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ダウン症子育てで悪い現実を引き寄せてしまう精神状態

 

 

あなたは、今の自分を肯定できていますか?ダウン症の子のことで自分を否定している時はないですか?

コーチングでは良い意味で、自分や、現状を否定しましょうと言われることがあります。自分を否定すると、コンフォートゾーンを抜けられる、というからです。

しかし、自分を否定することを、正しくできなければ、かえってコンフォートゾーンが強くなります。

その結果、今の現状が1年経っても変わらないとか、子供が成長がみえない、といったことが起こるのです。

むしろ、自分を肯定できる方が、家族の将来の目標を達成しやすくなります。

 

悪い現実を引き寄せる思考とは?

現状を否定して、うまくいかない場合、「自分はダメだ」とか「こんな欠点がある」という自己肯定感を下げる方向に、マインドが働いています。

自己肯定感が下がると、必要な行動が取れなくなったり、コンフォートゾーンの外に出る不安が強くなります。これは、現状を否定しているつもりでいて、実は、現状の欠点を見つけているだけなのです。

子育てでも、「自分はダメだ」「子供の知能が足りない」とコンフォートゾーンの欠点を探してしまえば、もっと上手くいかなくなります。

それで、欠点があることの不安を埋めるために、いろんなセミナーとかに行ったり、療育資格とかを取ろうとするわけです。そして、欠点が埋まると、自動でコンフォートゾーンから抜けられることを期待します。

ところが、結局、コンフォートゾーンの中で動いているだけなので、現状が変わらないままになります。むしろ、知識を得たのに現実が変わらないので、自己肯定感がさらに下がります。

このことをわからないで、頭で考えて、現状を否定すればいい、と思って、よく理解していない人がいます。

その結果、劣等感、マイナス思考、変な緊張、束縛、不安、過度の依存体質、などが生まれます。自己肯定感が下がれば、それにふさわしい状況をどんどん引き寄せてしまうのです。

 

自分を極限まで肯定しましょう

では、どうしたらコンフォートゾーンから抜けられるか、というと、自分を極限まで肯定していくことです。

目標やゴールを設定した時に、否定型の人は、「それは難しい、、なので、まずは本を読んでみます」と思ってしまいます。

反対に、肯定できる人は、「それはできます。なんとかしなるかもしれない。なんとか方法を探そう」と思います。自分はそれにふさわしい親だし、それだけの能力がある、と肯定することができるのです。

自分の能力の自己評価のことを、コーチングではエフィカシーと言います。エフィカシーは、自己評価なので、自分がどう思うかで上下します。

他の親から見たら、「あなたには無理だよ」と言われる人でも、本人が「できる、能力がある」と思っていれば、エフィカシーは高いのです。できる、と思っていると、脳はそれを実現するために、クリエイティブになります。そうすると、本当にできてしまうのです。

恋愛に関することでも、自己肯定感や、エフィカシーが高まるだけで恋人がいきなりできてしまうこともあるのですね。知識とか、見た目がどうとか、全然関係ありません。

コンフォートゾーンを埋めようとする人は、客観的に見て、できる人になろうとします。これは、自己評価ではありません。

 

自己評価を上げて自分を好きになる

子育ても他人評価を見てよい人になろうとしています。

この他人評価も、コンフォートゾーンの中での自分の思い込みです。なぜなら、すでに子育てで成功している人なら、「今から出来ることを全部やればいいじゃん」というのが答えだからです。

こう言っても、ダウン症子育てが辛いと思う親は、ほとんど信じることができません。「いや、それよりも、知識が大事です」と思ってしまうわけです。

だから私も、クライアントさんにも、ブログでも、「さっさとやりたいことをしょうね」と言っています。

この時、自分を肯定して、出来ることをやればいい、と思える人は、本当に上手くいくようになります。

現状が強い人は、コンフォートゾーンで考えた範囲で、積み木を積み上げていくと、ゴールに到達する、と思っています。療育などはそうですよね。しかし、ゴールは全然違う山にあるので、到達しません。本当は、自己評価を上げて、さっさと山に登ればいいのですね。

自己評価を上げて、コンフォートゾーンが変わってしまえば、今の現状というのは自然に居心地が悪くなってきますよ。

 

低い自己評価を手放す

自分をどんどん肯定して、自己評価を上げていってください。

自分はダメだと思っているのは、自己評価を下げるマインドです。療育をやめたら、自信がなくて不安になる、と思うとしたら、それは不安を埋めるための行動です。

不安になるとしたら、自分を否定しています。

療育から学ぶのを手放しても大丈夫、と思ってください。不安を手放しましょう。そして、今からでも幸せになっていい、とマインドを変更しましょう。

マインドを変えて、自己評価が上がれば、本当に上手くいくようになります。こうしたマインドセットを作るためには、コーチやメンターの存在が必要です。自己評価と、具体的なやり方を身につける、ということです。このどちらが欠けても、うまくいきません。

自分を否定するのをやめて、自分に投資できるようになってくださいね。そうすれば、ダウン症子育てで悪い現実を引き寄せてしまう精神状態を抜け出せることができるでしょう。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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