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本当なのか?と問いかけると子育てが変わる!スコトーマを消滅させる方法

 

子育ての情報がいつも正しいとは限りません。目にしているものを疑ってみることもダウン症の子育てには大切な対処法になります。

なぜ正しいかそうでないかが分からないかというと、スコトーマというものがあるからです。スコトーマとは心理的盲点のことです。これがあると大切な情報に気づくことができないので、正しい判断までたどり着けないのですね。

では、このスコトーマを外すにはどうしたらいいでしょうか?外し方を知れば新しい情報が自然に入ってきます。

問題や悩みを解決したり、願望を叶えるためには、スコトーマを外せるようになることが大切です。

 

スコトーマを外すのに有効な方法

ではどうしたらスコトーマを外すことができるでしょうか?

スコトーマを外すには、今自分が認識している世界や価値観などが全てだ、という考えを揺らがせていく必要があります。

 

本当か?と問い続けよう

何事も、そのままにしないで、「本当か?」と疑問を持つことで、スコトーマに気づいて、外すことができます。

例えば、自己評価に対して「本当か?」を向けてみてください。

「私はスポーツが苦手だ」という信念があったら、「本当にスポーツが苦手なのか?ただ経験がないだけなのでは?」と疑問を持ったり、「自分が得意なものがあるのではないか?」というふうに疑問を投げかけます。

ダウン症の家族は本当に不幸なのかと一度問うてみてください。

また、人から言われたことにも、疑問を持ってみます。

「あなたはこんな子育てをした方がいい」と言われた時、「本当にその子育てがいいのか?他に楽しいことがあるのでは?」と考えてみます。

もちろん、「これが幸せだ」というようなことにも、疑問を持つと良いでしょう。例えば、「誰かがそう言ったら、これが幸せだと思っているのではないか?」と考えてみるのです。

このようにすることで、自分が認識している固定的な世界が揺らぎ、それ以外の可能性に心を開くことができるのです。

権威を疑ってみよう

私たちは、地位や権威がある人が言ったり、本などの印刷物に書いてあることなどは、そのまま「正しい」と受け取ってしまいがちです。

「○○さんが言ったから正しい」
「○○出版の本だから間違いはない」
「ナントカ新聞が言っていた」

という風に、権威があるものに対して、人は思考停止になってしまうことがよくあります。

しかし、こうした人や、出版物などが、いつも正しいわけではありません。

新聞にしても度々誤報や捏造が発覚しますし、とんでもなく権威のある学者が、単純な間違いをしていることもあります。

これらを盲目的に信じているだけでは、メディアや、権威が作っている枠の中から出ることができません。だから、権威や正しいとされていることにも、疑問を向けてみることが、スコトーマを外す上で大切です。

かのアインシュタインも、量子力学を否定していたくらいです。アインシュタインと言えば、科学の世界で、これ以上ないというくらいの権威ですよね。

○○さんが言ったから間違いないと思っても、○○さんが間違っていたら、自分も誤解を持ってしまうのです。

科学を疑ってみよう

また、科学的根拠があると主張しているものでも

「本当か?」

と考えてみてください。

そうすると、その根拠について検証してみることができます。もしかしたら、10人に実験しただけだったり、実験方法が間違えていたり、信頼性の低いデータかもしれません。

もちろんそのデータが悪いわけではありません。大まかな傾向がわかるので、それを否定するわけではないです。

また、古いデータも疑ってみれば、実験の詳細や、主張する人の意図、など背景情報もみることができます。この方が有益な情報になります。

科学は、常に正しいと思われたり、「科学で説明できないものなどない」というスピリチュアルとは正反対の人もいます。しかし、どんなに賢い人たちが作った科学であっても、完全ではありません。

科学では説明できないことは山ほど存在するし、多くは利益のために情報を曲げていることにも気づくことが出来るはずです。

1950年代まで、大脳を他の部分をつなぐ神経を切り取る「ロボトミー」という手術が行われていました。ロボトミーの功績によってノーベル賞まで受賞したのです。

しかし、ロボトミーを受けた患者たちは、人格が変わる重大な後遺症を負ってしまったのです。今となっては、ありえない、と思うことでも、当時の人たちにはそれがわからなかったのです。

今私たちが科学だと信じているものも、100年後の未来からしたら、「おかしい」と、言われることがたくさんあるでしょう。ダウン症の出生前診断もなにか当てはまるのではないかと個人的には思っています。

 

科学は間違っている前提で見る

ある有名な科学者が、自分は絶対間違っているという前提で研究をしている、と言っていました。科学は万能でも完全でもありません。もちろん、有益なものもありますが、科学には限界があることを頭に入れて、疑いを持ちながら接することが大切です。

まずは、「本当か?」と批判的に考えれば良いと思います。それで、どのくらい信頼できる情報なのかを、自分なりに検証してみると良いでしょう。ちょっと意識するだけでも、思考停止にならずに済みます。

 

自立を成功した子供の親になりきる

スコトーマは今までと同じ自分でいては外すことができません。そこで、他人になりきってみることで、他人の視点から世界を見ることができるようになります。

あなたが尊敬している人や、ほとんど接点がないジャンルの人など、いろいろな人を観察して見て、なりきって見てください。

モノマネをするような感覚です。

その人がどんなことを考えているのか、思考パターンを真似ましょう。自立したダウン症の子がいる場合は、その親がどのように子育てしてきてか知ることは我々にとって大切なことです。

 

思考停止をやめてスコトーマを外そう

自己評価、メディアや権威、科学を疑うことをお伝えしてきました。

これらに気をつけることで、ものごとを鵜呑みにせず、その外側を見ることができるようになります。

自分の頭で考えないことを、「思考停止」と言いますが、思考停止すれば誰かが作ったスコトーマの内側しか認識することができません。

ゴールの世界は、今認識ている現状の、外側にあります。思考停止せず、疑いを持ってみることで、ゴールを発見したり、子供との未来の世界のリアリティを高める何かに出会えるようになるでしょう。

これからも、スコトーマを外すために

「本当か?」

と問い続けてみてくださいね。

 

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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