脳科学

恐怖を最大化させるメリットとは?

 

障害がある子を育てていて、恐怖感を感じて逃げ出したくなってしまう。そんなときはどうしたらいいでしょうか?

その問題は、「恐怖感を最大にしてみる」ことで解決します。

例えば借金がある人がいます。お金が無くなると、人はたいていパニックになってIQが下がってしまっています。

恐怖感を感じると、人間は「ファイトオアフライト(闘争か逃走か)」という状態になるからです。この状態では、解決できるものも解決できせん。

ダウン症の子育ても将来が不安でしかたなくなるとこのファイトオアフライト状態になることがあります。

この状態が起きないように、恐怖感を感じてもそれに対処できるようになることが必要です。

そのために必要なのが、「恐怖感を最大にする」ことなのです。言い換えれば、最悪の状態をシュミレーションしてみるということです。

 

人間は、未知のものに恐怖を感じます。

だから、未知の部分を無くすことで、恐怖感を無くすことができます。

たとえば、「お金がなくなったらどうなるのか」ということを想像してみます。すると「借金を返さなくても、破産してしまえば何の問題もない」ことに気が付くでしょう。

ただみんな「破産」という言葉に恐怖感を感じていますから、今度は「破産したらどうなるのか」をシュミレーションしてみます。

すると、破産しても、ほとんど不自由なく生活できることがわかるでしょう。むしろ、借金を負うより、破産したほうがいいと思う人も多いはずです。

また、「お金がなくなったらどうしよう」というケースを考えてみましょう。これは、多くの人が抱えている漠然とした恐怖ですよね。

もしお金がなくなったらどうしますか?私なら何かしらの方法でお金を稼ぐと思います。あるいは、友達の家や実家に逃げ込むでしょう。

それもできない場合は、生活保護があります。

こういうと、「そうは言っても生活保護はいかがなものか・・・・・・」という人もいるので、生活保護についても考えてみましょう。

生活保護を受けた時に最悪の場合ってなんでしょうか?「近所の人に噂される」くらいです。

 

このように、自分が抱えている恐怖感を一つ一つ解消していくと、ほとんどの問題はたいしたことではないと気づくはずです。

障害がある子の将来を考えると恐怖を感じる時もあります。しかし、その恐怖感を解消していくことが大切です。状況は家族によって違うのでそれぞれ何が怖いのかまず考えてみてくださいね。

お金持ちの家とそうでない人では、恐怖の観点が違うと思うのです。

そして、ゴール設定をしたときに恐怖感が生まれてきたら、むしろいいことです。

恐怖から逃げるのではなく、恐怖を最大化することによって、恐怖を解消してみてください!恐怖を解消できれば、自由な人生になるマインドを手に入れることが可能です!!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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