脳は自分にとって重要な情報しかキャッチしません。
そのため、新しい情報が目の前にあってもシャットアウトしてしまいます。
脳がゴールにとって必要な情報を自然に集めるようになるためにも、考えることはとても大事です。
ダウン症の育児について考え続け、脳内でのゴールの重要度を上げることで、脳は情報フィルターをオープンにしてくれます。
ただ、考えるのに慣れていない人は、考えたつもりでも考えていなかったり、そもそも「いったいどうやって考えたらいいの?」と疑問に思うかもしれません。
今回は、ゴールの重要度を上げる「考えるための方法」についてお伝えしますね。
紙に考えたことを全部書いてみよう
考えるときは、自分が考えたことを紙に書き出してみましょう。
考えるのが苦手な人は、ある問題を考えるとき、
「この問題はどうしたらいいのか」
↓
「何か不安になってきた」
↓
「うーん不安だな~」
↓
「やっぱり無理かも」
という風になってしまいがちです。
この状態は考えているのではなく、IQが下がってしまって思考停止している状態です。
この状態では、まったく前に進んでいきません。そこで、考えたことを全部書き出してみます。
不安だと思ったら不安だと書いてみましょう。紙に書いていくことで、自分を客観的に見ることができるようになり、不安な感情はやわらいできますよ。自分の頭のなかもどんどん整理されていきます。
そして、紙に書くことで自分がどのくらい考えているのかが明確になるので、考えたつもりで実は何にも考えてなかった、ということが無くなります。確実に考える時間を増やせるんです。
また紙に書くことで、脳はそのテーマを「重要なことだ」と認識するようになります。
手を動かすことで脳が活性化され、考えたことが強く印象に残るんです。そうすれば脳が自然と解決策を探してくれるようになるでしょう。
考えたことに反論しよう
考えたことに対して反論もしてみましょう。
反論をすることで、自分の「お決まりの思考パターン」から抜け出すことができます。
たとえば、お金が欲しいと思ったときにすぐ「バイトをする」とか「残業をする」ということが思い浮かんでくる人がいたとしましょう。これは考えているのではなくて、「思考停止」「パブロフの犬」のような状態です。
こうしたパターンをいくら繰り返しても、新しい考えは浮かばないので、この反応パターンを抜け出す必要があります。
たとえば、「バイトや残業以外にも方法があるのではないか」「バイトや残業では根本的な解決にならないのでは?」と、反論するのです。
反論することで、脳の頑固な情報フィルターがずれるので、あなたは新しいダウン症の情報をキャッチすることができるようになりますよ!