ダウン症の子育て

ダウン症が原因で他の兄弟に依存してしまいます

 

私の次男はダウン症です。次男が生まれてからまず考えたのは上のお兄ちゃんの存在でした。差別や偏見を受けるだろう。将来結婚出来るかどうかも心配、、、

自分の中にあったダウン症や障害者のイメージが、凄くネガティブなものが多くてそう思ったのかもしれません。ニュースやインターネットではそういった情報が溢れています。

どうすればよいか色々な人に相談もしました、調べました。子供の将来のためにお金をどうするか、どのような生活になるか想像もつかなかったからです。

過去は変えられないし、変わらない不安な毎日が続きました。それでも、現在、そして少し先の未来を考えて行動していくうちに、必要なのは未来を作るためのマインドセットだと気づきました。

それは、他人依存から自分中心へのマインドセットです。

スピリチュアルや占い、または他人に頼るのではないのです。逆に、自分を肯定し、他人に幸せを与えるようなマインドを持つことが一番ダウン症の子供やその兄弟にとって大切だったのです。

ヒーリングやコンサルティングなど世の中には様々なものがありますが、コーチングの理論が一番しっくり来ました。

今回は、ダウン症の子供がうまれて、兄弟の将来が心配だったけど、私がコーチングを通して頭がスッキリした方法について話していきます。

「運命を分離」して兄弟への将来の依存をストップする

ダウン症の子育ては笑顔も幸せも多いですが、もちろん苦労は多いです。知的部分の発達は健常者の半分以下のペースなので、ダメといっても通じなかったり、行動を切り替えるのに時間がかかります。

また、他の障害者と比べると人への関心が強い傾向があり、よくママママ、パパ!と注意を引こうとします。嬉しいのですが、一日中対応するのは相当の体力が必要だったりします。

家事をやりながらダウン症の育児は専業主婦にとっては特にストレスも多くかかっていることは間違いありません。

年の近い兄弟になると更に苦労は増えます。そんな中ストレスを少しでも減らしたり、何か良い方法はないでしょうか?

それには、「運命の分離」というマインドセットも大切な要素の一つです。

よくアドラー心理学という心理の分野では、課題の分離が大切と言われています。纏めると、本人の意思は他人からは変えられないということです。

まず、この事実を強く認識してみてください。

振られた彼氏にいくらよりを戻そうと努力しても、どうにもならない場合が多いですよね。どうにかしてよりを戻そうと占いに相談にくる人が凄く多いと、占い職業経験のある知り合いに聞きました。

そういった人に必要なのは、課題の分離。

つまり相手の目的と、自分の目的を分けて考えることなのです。彼が自分にその気がなく、もうヨリを戻す事を考えていないのであれば、もう他人を変えられないのです。

そうであれば、自分に出来る最善の行動を取ること考え始める必要があるのです。つまり自分を変える必要があるのです。そのために似たような別の未来を決めます。

すると心も落ち着き、ストレスが軽減されて次のステージに進むことが出来ます。

兄弟も自分も遺伝も分けて考える

これはコーチングの考え方と同じです。つまり、現状が上手くいかないのであれば、もっともっと先の上手くいっている未来を決めてしまってから行動するのです。

ダウン症の子供とその兄弟でも同じです。

親子関係に縛られ過ぎてずっと子供の事を考えていては、精神的に病んでしまうのです。

ダウン症の子は先天性の症状なので、まさしく「運命の分離」が必要なのです。

親がダウン症の子供から出来る・出来ないから離れることで、兄弟にも良い影響を与えることができます。

もちろん子供が小さい頃は寄り添った子育てが必要です。

しかし、ある程度人生が進んでいけば、子供が自立することと、自分は自立することを考えてみてください。自分のやりたいことにチャレンジしてください。

大量の情報からの負担をやめてマインドセットをアップデートする

ダウン症の情報は少ないです。なかなか大人のダウン症の人に合う機会は多くありません。

すると情報ひとつに振り回されることになります。雑誌にはこう書いてあったから~しなければ!とか、口コミをみて共感して、そうだよねと思っても、解決方法が分からずモヤモヤが続きます。

