脳科学

光と影の法則を理解して子育てを楽にする

 

光があると影がある、という感じで、良いことがあると、同じだけ悪いことが起こると言われることがあります。

ダウン症の子が生まれたのは悪いことでしょうか?良いことでしょうか?光と影の法則からいうとどうなるでしょうか?

うまくいった人は、後で必ずしっぺ返しがあるということです。一見もっともらしい説です。お金持ちは不幸になるとか、悪い事をしていると考えている人がいます。テレビなどでは、喜んでそういう考えを広めています。これも光と影です。

しかし、そうしたマインドを持っていると、子育てはうまくいきません。

光と影のこの法則は、実は間違っているのです。

人生においても、こうした考えを取らない方が良いです。なぜなら、良いことがあったら、必ず悪いことが起こるなら、良いことは控え目にしたいと無意識で思ってしまうからです。

子育てもうまくいきすぎると良くない、ということで、自分が「まあこれくらいだろう」という範囲から出ることができません。

 

良いことは増幅していきます

本当のところはどうかというと、良いことがあるとどんどん良いことがある、という循環があります。

たとえば、お金の例でいうと

お金が増えていったら、それがさらにお金を呼んできます。お金ができると、時間や気持ちに余裕ができるので、生活も安定していきます。余ったお金で時間を買ったり、自己投資で大きくすることができるので、またうまくいきます。

そうしてお金もちは、もっとお金もちになります。

以前、ピケティという人が、資産運用の利益は、常に、労働の利益より大きいという理論を発表して話題になりました。資産家と、労働者の格差はどんどん広がっていくということです。

これが世の中の事実なので、やはりお金があるとどんどんお金が増えていきます。お金が光だとしたら、光は増える一方なのです。

子育ても、ひとつ上手くいくと余裕ができるので、次のステップに繋がるのですね。

こんなふうに、良いことは増幅します。

 

大切なのは、光が増幅しても、影は増幅しないということ

またお金の例ですが、

お金持ちが不幸になるとか、悪いことをしている、というような考え方は、すごく狭い考え方です。宇宙は広いのに、自分が見える範囲のことしか考えないと、そういう考えになってしまいます。

お金持ちになると不幸になる、というわけではありません。お金持ちが不幸になる、というのは、労働者向けのガス抜きのようなものです。お金持ちで転落したり、不運が起こることもあります。そういうことがあると、喜んで貧乏マインドの人が飛びつきます。

そして、やっぱり良いことがあると、悪いことが起こるとか、光と影というふうに安心し、自分は今のままでいようと思ってしまいます。今のままでいたいので、そう考えるとも言えます。

では、ダウン症の親が不幸かというと、そんなことはありません。もしそう思うなら、育児放棄しますが、ほとんどの人はそんなことはしません。

逆も同じです。光と影の法則が本当なら、悪いことが起こったら良いことが起こるはずです。それならば、悪いことをどんどん起こせば良いのですが、誰もしようとは思いません。

他人のうまくいっている人を見てどうこう言うのは、狭い範囲で比較しているに過ぎないのですね。

 

「光と影」と決めているのは人間の勝手

そもそも、幸せや不幸、光と影、と決めているのは、人間の勝手です。

良いものだと思えば、子育ても少しづつ進むし、ありがたいという気持ちになるでしょう。悪いものだと思ったら、現実が怖くなって、正しい子育てにはなりません。

また光は良いもので、影は悪いものと決めているのは自分の心です。真夏に木陰があったら、涼しくていいでしょう。影は良いものだと言えます。せっかくなら、光も影も良いものだと考えていた方がいいです。

人は、自分が思っているように世界を捉えてしまいます。光と影の法則を信じていると、脳は良いことがあると、悪いことを探し出してしまいます。

引き寄せの法則、ということもできますが、そういうマインドを持っていると、本当にそれにあった現実を自分で作ってしまうのです。うまくいった分だけ、悪いことを探す、そのマインドがすでに不幸なのですね。

 

光と影の法則は、ホメオスタシスの問題

光と影の法則は、実は、ホメオスタシスの性質なのです。

ホメオスタシスは、自分が居心地がいい範囲であるコンフォートゾーンに留まろうという心の働きです。

テストでいつも50点か取れない人が、いきなり100点を取っても、ホメオスタシスが働いて、次のテストは30点を取ります。そうやって、コンフォートゾーンに合わせようとするのです。

貧乏人から見たら、お金持ちはコンフォートゾーンではありません。そうすると、ホメオスタシスが働いて、お金持ちが悪いことにして安心しようとするのです。

うまくいっているのが普通の人は、光とか影とか考えません。普通の日常だな、と思うでしょう。日本人が世界ではお金持ちという話をしましたが、日本人にとっては日常なので誰も気づきません。光とも影とも思わないのです。

光と影の法則の正体は、こうしたホメオスタシスのことです。コンフォートゾーンを高くしていけば、子供の大きな成長につながったり、当たり前に生活が安定する、ということが起こります。

私はコーチングで、マインドセットを整えて、ブレーキを外して、コンフォートゾーンを上げていきます。

コンフォートゾーンが上がると、そこに行きたい、というホメオスタシスが働いて、人生にワクワクしたり、やる気が出てきます。

光と影の法則を気にしなくて良いです

人間は、一人がいくら頑張ったとしても、地球の空気を汚すこともできません。それくらい地球は大きいのです。さらに宇宙はもっと大きいです。

ホメオスタシスが正体である「光と影の法則」は、小さな人間が勝手に考えていることに過ぎません。

光と影という、宇宙の法則はあるかもしれませんが、なぜそれが人間の見える範囲で起こると言えるのでしょうか。

時間も空間も、無限のようにあります。何年という単位で、ほんの身の回りで完結する、と考える方がおかしいのですね。

子育てをやる上では、そんなことは考えなくていいです。それはブレーキになってしまいます。それよりも、子育ての法則やマインドセットを身につけて、自分を高めることをがんばりましょう。それが子供の成長や自立などに必ず繋がっていくと信じています。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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