ダウン症の子は本当にママが大好きです。子供の気持ちに辛抱強く寄り添ってあげたり、何度失敗しても許してくれます。ご飯を沢山用意してくれて、トイレも一緒。つまり自分が死んでしまわないように誰と一緒にいたら良いかわかってますよね。
そうなると、子供のことが自分の中でものすごく重要になってきます。子供のことを思うことは良いのですが、大好きになったり逆に義務的になりすぎると、デメリットもあるんです。
それが、人は重要なものしか見なかったり、考えなかったりするという本能です。
つまり、家族関係や自分のやりたいことの優先順位が下がってしまい、結果なんかストレスがたまったり、毎日がつまらないとか考えるようになります。
するとダウン症の子育ても他の健常者と同じようなものだと折角思えてきたのに、人生が進んていかい感がでてきてしまうのです。
そのためには、自分の自由な時間を作って生活の満足感を高めることが大切です。
ダウン症の子育てでは特に時間の使い方が大切で、どんな優先順位で何にどのくらい時間をつかうのかを考えることです。
今回はどんどん心が軽くなる、自由な時間をつくる方法をお教えします!
時間をカテゴリー分けして決断速度をあげる
家事育児で毎日忙しいですが、そればかりに気をとられているとルーチンワークで一日が終わってしまいます。子供はママ、ママといって一緒に遊びたがるので行き当たりばったりに時間が過ぎていってしまいます。
なので、やりたいことの時間を確保して、決めることが大切です。
好きなことの時間を作り出すことで、生活の色合いが変わります。
これが無いと自分は人の役にたっていたり、世の中といっしょに存在しているという存在価値が弱くなってしまい、子供の成長を助ける力もよわくなってしまうんです。
でもどのようにして時間を作ったりすればよいのでしょうか?
それには、まず以下のように一日の中でカテゴリー分けをしてみましょう。
- プライベート(友人との約束、大好きな趣味、新しく始めたいこと)
- ダウン症のこと(将来の悩みや情報収集など)
- 仕事(会社の時間、家に帰ってからの考え事)
- 家事育児(家族のために使う時間)
- ながら習慣(SNSやテレビ、娯楽などの思考しなくていいもの)
どんなものがあるか、簡単でよいのでメモ帳にでも書き出してみましょう。
そして、1日の中で順番にやることを並べてみましょう。その時に大切なのは、「プライベート」のことを最優先に考えることです。
プライベートや趣味を一番にする
自分のやりたいことや、自分を表現すること、気持ちを溜めずに誰かに伝えること、新しい刺激をうける行動をすることを最優先にスケジューリングしてください。
なぜなら、自分の趣味をとことんやることで創造的になり、新しい出会いなどであなたの価値観を知ってもらったりして、他人を幸せにできるからです。
自分の幸福度を上げる最適な方法は、他人を幸せにすることです。
たとえばあなたの趣味がアクセサリー作りだったとします。それは趣味であっても自分で身につけるだけでなく、誰かにもつけてもらい楽しい気持ちを感じてほしいと思います。
楽しい未来には誰かが不幸であるはずがありません。自分の幸せだし、相手も幸せの状態になるからなんです。
なので他人を幸せにすることが、もっと自分の幸福に繋がります。
あなたがダウン症の子供とうまく楽しく生きていこうと思えたのは、家族だけでなく周りのサポートもあると確信できたからだと、思ったからではないですか?
そうであれば、そのためにプライベートの喜びを共有せずに、仕事や育児だけのために時間の大部分をつかってしまっては勿体無いのです。
知識を増やして人生の幸福感を上げる
プライベートの次は、「ダウン症のことを知る」時間を増やすことです。
なぜ不安が大きくなったり、将来の生活の恐怖が出てくるのかと言うと、情報が足りないからです。
人は知らないことがあると、不安が些細なことでも、そのボリュームを最大にして脳は危機を訴えます。生存するために必要なことだからです。
なので、無意識に最大化された不安のボリュームを絞って、下げるためにもダウン症の情報を知っておくことが大切です。
ダウン症のこれまでの歴史や、国の制度、ダウン症の20歳以上の生活などです。
不安を煽る情報があるかもしれません。でもそれを受け入れることで今からどうすれば良いかなとかどんな知り合いが出来ると、想像を超えて良くなりそうかなとクリエイティブになることが出来ます。
1人で考えることが難しい場合は、誰かに相談してください。そのために色々な協会で話を聞いたりやコーチングで解決出来ます。
ながら時間を減らすと心が軽くなる
プライベートや知識を知る時間を犠牲にして、育児家事の一辺倒になる生活はおすすめできません。
今目の前がよくても未来は良くならないからです。
そのために、SNSやテレビ、娯楽など「ながら時間」を減らすことで、その時間を作り出してください。
一時的に無理をするのではなく、出来る範囲から始めてみてください。これまでの習慣となったながら時間を減らすのは始めは大変かもしれません。
でも、理想の未来を想像して、そこにはあなたの家族と周りの人たちのダウン症の子を自立に導く暖かい関係をイメージ出来れば可能です。
今回は、どんどん心が軽くなる、自由な時間をつくる方法について話してきました。
ほんの少しの心整理をするたけでまだまだ心を軽くすることが出来ます。プライベートの充実も知識のことも、想像以上の未来をイメージすることで実現できます。
この考えを是非取り入れてくださいね。