マインドセット

迷惑で悪いという気持ちを減らすエフィカシーの考え方とは?

 

ダウン症の子を持つ親は、迷惑をかけてしまうという気持ちがある人もいます。

それを強く思うのは、自己評価が低い状態にあるために感じる気持ちです。

コーチングでは、ゴールを達成する能力の自己評価のことをエフィカシーと言います。このエフィカシーが上がると、現実が変わっていきます。迷惑かな?という気持ちよりも相手の幸せにフォーカス出来るようになります。

エフィカシーを上げるには、マインドセットが大切ですが、今回は、重要なエフィカシーを上げるために有効なマインドについてお話します。

このマインドを身につけることで、エフィカシーが下がるのを防ぎ、上げていくことができますよ!

 

絶対に悪いことは存在しない

世の中に絶対はありません。

絶対に正しいとか、絶対に悪い、というものもないのです。エフィカシーを上げるためにはそのことを認識しましょう。

絶対に正しいことがあるとすると、みんながそれに合わせなければならないことになります。すると合わないこともあるし、完璧にやることもできません。

エフィカシーが上がらないのは、人や世の中いいとしているものを、自分が絶対だと思っているからです。もちろん自分自身で勝手に作っている部分もあります。実際世の中を見るとどうなっているかというと、絶対に正しいと、いろんな人がいろんなものを信じているわけです。

ではどれが正しいでしょうか?本当のところは、どれが正しいと言うことができません。子供がダウン症だったとしてもそれが絶対に悪いとはいえないわけです。

例えば、人から「ダウン症の子は大変ね」などと、子供を否定されることを言われたとき、それを絶対に正しい真実だと思ってしまうと、エフィカシーが下がってしまいます。

反対に、絶対はない、正しさはいろいろだということがわかっていると、何か言われたとしても、他の考え方があることがわかります。

あるいは、何々さんの言うことが絶対だとか、◯◯博士の言うことが絶対に正しいと思っていると、ずっとその人の下について、言われるままになったり、命令を受けるだけになります。

自分より、誰々の方が偉いとか、そういう考えも、絶対がないとわかっているとしないようになります。どんなに地位がある人でも、お金を持っている人でも、絶対ではないので、自分より偉いとは言えないからです。

そうなると、どんな人に対しても、対等だと考えられるようになります。ダウン症の育児も対等なことなのです。

もちろん、絶対はないので、自分にわからないことを他人が知っているということがあります。だから、それは尊重しましょう。教えてもらうことも、あるでしょう。

ただそれは、その人の優れた部分を、教えてもらっているということです。このように考えられるとエフィカシーは大きく高まります。

エフィカシーが高まらない人は、どこかで他人が絶対だと思っているところがあります。しかも、自分がそれを持っていないので、いつまでも自信が持てないということが起こるのです。

エフィカシーを高めるために、まず絶対的なものに依存することをやめてみましょう。そして、自分なりの選択や、価値観を持つということをしてみてください。その上で、人の優れたところは取り入れればいいのです。

 

人と比較しないでいこう

人と比較しないことでもエフィカシーが上がります。

エフィカシーとは、自己評価なので、自分で自分を評価することです。そのときに、人と比較しても意味がないのです。本来なら、ゴールから自分を見ます。人と比較していると、ゴールではなく他人を基準にして考えるので、ゴールとずれてしまうのですね。

ゴールを達成するためにするのは、ゴールを近づけることです。人が自分より優れているか、劣っているかは関係がありません。

人と優劣を比較すると、勝つこともありますが、必ず負けることがあります。人と比べる人は、負けて落ち込んでしまうのです。そして、自分にはできない、とエフィカシーを下げてしまいます。

本当は他人と自分を比べることはできないはずです。なぜなら、生まれも、育ちも、環境も違い、やりたいことも違うのですから、同じ基準で判断できないからです。

人と比べて、才能がないとか、能力がないと言っていてもしょうがありません。ゴールはその人と固有のものであって、それに対する自己評価は自分で決めましょう。

 

