ダウン症の子育て 脳科学

頭の良い人でも育児放棄したいと思うことがある

 

今日は、頭が良い人でも育児放棄したくなる理由についてお話しします。

一般的には、良い学校を出た頭の良い人は優れていて正しい判断ができると考えられています。しかし、子育てでは頭が良い人が成功するわけではありません。

むしろ、頭が良いことが上手くいかない原因になっていることが多いのです。頭の良い人ほど自分の考えが正しいと思っているので、育児で苦しい状態を続けてしまうのです。

育児が苦しいということは、自分の判断が間違っているということです。

 

価値観が間違っている子育て

子育ての判断を間違えるということは、価値観が間違っているということです。人生の価値観が悪いというわけではなく、正しい価値観になっていないのです。

なので価値観を書き換えないといけません。しかし、頭が良い人ほど、自分が正しいと思うので、価値観を書き換えるのが困難です。

コーチングでも大事なのは、価値観自体が変わることです。今のコンフォートゾーンの中で良くなるのは、現状の延長に過ぎません。

なので新しい価値観に変わることが本当の学びや成長なのです。

子供が成長しないと感じるのは、自分が正しいとか、できると思っているからです。その場合、新しい価値観を受け入れないと、稼げないことを理解することが大切です。

マインドを変えないままなら、育児のことを学んでいるつもりでも、結局自分の価値観を補強しているだけになります。それが間違っている価値観なので、どんどん育児放棄したくなるわけです。

頭の回転が早い人ほど、自分の立場を守るのが上手なので、そこから変わることができません。それは上手に言い訳しているだけだと気づかなけれいけません。

私は体験セッションの時に、その人が本気で変わりたいかどうかを見ます。なので、変わりたいかどうか確認しています。

変わる気がない人は、コーチングしても無駄なので長くお付き合いすることは難しいです。

一番大切なのは、本気で変わりたいかどうかです。私は正しいマインドの仕方を知っています。しかし、いろんな言い訳を考えることができます。

子育てスキルがない
お金がない
周りに比べて自信がない
時間がない
家族が悪い

と言っても、それは苦しいコンフォートゾーンを守っているだけです。つまり自分で自分を苦しくしていることに気づいていないのです。

意識で楽になりたいと思っても、無意識では楽したくない状態です。正しいことを言っているつもりでも、コンフォートゾーンを守るための反応が出ているわけです。この矛盾した状態が一番本人にとって辛いでしょう。

なのでセッションでは、意識も無意識も修正するのです。

頭でいくら学んでも、無意識まで変わらなければ成功はしないのです。こうして無意識まで労働者思考を書き換えなければなりません。

そうしなければ、自分の価値観が正しいと思ってしまいます。「正しい」を手放さない限りは、変わることはできないのですね。

 

人は常にベストの選択をしている

人は誰でもその時々でベストの選択をしています。その結果今があるわけです。そのため、今はベストな状態にあります。それが子育てで辛いとか、育児放棄したいとか、どんな状態でも最善の選択をした結果なのです。

学校を出て、就職するかしないか、どの会社に入るか、といったことも、自分が決めたことです。親に言われても、最後は自分が選択しています。

旦那さんや奥さんを選んだのも全て自分です。それが今どうなっていようと、その時には良いと思ったから選んだわけです。ダウン症の子供も生まれてくることを選んだのかもしれませんし、そうでなくても授かった命を守ることに対して最善の行動を今もしていると思います。

これが自分が常にベストの選択をしているということです。

これからもあなたは自分がベストだと思った選択肢をとります。自分が今考えられる範囲で正しい選択をするわけです。

もちろん、ベストな選択の結果、育児が苦しい人もいます。ベストの選択なのに、望んでいないような結果になることもあるわけです。

なぜなら、価値観がそうなっているからです。

子育てで楽になろうと思っても、正しい選択をし続ければなりません。逆に、自分にとって「間違った選択」をしない限りは、楽になるようにはなりません。ただ、それは難しいことです。

だからコーチやメンターの力が必要です。なぜなら、自分で選択している限りは、「間違った選択」ができないからです。

 

ただここまで読んでいただいた方には、価値観を変えるきっかけになってほしいと思います。

今回は頭が良い人でも育児放棄したくなる理由についてお話しました。

育児放棄したい思考をやめるには、自分が正しいと思うかどうかではありません。頭の良い人は自分の選択が正しいと思って頑張っているのですが、楽になっていないのならそれは間違っているということです。

頭が良い人は、自分が正しいと思った選択を変えられないのが苦しい原因になっています。

なので自分にとって間違った選択を取れなければ、成功はしないのです。このことをしっかり理解してほしいと思っています。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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