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自分一人ではダウン症の問題は解決しない

 

子供の問題もよく自分一人だけで何かやりたい、という人がいますが、自分一人でやるとできることが限られてきます。

もちろん、対応方法を考えることはいいことなのですが、いざ実行段階になれば人の手を借りないとできません。

もし、一人でできる範囲のことだけやろうとすれば、自分の可能性を十分発揮することはできないでしょう。

また、物理的に動かなくてはいけないことが増えるので、多くのことをすることはできません。

理想が、高ければ高いほど多くの人が関わることになります。そのため、最初から自分一人でやろうという考えは捨てたほうがいいのです。そうしないと、抽象度が上がっていきません。

 

ここで言いたいのは、抽象度を上げて、世の中のたくさんの人とのつながりを意識してみましょう、ということです。

わたしたちは世界中の人と何らかのつながりがあります。

食べ物だってほとんど外国産です。

今日本の農業を守れと盛んに言われていますが、農業だって中東やその他の国の石油がないとできないのです。

視野を狭くして、自分の国や自分の家族や自分のことだけ考えても、奪い合いでどんどん貧しくなっていきます。

でもみんなで豊かになろうと考えれば、幸福はどんどん増えていくのです。自分も他人も幸せになります。

あなたもぜひ抽象度の高い視点で考えることを習慣にしてください。

そうすれば、たくさんの問題解決ができるようになるのはもちろん、自分が直接関わっていない他人の成功までも、自分の幸福にすることができます。

たとえば、ダウン症の遺伝子の研究をしている人がいて嬉しい、といった具合です。

もっと身近な例でも、スーパーの人が食材を安く集めてくれて嬉しいとか、同僚がバリバリ仕事をしてくれるからたくさんのお客さんにサービスを提供できる、という風に考えていきます。

そうした上でも、自分にしかできないことや、他の人が気づいていないことは必ずあります。

 

抽象度を上げて、他人や世界とのつながりを意識すれば、どんどん豊かで幸福になりますよ!

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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