脳科学

ホメオタシスとダウン症の関係性とは?

 

現状を維持しようとする脳の機能の事をホメオスタシスと言います。このホメオスタシスがあるためにダウン症育児で、なかなか現状を変えることが出来ません。

 

ホメオタシスとは?

ホメオスタシスは現状維持機能のことです。

私たちの体温はだいたい36〜37度くらいの間に保たれています。体温にもホメオスタシスが働いています。

寒くなれば、体温を下げないためにブルブルと震えるし、暑くなると汗を流したり体の動きを鈍くしたりして、体温を下げようとします。

このように一定の幅の中で、同じ状態をキープしようとするのがホメオスタシスの働きです。

実は、これと同じことが、心の中でも働いています。

例えば、初対面の人に会うときは、心臓の鼓動が早くなってドキドキし、体の筋肉も緊張して硬くなります。

いつも会っている家族や友達と接してもこうはなりませんが、普段と違うことをすると、こうした反応が起きて、そこから逃げようとするのです。

あるいは、新しいこと始めようとしても、すぐにやめてしまうことがあります。

もちろん面白くなかったという理由もあると思いますが、ホメオスタシスの範囲の外に出ようとすると、引き戻されて、元の状態に戻ってしまうのですね。

 

脳の機能の正しい使い方とは?

ここまでお話すると、「ホメオスタシスって、子育ての邪魔する悪者なんじゃないか?」という印象を持たれるかもしれません。

なにしろ、自分が変わろうとすると引き戻そうとする勢力ですからね。

しかし、必ずしもそういうわけではないのです。

コーチングで夢やゴールを達成するためには、このホメオスタシスと上手に付き合って、正しく利用することが必要です。

ホメオスタシスは非常に強力なので、敵に回すと厄介になりますが、味方にするとこれほど育児にも頼もしいものはありません。

ホメオスタシスについては、「ホメオスタシスを壊す」とか「ホメオスタシスを機能させなくする」というようなことが言われることがあります。

しかしこれは大きな間違いです。本当のところは、「ホメオスタシスが働く方向を変えること」なのです。

具体的にどうしたらいいのでしょうか?

 

子育ての問題解決するホメオスタシス脳科学

繰り返してホメオスタシスを変える

どうしたら新しい自分になる事が出来るのかというと、そのひとつの方法は繰り返しやることです。

繰り返しやって慣れてしまう事でホメオスタシスが新しい自分の方に働くようになります。

例えば私は、海外生活を2年程度しました。1年目とかはかなり緊張していたんですよ。そして不安も結構ありました。ただ、2年目はもうほとんどそういうのがありませんでした。

当たり前っていう感じで。

なぜこうなったのかというと、繰り返しやって慣れたからなんです。

脳は、繰り返しあることを経験すると、だんだんと慣れていきます。その状況が当たり前になり、好きになりさえするのです。

人と仲良くなったり、好きになってもらうのに有効な方法をご存知ですか?それは、単純に会う回数を多くすることなのです。

そうすると、相手はだんだんそれが当たり前になってきて、仲良くなったり好きになったりするようになります。

慣れてしまえば、もうその状態に対してホメオスタシスが働くようになります。

毎日歯磨きをしていると、歯磨きしないと気持ちが悪くなるのと同じことです。

皆さんも私と同じように新しい自分の行動とか新しい自分の環境っていうのに繰り返し触れる事で慣れていってみてください。そうするとそれがもう当たり前の状況になっていきます。

最初はですねちょっと緊張したりするかもしれないんですが、必ず慣れますのでそこは安心して取り組んでみてくださいね。

イメージトレーニングを利用しよう

ホメオスタシスを動かすには、イメージの力を使うことも有効です。

何度も実際に体験するのは大変だという人でも、イメージなら手軽にすることができます。

イメージも、実際に体験する方法と同じように、何度も繰り返して当たり前にしていきます。

スポーツ選手のイメージトレーニングでは、競技の場面を何度もイメージします。

それによって、本番でリラックスできるようになったり、イメージ通りのパフォーマンスを出せるようになるのです。

体操の内村航平選手がイメージトレーニングをしていることで有名です。

 

自分のこととしてイメージする

イメージする際は、自分が外から第三者として見ているのではなくて、自分が本当に体験しているようにイメージしましょう。

そうすることにより、より効果を高くすることができます。

体操の内村航平選手がしているイメージトレーニングは、自分が本当に技をやっているようにイメージするものです。

1人称イメージと言います。それに対して、第三者の視点からイメージすることを3人称イメージと言います。

外から自分を見るようにイメージするより、1人称イメージの方が効果が高くなります。

3人称イメージでは、筋肉を動かす脳の部位が活動しませんが、1人称イメージでは活動します。内村選手はイメージをすることで、やったことがない技ができるようになったそうです。

このように、自分が実際体験しているようにイメージすることが、イメージトレーニングの中でも重要なことです。

 

五感を活用する

1人称イメージを作るにはどうしたらいいでしょうか。

それには五感を意識することが必要です。スポーツなら体の感覚が特に重要でしょう。

自分がイメージで体験している場面の、視覚だけではなく、匂い、音、味、体感覚がどんなものかを付け加えると、よりリアルになります。

そうすることで、あたかも自分が体験しているかのように感じることができるのです。

もちろん、練習すればもっとイメージが上手になるでしょうし、今1人称でできないという人も、練習すればできるようになるはずです。

多分ほとんどの人が、夢の中では1人称イメージを見ていると思いますので、できないということはありませんよ。

 

イメージと体験を組み合わせる

そして、イメージトレーニングだけではなくて、実際に体験するということも両方同時並行でやっていけば、より早く新しい状態に慣れることができます。

スポーツなら、体を動かす練習と、イメージトレーニングを両方するということです。コーチングのジャンルでもインナーゲームというものがあります。これは、良いイメージと体験を頭の中で整理する方法です。これでテニスの試合に勝てたというのはよく聞く話だし、私の息子のトレーニングにも取り入れています。

そして、両方やっている人の方が当然ながら上達は早くなります。

ゴールや夢に必要なことを、イメージや体験を繰り返して当たり前の状態にしていきましょう。

そうすることでホメオスタシスは、新しい自分に対して働くようになります。

例えば、子育てで成功している自分が当たり前になれば、成功していない自分はおかしいので、ホメオスタシスが強い力で成功するように働きます。

 

まとめ

夢やゴールにふさわしい、新しい自分になるためにはホメオスタシスを味方につけることが大切です。

ホメオスタシスは、変化を引き戻す働きがあります。そのため、新しいことができなかったり、すぐにやめてしまうということが起こります。

しかしホメオスタシスは悪者ではありません。

ホメオスタシスの力を利用するには、新しい状況の方が当たり前という状態にすればいいのです。

そのためには、何度も経験して慣れること、そしてイメージトレーニングを繰り返すことが必要です。

脳は繰り返すことによって新しい状況になれ、それが好きにさえなります。

イメージをする時には、第三者から自分を見る3人称イメージではなく、自分が実際に体験しているようにイメージする1人称イメージがより効果的です。

そして、イメージと体験を両方組み合わせることが、より早く変化していくことができます。

新しい自分ホメオスタシスが働くようになれば、ホメオスタシスはあなたの理想の子育ての実現の強力な味方になるでしょう。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子をもつ家族の方へ、コーチングを提供して自立の悩みの解決、理想の目標の達成のためのお手伝いをしています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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