
ダウンの子供は気分屋が多いです。それは、集中が長く続かなかったり、1つの行動パターンから次のパターンに切り替えるのが時間がかかるからです。
ただ笑顔は最高に可愛いので、もっと落ち着いて笑顔がさらに増えればさらに毎日が楽しくなります。自分のやりたいことも、子供のやりたいことも積極的にチャレンジ出来ます。
世間で、多幸感を増やしたりストレスに強くする方法として、オキシトシンが良いと言われていますよね。
オキシトシン物質が体の中で増えると、幸福感が増えるのです。彼氏彼女と触れ合って愛を感じたり、好き趣味を楽しくことでオキシトシンが増えると言われています。
しかし、実は抱き締めたりして誰かに与えるものではく、自分自身で増やすことで効果が高いものなのです。つまり、子供自身がオキシトシンを増やす行動をする必要があるのです。
今回は、オキシトシン効果でダウン症の子供の可愛いを高める方法について話していきます。
オキシトシンは「母乳ホルモン」
幸せを感じるオキシトシン物質とは、一体何者なのでしょうか?
オキシトシンは脳の中にある下垂体という場所からでるホルモン物質です。たとえば、
- 成長ホルモン
- 甲状腺刺激ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
- 性腺刺激ホルモン
- 抗利尿ホルモン
- プロラクチンホルモン
- ★オキシトシンホルモン
があります。そしてこのオキシトシンホルモンは別名「射乳ホルモン」や「母乳ホルモン」呼ばれます。
このホルモンがでると女性の乳腺の筋肉を動かして、母乳をでやすくしてくれます。
つまり、子供に愛情を感じることで子供の育児をスムーズにするという人間の本能的機能です。
ただこのオキシトシンは、女性だけでなく男性にも存在し、影響があることが分かってきました。脳の機能を調べるために様々な実験も行われています。精神や脳の疾患についても効果を検証しています。
自閉症の子供へのコミニュケーション能力向上では、オキシトシン物質を増やすと表情の変化のしにくさが緩和されたとの報告もあります。(文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」)
こういったことから、このオキシトシンを利用して、幸せな気分になる、不安が減る、社交的になる、学習意欲が高まる、心臓の機能を高める、感染予防が出来るなど言われているのです。
[jetpack-related-posts]
オキシトシン効果でダウン症の子の社会性を高める
効果がありそうなオキシトシンですが、では一体いつそのホルモンがでるのでしょうか?
たとえば、友人が精神的な痛みを受けているとします。失恋や嫌がら、仕事で上手くいってない場合などです。大切な友人であればあなたは相手を慰めてストレスを和らげる行動をとると思います。
この時に実はオキシトシンホルモンが活性化されているのです。
こういったその人を助けたり、生活を改善させてあげたりする行動をとることで、オキシトシンが発生し、社会的な貢献を強く記憶するのです。そのために、脳は気持ちよかったり幸福感を感じさせてくれるのです。
つまり、多幸感を感じるためにオキシトシンを出すのではなく、社会的に誰かに貢献する活動をすることでオキシトシンがでるのです。
ということは、期待したいのは自分が多幸感を感じたりすることでは無いのです。親が子供に与えるのではありません。
ダウン症の子供自体で社会性を高めると、オキシトシン効果で嬉しいを感じてもらえます。すると子供に笑顔が増えます。多くのダウン症の子供は心臓に疾患があると言われていますが、その心臓の機能も高めることが出来るかもしれません。
点鼻薬でなく、オキシトシンを大量分泌して可愛いを高める方法
社会性を通してオキシトシンを分泌方法は色々言われています。たとえば、ハグをしてスキンシップをとるとか、心温まる映画を見る、8秒間抱き締めるなどがあります。
しかし、これは親が主体となって子供に働きかけることです。それでは親はどんどん幸せになりますが、子供は置いてきぼりなのです。子供と一緒に嬉しいを高めて、未来の生活をニコニコ楽しくするには、子供自体の行動が必要です。
なので、子供主体の行動を促しましょう。具体的には、幼稚園や小学生くらいの子供であれば、こんな方法があります。すべて子供自身がします。
- 犬の散歩をしてあげる
- 年下の子供を案内してあげる
- 家族みんなのお布団を敷いてあげる
- ご飯のお皿をもっていってあげる
- トイレットペーパーを変えてあげる
- 朝、カーテンをあけてあげる
- 洗濯物を畳んであげる
些細なことでも良いし、いくらでも出来ることはあります。
つまり、子供が誰かの面倒をみるのが良いのです。
子供が自分ひとりでなんとか出来るものはどんどん、教えて上げてください。
実際には親がやる手本を見せてあげて、一緒にやって褒めてあげて、1人でやるように沢山うながしください。
すると誰かのために何かをすることで、オキシトシンが分泌されて嬉しいに繋がります。
子供の笑顔が増えることで親の笑顔も減ります。ストレスが減ることで良い未来に向かってあなたのマインドを変えて行くことが出来ます。
副作用を避けて、オキシトシンを全開にする
今回は、オキシトシン効果でダウン症の子供の可愛いを高める方法について話してきました。
オキシトシンは下垂体という場所からでるホルモン物質でした。
一般的には、幸せホルモンや絆ホルモンと呼ばれていますが、それは自分自身が感じるものであり、相手に与えるものではありませんでした。
ダウン症の子供自身が自発的に誰かの為に良いことをしてあげることで、密かに幸せを感じています。続けることでダウン症の子が得意なパターンに入れてあげたいところです。
子供にオキシトシンを沢山だしてもらうためにも、親は理想の未来をイメージしてください。
本当になりたい家族の姿や子供の未来、自分の目的を決めます。すると、それを実現しようとアイデアに気づくことが多くなります。ダウン症の子供を育てるのは、ハンデがあり大変だと感じています。
なので、理想像を強く持つことでそのハンデを超えることが少しづつ出来るのです。
理想の未来をイメージしながら、オキシトシン効果で子供の可愛いを高めてみてくださいね!