コーチング

周りの人は偏見が変わることを望んでいない

 

ダウン症の育児をしていると、周りの人の意見を変えたいなと思うことありませんか?

子供に対して嫌な顔をしたり、偏見を持って接してくる方がいると、子供の良いところを教えてあげたくなります。

コレと同じで、多くの方が「家族や友人を変えたい」いいます。

たとえば、家族に目標を持ってほしいとか、友人の思考を変えたいなどです。あなたも身の回りの人を変えたいという問題を抱えているかもしれません。

たしかに、身の回りの人を変えたいという気持ちはわかります。

しかし、身の回りの人を変えようと思わないほうがよいと思います。

なぜならまず、友人や家族が変わることを望んでいないかもしれないからです。だとしたら、相手をどうにかしようとすることは、相手にとってよくないです。単なるおせっかいということになりやめたほうがいいでしょう。

それに本人が自分の現状についてどう考えているのかはわかりません。もしかしたら、満足しているかもしれませんし、何らかの理由があって現在の状況にあるのかもしれません。

あなたが介入することで、相手にとって望んでいない状況になってしまわないとも言えないですよね。

 

コーチングをするのは、強い意志があって、現状を抜け出したい、ゴールを達成したと思っている方だけです。

それは相手の意志を尊重しているからです。

また、もう一つ重要な理由があります。

それは身の回りにばかり目が行っていると抽象度が上がらないために、ゴール設定やゴール達成がうまくできないからです。

あなたがいつも家族や友人など、自分の近しい人のことばかり考えているとしたら、あなたは視野がせまくなっています。現状を最適化しようとしているだけです。

考えてみてください。視野を広げれば、世界中であなたのことを必要としている人がたくさんいるはずですよね。

抽象度が高いゴールであるほど、多くの人があなたを待ちのぞんでいることになります。

もちろん家族や友人をないがしろにしろ、というわけではないです。でも抽象度を上げれば同じ人間ですから、身近にいない人も同じくらい大事なわけです。

論理的に正しいと思うのであれば、その通りになるように抽象度を上げてみましょう。身近な人にとらわれなくなりますよ。

とはいえ、気になる気持ちもわかりますので、具体的に身近な人を変える方法を2つお教えしますね。

 

相手を説得するのをやめる

「最近子供の着替えがはやくなった」と相手の前で言うと、子育てに興味がる人は気になって「どうやってるの?」と聞いてくるでしょう。

こうしたことを意識的にすれば、相手を変えることができます。

他にも「寝る前にビールを飲むと良く眠れるように思ってたけど、実は脳がマヒしているだけで、全然眠れないらしいよ。ビールをやめてウイスキーにしたら、毎朝すっきりだよ。」などと言えば、相手は「ウイスキー飲もうかな」と思うでしょう。

このように相手が抵抗感を感じないように働きかければ、うまくいく可能性が高くなります。

相手がうまく変わるように工夫してみましょう。

 

自分のコンフォートゾーンを変える

これが根本的な解決法です。

相手を変えよう、相手のコンフォートゾーンを上げようとするのではなく、まず自分のコンフォートゾーンを上げるのが先になります。

そうすれば、あなたの行動の全てが高いコンフォートゾーンのものになり、相手は一緒にいるだけでコンフォートゾーンが上がります。

逆に言うと、身近な人、とくに一緒に住んでいるような人はあなたがいくら口で言っても、あなたの行動をつぶさに見ているのであなたのコンフォートゾーン自体が上がらないと働きかけが効きにくいです。

だから、高いゴールを持ってそのゴールにまい進しましょう。

そうすれば、相手のほうからあなたに相談してきたり、「最近変わったね」と声をかけて来きます。

身の回りばかり気にしないで、ゴールのことを気にしていたほうが、結果的に問題は解決するのですね。

説得せずに、ダウン症の子の親として堂々としていたほうが、相手もなんか差別的な感じでもないなと感じ取ることでしょう。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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