子供のことを知る

抽象度を子供目線まで下げると理想の育児に近づく

子供が何を求めているかよく分からず悩んだことはありませんか?子供の思考は気まぐれで掴みづらいものです。また、障害者のお子さんをお持ちの親は、更に気難しくてもっと深く悩んでいます。

私の次男もダウン症です。彼の気持ちを理解するには彼目線に合わせなければいけませんでした。まずしゃがんで、目線の高さを合わす所から始めてます。

次に、彼の言葉の世界はどこまでの範囲で考えているのかよくよく調べます。すると量や数、感情は人の繋がりの範囲が見えてきます。つまり抽象度を彼に合わせてあげます。子供であったり知的障害などの症状がある方には抽象度を上げます。

すると、子供と世界が繋がり出来ること出来ないことの範囲がおぼろげながら見えてきます。そうすることで次の行動を予測したり出来るようになります。なので、その次の次の未来も知ることが出来ます。

今回は、抽象度を子供目線まで上げると子供の考えが分かるようになる理由について話します。

抽象度を上げる効果

抽象度とは何でしょうか。インターネットで調べればすぐに沢山の検索結果がヒットします。抽象の反対は「具体的」ですと説明されています。具体的な「お寿司」を抽象化すると「食べ物」ですよね。

また、この抽象度を高くすると他人とは違う視点が持てたり、ネガティブな感情もポジティブに変えれるとかいう話もあります。たとえば以下のようなものです。

  • 自分の思い通りの人生が送れる
  • 記憶力が上昇する
  • 影響力のある人間になれる
  • 仕事がうまくいって収入が増える
  • 問題解決力がつく
  • 心が強くなり惑わされなくなる
  • リエイティブな才能を発揮できる

しかし、本当にそうでしょうか。

抽象度を上げるということは、情報を増やすことにもなります。お寿司が食べ物まで広がってしまえば、食べ物に含まれる情報は無限なくらいあります。

子育ての抽象度を上げると、親の人生の役割のひとつかもしれません。人の役割はこれまた無限といっていいほどありますよね。仕事もそうだし、ボランティア、車での送り迎えから、なんでも役割をもたせられます。

確かに広く考えられれば、アイデアも浮かびそうです。

しかし、多くの人はいくら抽象度をあげてください!といっても周りで成功しているひとを見たことがありません。

なぜなら、自分本人では抽象度を上げてもピンとが合わせられないので、何が問題解決してくれるのか分からないのです。

抽象度を下げる効果

必要なのは、本人の思考が世の中の事を、どういったグループ分けをしていてどのレベルで現在抽象化させているのか。

この先どの段階を踏んで広い視点で考えるとスムーズに課題が解決出来るのかを考えてください。

つまり、いきなり、お寿司→食べ物と飛躍してもふーん、、となるのです。

友人との会話で、抽象的過ぎて会話が噛み合わないと思ったことがありませんか?

そうならないためには、抽象度を上げるのではなく、まず具体の方向へ下げてみてください。

お寿司の場合は、ネタとシャリに分解して、ネタは何故魚などが選ばれているのか、シャリはどうしてあの形なのかなど考えてます。

すると、お寿司の歴史背景が深く分かったり、知らなかった意外な一面を見れたりします。

流れとしては、

  1. 物事を分解してみてそのことについて色々知ってみる
  2. その中の共通点を知る
  3. その動きの一定の法則を見つける

自分自身でなくても、相手がいればその人の目線まで抽象度を落として、具体的に分解します。

そして、その世界から共通点を見つけたり、パターンを知ることで本当に必要な情報を見つけることが出来ます。

子供の抽象度を考える

育児に課題があって、改善したいと思います。たとえば、障害者でダウン症の子供の場合、言葉を上手く話せて、きちんと意思疎通がとれた会話ができたら良いなと思います。

会話を抽象的に考えると、たとえば伝達することや通信ともいえるかもしれません。

伝達まで高めると、その手段として、会話だけでなくメールもSNSもあります。

ダウン症の会話の課題について、じゃSNSやメールで解決しようと思っても的外れな答えになるし、他の方法でもなかなかピンと来るものは無いかもしれません。

なぜなら、相手の世界まで目線を落とせていないからです。

子供の会話を良く観察して、どの抽象度の世界にいるのか知ることです。

たとえば、この滑り台高いから気をつけてねと言っても、子供が滑り台を見て、長ーい、大っきい!といっている子は、「高さ」の表現も長ーい、大っきいです。まずは長さと大きさの概念しかないからです。

その子に高さの抽象度がなければ、いくらこちらが教えても成果は出ません。

なのでまず、子供の行動を良く見て、足りない概念の部分を見つけたら、それを理解してもらうように生活の中から高さに関わる共通点を見つけてくることで認知につなげてあげれます。

会話に課題があるのであれば、子供の目線まで落としてください。

私の次男はダウン症ですが、よく「うがぅうがあああ!」と奇声を発していました。私達はそれを止めさせたいと思っていました。

そして、よく観察すると実はYOUTUBEに一瞬でてくる恐竜になりきっていたのです。

抽象度を下げたから彼の気持ちが少しはわかったのです。そして、恐竜も吠えるだけではなく、泣いたり笑ったりするよと動画や絵を通して教えてあげると、ただ奇声を出しまくることはなくなって行きました。

子供と感覚を同じにして理想の未来に進む

多くのメディアが抽象度を上げて考えると良いと言っています。しかしただ単純に抽象化しても意味はありません。

一度自分の問題や、子供の課題も目線を下げて、分解してください。そのものを巡る世界をみてください。

  • これっていつから世の中にあるのだろう
  • この類似品ってあるのかな
  • どういった人が多く使っているものなのかな
  • なんの素材で出来ているのだろう
  • 興味のもとは何かな

具体的に分解することで、共通点が見つかったり、パターンが分かったりします。するとそこから問題解決の方法が浮かんで来ます。

今回は、抽象度を子供目線まで下げると子供の未来が分かる理由について話しました。

子供は大人のように話すことは出来ません。完全に正しいことも出来ません。世の中の認知が足りないからです。特にダウン症の方は知的障害を持った人も多いです。

そうなればなおさら、彼らまで目線を下げてから考え始めることが凄く大切なのです。

そうすることで、子供と最善の未来を選んで行くことが出来ます。

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