子育てでも、苦手なことはすぐに決めない方が良いですよ。
なぜなら、苦手なこと、嫌いなものの方に、自分が知らない大きな可能性があるからです。
好き嫌いを決めるなら、本物を味わった後でいい!
あなたの嫌いなものは、過去に自分が避けてきたものです。
例えば、きゅうりが嫌いな人は、きゅうりを味わうこともないし、きゅうりに関する情報をいろいろ調べたりすることもありません。
きゅうりに色々な種類があって、味も随分違うことも知らないのです。
ここには巨大なスコトーマがあります。
スコトーマは、「心理的な盲点」のことで、自分が見えていない情報のことです。
自分が嫌いなことでも、他人のとっては好きなことです。
きゅうりなら、それが好きで楽しんだり農業をしたりしているたくさんの人がいます。
それらがほとんど見えなくなってしまっているのです。
子育ての世界は、スコトーマの中、つまり自分が今見えていないことの中にあります。だから、スコトーマはどんどん外していく方がいいのです。
嫌いなものでも、そこにスコトーマがあると思って、排除してしまわない方が可能性が広がります。
私がオススメするのは、「好き嫌いを決めるのは、本物を味わってから」
という考え方です。というのも、本物を味わうことで、嫌いなものが好きになることがあるからです。また、嫌いになった理由が、あまり良くないものを経験したためであることが多いからです。
たとえば、私は昔、ビールが嫌いでした。炭酸は好きだけどただ苦いだけだと思っていたのですね。しかし、みんながいう喉ごしがいいという感覚がわからなかったので、それを意識して飲んでいるとなんかだ気分爽快になるようになりました。
一度なれてしまうと、ビールも好きになり、その流れでワインの特徴は?と試してみて、ワインもすっかりハマってしまいました。
こんな風に、嫌いなのは、良いものを知らなかっただけいうことがあります。
本当に良いものは、スコトーマを外して、コンフォートゾーンを変える力があるのです。
だから、今嫌いなものがあったら、
「ただ知らないだけなんじゃないか?」
「本物を経験してないからじゃないか?」
と考えて、判断を保留してみてください。
そして、本物に触れる機会を作ってみてください。
そうすることで、新しい子育ての魅力が見つかることがあるかもしれませんよ!