脳科学

安心できる子供の将来を見る夢見る方法

ダウン症の子の子育てをしていたら、どうしても未来の成長して自立している姿が想像しずらい場合がありませんか?

安心できる未来に、ある程度確信がないとずっと不安がつきまとってきますよね。なので、未来はそうなると臨場感をもってイメージしておくことが、リラックスして過ごすために大切なことです。

「でもそういった、未来にいまいち臨場感が持てないよ」

と思う、そんなときはどうしたらいいでしょうか?

 

五感を活用して未来を信じる

安心できる未来に臨場感が持てない一つの原因として、「五感の記憶が足りない」ことがあります。

それは、安心できる未来の「五感の記憶」を強化することで、臨場感を持つのが上手になりますよ。

五感の記憶とは

「五感の記憶」というのは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などを強くともなった記憶のことです。

もちろん、記憶にはこうした感覚が少なからず関わっているのですが、記憶の臨場感が低い人もいます。特に昔のことになると、記憶が薄れてしまっていることも多いです。

また、今はネット時代で、何でもネットで済ましてしまうことができるので、どうしても五感の感覚が弱くなってしまいます。ネットではほとんど視覚しか使わないからなのですね。

記憶の資源が不足している状態では、安心できる未来に臨場感を持とうと思っても、記憶が薄かったりして上手くイメージができません。

 

五感の記憶があれば、イメージが上手に

逆に五感の記憶があれば、イメージが上手になります。安心できる未来を設定したときに、その世界を五感をともなってイメージすることができるのです。

五感を伴ったイメージができれば、脳が安心できる未来にリアリティを感じてそれに近づくように考え方や行動がかわってくるのですね。

 

五感の記憶を手に入れる具体的方法とは?

では、五感の記憶を手に入れるには具体的にどうしたらいいでしょうか?それには2つの方法があります。

  1. 記憶を引っ張りだす練習をする
  2. 新しい記憶を手に入れる

それでは順番に解説していきます。

まず「記憶を引っ張り出す練習をする」についてですが、よく記憶力という言葉が使われています。

記憶力で重要なのは、「記憶を思い出すこと」です。多くの人がインプットすることに目がいきがちですが、インプットしても、思い出すことができなければ意味がありません。

思い出す力を強くするには、何回も思い出す練習をすればいいのです。

過去の良かったことや、うれしかったこと、成功体験を忘れてしまっている人は、何回も思い出してみましょう。なるべくリアルに五感を伴って思い出せるように練習するのです。すると、だんだん記憶のリアリティがアップしていきますよ。

次に「新しい記憶を手に入れる」について。

さっきも話したのですが、現代人は使う感覚がかなり偏っています。五感を思い切り使うということがあんまりありません。

そのため、安心できる未来の世界の記憶を獲得するために、五感を使って安心できる未来に近い世界を体験することをおすすめします。そうすれば、五感をともなった強力な記憶を手に入れることができます。

先日、ダウン症のイベントにでかけました。「ダウン症バディウォーク」というイベントですが、これはダウン症のことを多くの人にしってもらおうというものです。

そのイベントには、幅広い年齢のダウン症の子をもつ家族がきていて、自分の子よりも大きな子供もたくさんいました。普段は同じような年齢の友達やダウン症の子としか会えませんが、こういったイベントではダウン症の子が子供から大人までの流れを一度に見ることができます。

どのくらいの年齢で何ができて、どこまで話せて、ものごとの予測はこのくらいできるようになるのか。そういうのが全部リアルタイムで見れるんですね。

最初はわけがわからないですが、「この子はどんなふうに世界をみているのかな」と、全身を使って考えていると、だんだん違いが見えてきます。

イベントを五感で感じながら、知ることができます。このようにして安心できる未来の世界の記憶を増やしていくことができるんです。未来をイメージしたら、ぜひ「五感の記憶」を強化して、安心できる未来の臨場感を高めてくださいね。

あなたもすぐに上手くできるようになりますよ!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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