのが一番と考えました。そして組織的に距離をとるには、どうすればいいのかを必死に考えて、それを実行していくと環境も好転していきました。
私の次男はダウン症ですが、子供が生まれた時も同じです。
障害者というハンデをどうするのか。過去からの自分でいるだけでは、考え方も変わらないしスキルも同じです。ぐるぐる廻る現状を変えるには、その外に出る必要があります。
自分が新しいこと、スキルや考え方を身につけることによって、ピンチから本当に脱出できます。
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ピンチの感情を止める
とはいっても、ピンチが大きければ大きいほど、感情が全面に出てきます。
辛い、もう無理、何もする気力もない。といった思いです。
人は、血が出るくらいの怪我をしそうになったり、人格を否定されるような言葉など大きなストレスがあると思考を止めるて反射的に行動しようとします。
たとえば、山で蛇にが足元にいたり、スズメバチが急に飛んできたりすると、思考するのを止めて反射的に逃げたり、誰かの後ろに隠れたりしますよね。
社会人生活でも子育てでも同じで、急激な不安や、想定外の出来事、つまりピンチは思考を停止してしまうのです。
なので、その場面から逃げることばかりを考える傾向にあります。そこで大切なのは、少し時間をとったら自分の頭で考えることです。たとえば、
- どうすれば同じ失敗をしないか
- どんな環境に変えれば回避できるのか
- 日常の行動の何をかえればいいのか
- 誰と関わりを持つのがいいのか
- どんなスキルを勉強しておけば強くなるのか
など考えることで、この原始的な脳から自然と出てくる感情を抑える事が出来ます。
これは脳の前頭前野と言われる部分で、人の知性を担っています。
脳にも種類があり、知性を使って問題を考えることで原子脳の動きを抑える事ができるのです。
そのことを知っておくだけ切り替えがスムーズにできます。
負の感情が大きいけど、解決策を自分なりに考えることでネガティブ感情を下げることが出来ると知っておくことです。
それが、ピンチからチャンスへつなげる一歩になります。
あなたの常識から抜け出して、新しい世界に繋がるための思考です。
人生を変えるには本当のピンチしかない
それでも行動出来ない人は沢山います。1年前と比べて自分が何も変わっていないと思う人も多いです。
そういった人は現状維持、つまり自分の楽なゾーンから出たくない人です。
特に餓死しないだけの給与があり、愚痴を言える友人や、ネット環境があるので、その中でぐるぐる回っていても問題ないです。
なので、多少の小さなピンチが起きても何も生活は変わらないです。
現状が変わらなくて悩んでいる人は、キッカケが無いからです。
ということは大きなピンチが来た時はチャンスです。
ピンチがないと人は、大きく変われないものです。それはこれまで言ってきたとおり、人任せにして心地よい現状に留まりたいと思ったり、負の感情が切り替えられることを知らないからです。
なので、たとえばダウン症の子供が生まれた時とか、この社会からのけものにされたと強く感じた時はなどピンチが来た時は、自分が成長したり出来る最大のチャンスです。
うまくいっている人は、失敗しても改善を続けることの大切さを知っています。
しっかり考えることで行動して、新しいことに気づくことが出来ます。
そして理想の未来に少しづつ近づいて行くことが出来ます。
今回は、「ピンチはチャンス」でしか人生を変えられない理由について話ました。
ぜひ不安や不幸の感情に突然出会ったり、長く続いている人はピンチからチャンスになる考え方を取り入れて自分の現状維持から外に出てくださいね。