あなたの脳はすべての情報を見ているわけではなく、自分にとって重要なものしか見ていません。
それ以外の情報はシャットアウトしているのです。
その中にはダウン症の子の発語や、運動能力、自立といった課題を解決できるものもあるはずです。
では、スコトーマを外すにはどうしたらいいでしょうか。それには、脳の重要性を変えて、脳の情報フィルターをずらしてあげればいいのです。
脳の重要性を変えるとはどういうことでしょうか。
実際に脳の重要性を変えるワークを行って体感してみませんか?
脳の重要性を変えるワーク
- 自分が重要だと思っていることトップ10を書き出す
- それをひとつひとつ否定する
自分が重要だと思っていることというのは、たとえば「会社に行くこと」「家族でご飯を食べること」「親孝行すること」「友達とSNSの時間」のように、自分にとって大事なものです。
自分がトップ10に重要だと思っていることを書き出していきましょう。
もしよくわからない場合は、自分が頻繁に、あるいは長い時間行っていることや、考えていることを書き出してみてください。
次に10個の重要なことひとつひとつに対して、それが重要じゃない理由を書いていきます。
自分が重要だと思っていることを否定するのです。
たとえば、「親を大事にするのは、親にとっては余計なお世話かもしれない」「会社で仕事をこなす人生でいいのだろうか」「子供につきっきりで人生楽しいのか」というふうに書いていきましょう。
こうすることで、自分が重要だと思っていたものが揺らぎます。
放っておけば、今まで重要だったものしか見えませんが、重要性を揺らがせることで、重要なものの順位が変わったり、新しい重要なものが見つかるかもしれません。
このワークは心の抵抗があってちょっとやるのが大変かもしれません。
自分の重要だと思っていることを否定する、というのは、自分のコンフォートゾーンから大きく外れるということですから、不快になる可能性はあります。
でもそれでいいんです。
脳の重要性が変われば、脳は新しい情報をキャッチするようになります。その中から、自分が今まで気づかなかったやりたいことやゴールが見つかります。
子育ての方法も変わるかもしれません。
このワークは、自分を脱洗脳するワークでもあります。
今まで疑いもしなかった思い込みを外していくのです。思い込みが強いものほど、心の抵抗が大きいかもしれませんが、それを否定することは、自分が大きく変わるチャンスでもあります。
ダウン症は悪いとか、遺伝子が良くないとか、将来は最悪とか思い込みを避けるにはうってつけの方法です。
私自身もよく、自分が重要だと思っていることに対して、本当にそれでいいのかと考えています。
これをすると考え方を大きく変えることもできますし、見えなかったものが見えてくるようになります。
自分の考えを否定することで、今より一つ上の視点を手に入れることができるんです。ぜひこのワークを集中してやってみて、ダウン症のことは重要ではないと思えるようになれるといいですね!