子育てを乗り切るために、色々なことを調べることが大切です。
子育てには子供にこうなってほしいという目標などがある方もいます。しかし、目標なんてないし、とくにやりたいことが見つからないという原因の一つに、知識量が足りないことがあります。
知識量が足りないと、なぜやりたいことが見つからないのでしょうか?
それは「スコトーマの原理」が働くからです。
スコトーマの原理とは「脳は重要じゃないものを認識することができない」ということです。
たとえばお昼ごはんにラーメンを食べたいと思っている人には、パスタ屋が見えません。
なぜなら、ラーメンを食べたい人はラーメン屋が重要なのであって、パスタ屋の重要度が低いからです。
知らないことの重要度は「ゼロ」です。
そのため、スコトーマに隠れて認識することができません。
ではどうすればいいかというと、知識量を増やすことでこの問題を解決できます。
知らないことの重要度がゼロなら、知ればいいのです。
知識量を増やしていくことで、見えるものが多くなり、やりたいことも見つかります。
今回はこの知識量を増やすためのワークをお教えしましょう!
それは、「自宅の中にあるものを調べ上げる」ことです。
自宅にいるときに、家の中をぐるっと見渡してみてください。
いろいろなものがあると思いますが、それらについての知識をどのくらい持っているでしょうか?ほとんど知らないものがたくさんあるはずです。
そうだとしたら、自宅にあるもの背景にある情報はスコトーマに隠れていることになります。
スコトーマを実感していただけましたか?
ではまず何か一つを対象に選んでください。
そしてそれについていろいろと想像してみてください。たとえば鉛筆だったら、どこで製造しているかとか、鉛筆の成分は何だろうとか、誰が開発したのだろう、と正解不正解は気にせず背景について想像を巡らします。
そして次に、インターネットを使って対象のものについて調べてみましょう。
パソコンでも良いですし、ゴロゴロしながらスマホやタブレットで調べてもいいですね。あとは、調べた知識からさらに派生して、どんどん検索を進めてください。膨大な情報のネットワークがあることに気づくでしょう。
こんな感じで、家の中にあるものについて調べてみましょう。
- 食べ物の添加物の量
- テレビの仕組み
- 住んでいる管理組合の組織の構造
- 家の建材や壁紙などの断熱の違いは
- 植物はなぜ人の声に反応するのか
家の中を見渡すと調べられるものがたくさんありませんか?
身近にあったのに、ほとんど知らないものもあるでしょう。そういうものを見るときには、そこにある物を表面的にしか見えていないということです。
ダウン症の子のことも表面からしか見えていない可能性もあります。
このように背景の情報ネットワークを頭の中に作っていくと、物が立体的に見えるようになってきます。
意識しなくても常にそうなので、世界の見え方がかなり変わるはずです。このワークをやっていくことで、一気にスコトーマがはずれ、自分の興味ある分野や、ビジネスのネタなどが次々と目に入ってくるでしょう。
調べ方は、ネット検索でよいと思いますし、さらに気になったら本などを買ってもよいです。
身近にあるものを調べていくだけで、大きくスコトーマを外すことができます。
身近にあるからといって軽視してしまいそうですが、そこにはあらゆる抽象度の知識が隠れているのです。ぜひこのワークを使って子供のことを観察してみてください。
まだ、この世にどこにもない、あなたオリジナルの子育て方法が見つかるかもしれません。