あなたは、不安な情報に流されないでください。

不安になれば不安な情報ばかり気になるようになります。それは、あなたが良い情報をすべて見逃しているからなのです。それよりも良い未来をまず決めてください。

すると自然とあなただけに必要な情報が見つかるようになりますし、必要な人に出会える可能性が高まります。これは脳機能でいうと自分に不要な情報は記憶に入れないというものです。

1日暮せば沢山の情報が耳や目から入ってきます。それらを全て人間は記憶に入れることは出来ないのです、なのであなたに不必要なものは無視するように出来ています。

なので、少し先の理想の家族の未来を想像してみてください。そうなる可能性が高いと決めることです。すると今度は、そのために必要な情報を以外をあなたの脳は捨ててしまうのです。

よく将来の不安で、介護の問題などがあります。これは行政の問題なのであなたが心配しても何も変わりません。そうであれば自分のマインドを変えてみるのです。

将来のことは誰にも分かりません。あなたが、自分で活動しているかもしれません。または、新しいサービスが出てくることも十分にあります。

兄弟ひとりひとりの未来をイメージしてみてください。するとそれぞれにしてあげられる事に気づくかもしれません。

心の抽象度を高めて、兄弟の未来を見に行く

Businessman standing thinking near keyhole door in the wall of the hole at light falls. illustration Vector

それではどのように未来をイメージすると最も効果が出るのでしょうか?

例えば、

  • 家族みんなで海外で生活していて、ボランティア活動もしている
  • ダウン症の次男は自立しても半年もあっていないけど元気だ、スタバでバイトしている。
  • 上のお兄ちゃんは、社会人として働き結婚もした。たまに次男が会いに来ている。

そんな目標を設定するみたいなことは、想像出来なくて難しいと思うかもしれません。

その原因は、内容が愚弟的過ぎるのです。

つまり、抽象度が低くて話が広がらないのです。抽象度とはりんご→果物というあれです。

抽象度が低すぎると良いアイデアが頭に出てきません。

子供のお風呂で問題があるのであれば、お風呂での解決策ばかり探してしまいます。でも、同じ水の問題であれば、スイミングスクールや海水浴などからヒントを得たりすることができます。

意外とそういったスクールの先生がお風呂のトラブルの知識をもっていたりします。

視点を高くすると、違う目線からアプローチができるようになります。

それでも、じゃ、そんな夢のような目標や未来を想像しても意味がないと言うかもしれません。

そうであれば、まず少しだけ上の抽象度にしてみてください。

子供が自立して自由に暮らしているのであれば、

たとえば、子供が「学校の学級委員長になった」とか、「朝ごはんをつくってくれるようになった」と想像できます。すると今、あなたは何をしたら一番子供達のためになるのか、アイデアが浮かぶようになるのです。

それがマインドを変えるということです。

ネガティブとは全く関係のない、子供の人生でもない、あなた自身の人生を生きるためにマインドを変えたほうが良いということなのです。

すると、兄弟が心配!とぐるぐる現状でとどまって悩み続けたりしなくなります。やりたいことが溢れてくるので頭がスッキリします。

今回は、ダウン症の子供がうまれて、兄弟の将来が心配だったけど、私がコーチングを通して頭がスッキリした方法について話しました。

他人を変えることは出来ません。運命の分離を意識して子供の人生と自分の人生を分けて考えてください。

理想の未来を作ることで、ネガティブな思考を消去し、マインドを変えてください。

そして抽象度をあげて未来を想像することで、やりたいことが見えてきます。思ってもいなかった楽しい未来が見えてくるかもしれません。

ぜひコーチングを利用して、理想の未来を見つめてくださいね!

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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