今回は、家族が全く新しく生まれ変わる方法についてお伝えしますね。
たとえば、ダウン症の子がいて落ち込んでいる家族がいたら、それは、家族の捉え方に問題があるからです。
どのように家族の捉え方を変えれば、全く違う考え方で心穏やかに生活できるのでしょうか?それには、ゲシュタルトという考え方を知る必要があります。
これを知ると、
・IQが上がって、子育ての問題が起きても解決できる
・新しいアイディアを次々生み出せる
・理想の家族像を再構築できる
などです。なので、ゲシュタルトはとっても重要な概念ですのでしっかり理解していきましょう。
ゲシュタルトとは、全体と部分の双方向的関係性
夜に、夜空を見上げると綺麗な星がたくさんみえます。私の星座は、水瓶座なので2月くらいには、どこに水瓶座があるのか気になったりします。
水瓶座はなんと、19個もの星を結んで水瓶をもっている人を表しているので、見つけるのがすごく大変です汗
このように、人間は、夜空にあるバラバラの星から、意味のある全体(今回は水瓶座)を作っているのです。もし、水瓶座の各星の位置が少し違ったら、別の星座の名前になっていたかもしれないですね。
そして全体の意味が決まると、たとえばこの星の集まりは水瓶座だと認識すると、部分部分の意味も変わってきます。ただの光の点が、水瓶の部分や、人の部分になり、意味が生まれます。
このように部分と全体が、双方向的にお互いを決定し合っている関係性を、ゲシュタルトと言います。
もちろんこれは人間の脳内で起こっていることです。
ゲシュタルトは、たった一つしか認識できない
下の絵をみてください。
これらは何に見えますか?2つの絵が隠れているのですが、わかるでしょうか?
正解はウサギとアヒルです。
うさぎを認識している時は、うさぎしか意識できないし、アヒルのときはアヒルしか意識できません。たっと数秒でも同時に意識することは難しいのですね。
このように人間は、1つのゲシュタルトしか維持できません。ウサギだと思うとアヒルのクチバシが耳に見えたり、アヒルだと思うと、ウサギの耳がクチバシに見えます。
同時に2つのゲシュタルトを見ることができないのです。
ゲシュタルトの原理は視覚だけではない人間の認知の仕組みです。たとえば「自分はだめなやつ」というゲシュタルトの人は、自分の全てがだめに思えてきます。でもその人が「自分はすごいやつ」と思うと、自分の全てがすごいと思えてくるのですね。
ダウン症の子をもつ家族でも、「不幸」だと思えばそうみえるし、「幸福」だと思えばそうなります。それを周りの人がみたらどうでしょうか?幸福な家族だと示していれば、周囲からもそう見られるということです。表裏は常にあるので、どちらを選択するかは親次第のなのですね。
全体があって部分があり、部分があって全体があるという、その関係性がゲシュタルトです。
あなたが認識している世界の全てがそうなのです。
ここで、一つワークをやってみましょう。
- 家の中のものを適当に3つ選んでください。
- その3つを使って新しいものを作ってください。
これはゲシュタルトを作る練習です。
適当に選んだ、本来バラバラのものを組み合わせて、新しいゲシュタルトを創りましょう。料理でたとえれば、エリンギと、チンゲンサイと、ローマレタスで何ができるかな?みたいなこと。
全く関係がなさそうなものほど練習になりますよ!パンと、恐竜と、靴で何ができるかな?とか。完成したらもともとバラバラの部分が、新しい意味を持ったことを確認してくださいね。