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子供が自立している姿を確信する方法

 

「子供の未来の成功を確信しよう」とどこかの本で書かれていたり、聞いたりしたことはありませんか?

確かに未来で成功すると思っていてもいいのですが、これだけではゴールを達成できないかもしれません。

なぜなら、「将来に成功する」ということは、「現状の自分は変わらなくてもいい」ということだと脳が認識してしまからです。

子供は変わっていっても、自分はそのままでいいとすると、それは上手くいかない典型的なパターンです。

 

すると、目標にに向かおうとする気力もなくなってしまい、結局何も変わらなかった、となってしまいます。

では、ゴールを強力なモチベーションで達成していくためには、どうしたらいいでしょうか?それには、ちゃんと科学的な方法がありますよ!

 

いつも最終的には「がむしゃらになれ」とか「努力しよう」とかいう話になるので科学的ではないですよね。

この方法を練習すれば、一気に目標の達成力がUPできます。

もう変な精神論に惑わされなくても大丈夫。単純ですが、とても大事なことなのでしっかり覚えて子育てに利用していきましょうね!

 

ゴール達成のための科学的なイメージ法とは?

  1. ゴールを達成したときの自分をリアルにイメージする
  2. ゴールに過去の情動体験をくっつける
  3. ゴールが「今」達成していると思う

この3つは同時に行います。順番に解説していきますね。

 

1 ゴールを達成したときの自分をリアルにイメージする

ゴールは現状の自分を大きく変えないといけないような高いゴールである必要があります。しかし、それだとイメージしづらいですよね。

たとえば、「世界から障害者のお金が心配ない仕組みを作る」というゴールがあっても、その世界をリアルにイメージすることは難しいことです。

そこで、「ゴールを達成したときの自分」をイメージします。たとえば、「その仕組を作った功績を認められて、なんとか賞を受賞し、授賞式でスピーチしている自分」などをイメージします。

このとき、必ず「自分がどうしているか」をイメージしてくださいね!

外からみた映像のようにイメージしても、効果はありません。コツは、五感を一つ一つイメージすることです。具体的には、

  • 視覚
  • 聴覚
  • 味覚
  • 嗅覚
  • 触覚

のイメージを作っていきます。

たとえば、演台からみた会場の様子、観衆のざわめき、会場の匂い、マイクの手触り、置いてある水の味など、リアルに作り込んでみてください。

 

2 ゴールに過去の情動体験をくっつける

ゴールのリアリティを上げるために、過去の記憶を利用します。

脳が自然にそこに向かいたいと思うような、過去に実際に経験したプラスの情動を結びつけるのです。※情動は感情と同じようなものだと思ってくださいね。具体的には、

  • 嬉しい
  • 楽しい
  • 気持ちいい
  • すがすがしい
  • 誇らしい

という情動体験を思い出します。はじめは5つやらなくても、どれか1つの情動でかまいません。

 

ためしに一緒にやってみましょう!

人生の中で嬉しかった経験を思い出してください。

そのときに感じた情動までリアルに再現してみます。「初めて彼氏、彼女ができたとき」「高校の合格通知が来たとき」のことなどをすごく嬉しいと思った記憶を引っ張り出してみましょう。

何となく思い浮かべるだけではなくて、「嬉しいな!」と本当に思えるようにイメージしてくださいね。

最初はなかなか難しいですが、慣れてくるとだんだんできるようになってきますよ!

練習するときは、まずは1つ得意な情動を選んで、それに絞って練習していくといいです。

最初から全部やろうと思うと大変、、、、汗

その嬉しい感覚を覚えておいて、ゴールを達成したときのイメージと重ねてください。「授賞式でスピーチしていてとても気持ちいい!」という風に、情動とイメージを結びつけていきましょう!

 

・ゴールが「今」達成していると思う

ゴールは未来に達成している、ではなく「今まさに達成している」と思ってください。

そうすることで、脳のコンフォートゾーンが変わります。

「今達成しているはずなのに、そうなってない、おかしいぞ」と脳が思って、自動的に達成するように働くのです。

 

以上のように、「子供とゴールを達成した自分を、五感と情動を使って、今まさにそうであるかのようにイメージする」のが科学的に効果の高いイメージ法なのですね。

イメージを繰り返すほど、脳が新しいコンフォートゾーンを覚えていきます。

ぜひ実践してみてください。

とっつきにくいかもしれませんが、車の運転と同じで、練習すれば短期間でできるようになりますよ。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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