子育てでは、家族は発する言葉が未来をつくります。つまり世界を支配しているといっても過言ではありません。
私たちは1日3万回、自分自身に対して語りかけていると言われています。
自分自身に対して語りかけることをセルフトークといいます。
このセルフトークがあなたの自我やコンフォートゾーンを作っているのです。
コンフォートゾーンをずらすためにはセルフトークをコントロールすればいいのですが、セルフトークをコントロールする感覚はわかりずらいものです。
なので、セルフトークをコントロールする感覚が大切になってきます。
セルフトークと言っても、言葉で「私は○○だ」と語りかけるほかに、記憶を思い出すことでいろいろな感情が出てくるものもあります。
セルフトークは、無意識に勝手に行われているので、それをコントロールするために、まずは無意識の活動がどんなものか見てみましょう。
試しに、2分間目を閉じて何もしないでいてください。
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いかがですか?多分たくさんの映像、言葉、思考、感情と言ったものが2分間の間に浮かんできたことでしょう。
これが無意識が行っているセルフトークです。
たとえば「私にはムリだ」というセルフトークをしたときにも、実は言葉だけでなく、言葉と一緒にさまざまな記憶が次々に浮かんできます。
では次に、セルフトークをコントロールしてみませんか?
1分間「私はすごい!」と心の中で何回も途切れなく言い続けてください。
そのときに、余分なことを一切頭の中からなくして、「私はすごい!」に集中してみましょう。
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思ったより集中力を使ったはずです。気を抜くと他のことを考えてしまったり、「私はほんとはすごくないのにな」などと言ってしまうかもしれません。
ですが集中力を高めて、「私はすごい!」と思い込んで心の中で唱え続けてみてください。
他の思考が入らないくらい、それに集中するのです。これが、セルフトークをコントロールする感覚です。
この集中モードを覚えておけば、ネガティブなセルフトークが出てきた場合でも、切り替えることができます。
すぐにネガティブなセルフトークをなくして、「私らしくない、私にはできる!ダウン症の子をしっかりと育てられる」という方向に気持ちを持っていけるのです。
自動思考をストップし、ポジティブなセルフトークに切り替える感覚をぜひ覚えてくださいね。
最初はセルフトークに介入する感覚がわからないかもしれません。でもあなたにもすぐにできるようになりますよ。