理想のゴールから見たら失敗はありません

家族の理想のゴールを目指していく過程では、思ったようにいかないこともあります。ゴールは現状の外なので、自分が考えもしなかったことも起こるでしょう。

失敗、ミスのようなことも起こります。このときに、落ち込んでしまって、エフィカシーが下がり、ゴールを諦めてしまう人もいます。

しかし、失敗というのはゴールから見たらありません。なぜなら、それは、方法が違っていたとか、これではうまくいかない、ということがわかるからです。うまくいかないやり方がわかると、うまくいく、より良いやり方に一歩近づくことができます。

日本では、学校で、失敗してはいけないという教育がされているので、失敗を恐れる風潮があります。しかし、本当は失敗は何ので、つまづいてもいいのです。

また、他人が言っている正解コースに乗れなかったり、脱落するとダメだ、というわけでもありません。絶対がない、ということでもありますが、ただ他人が「これは失敗だ」と勝手に定義しているだけなのです。

失敗があったほうが、そこから学べるし、ゴールも近づくので、実際には、「ゴールに向かっていると、いろんなことが起こる、その1パターン」であるということです。

それが起こったということは、ゴールに向かっているということなので、次に経験を活かせばいいのです。こう考えれば、失敗したことで、エフィカシーを下げることはあります。

むしろ、失敗したことは、実は成功だということなので、エフィカシーを上げていいのです。間違いなくゴールに向かっているし、新しい知識や経験を得たのです!

よく、昔不良だった人が、社会的に成功して、昔の話を自慢や笑い話にしたりしますが、それは、その経験があったから今がある、と思っているから、楽しそうに話せるのです。ゴールを達成した未来から見れば、どんなことであっても、「それがあったから今がある」というふうに見えます。だから、目の前の失敗も、失敗ではなく、成功だと捉えた方がいいのです。

このマインドがあると、エフィカシーが下がらず、どんどん上げることができますよ!

 

自分に対して優しくする

失敗したり、うまくいかなかったときも、自分を許して、自分に優しくしましょう。

そういうときは、自分はなんてダメなんだ、子育てが上手くいかないというふうに、自分を厳しく責めてはいけません。そうすると、気持ちがふさぎこんでしまい、エフィカシーが下がります。

失敗があったとしても、自分を許して、立ち直りましょう。自分を責めた方がいいと思うかもしれませんが、実はこれは逆効果です。

自分を責める人は、失敗しそうなことがあると、そこから逃げるようになってしまいます。あなたも、何かあるとイチイチ人から厳しく責められるとしたら、もうやりたくないと思うでしょう。同じことを自分で起こしてしまします。

エフィカシーは、成功体験をすると高めることができるのですが、責められないように、無難なことばかりやっていると、現状維持になってしまします。成功体験がなくなってしまうので、エフィカシーが上がっていきません。

失敗することを許して、自分に優しくすることで、また次の挑戦や行動を起こすことができます。そうやって、どんどんいろんなことに挑んでいった方が、エフィカシーは上がっていきますよ。

もちろんうまくいかなかったときは、苦しかったり悔しかったりするのですが、自分を責めてはいけません。その気持ちは、次にもっとうまくいくために、使っていきましょう。

安全な場所があると、人はそこから不確実がことにもチャレンジできるようになります。そうした安全基地を、自分自身で作っておくのです。自分はいつでも自分の味方をするようにしましょう。

安全基地があると、チャレンジでも、不安ベースではなく、楽しいと思えるようになります。不安ベースだと、これが失敗したら終わりだ、ダメなやつだ、と思っているので、挑戦できなくなります。

しかし、安心ベースになれば、うまくいかなくても大丈夫と思えるので、新しい行動がとれるようになるのです。

これは子供も同じです。安全地帯があればいろんなことにチャレンジできるのですね。

以上がエフィカシーを上げるマインドです。

大切なのは、エフィカシーは自己評価なので、自分を信じる、自分で自分の味方になるということです。

他人と比較して劣等感を感じたり、人の基準を絶対だと思ったり、自分を責めて失敗を避けるというのは、不安に基づいた考え方です。これは、エフィカシーを下げるし、上げる機会もなくしてしまいます。

自分を信じて、味方になるのは、安心に基づいた考え方です。安心ベースでマインドセットすることで、エフィカシーが上がり、エフィカシーが上がる機会をたくさん作っていきませんか??

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子をもつ家族の方へ、コーチングを提供して自立の悩みの解決、理想の目標の達成のためのお手伝いをしています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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