脳科学

感情は道具にすぎない!不安に振り回されない方法

子育てをしていて、幸せ感を感じたり、不快感、苛立ち、喜びを感じたり・・・・・・私達には感情があります。

誰もが、子育てで「不幸よりは幸せになりたい」と思っているでしょう。

でも、「幸せになる」といった感情をゴールにしてはいけません。なぜなら、現状維持になってしまうからです。

感情は「過去の記憶」でできています。これを情動記憶と言います。情動記憶は、たとえば勉強したら褒められて嬉しかったとか、ケンカをしたら怒られて不快だった、というような経験と感情で作られています。

人間はこうした情動記憶をたくさん持っています。そして、何かあると、脳は情動記憶をすぐに引っ張りだしてくるのです。

たとえば子供におかゆとニンジンどちらを出すか迷ったときに、子供は「ニンジンはおいしかったけど、おかゆはまずかった」という記憶をつかって、「ニンジンを食べよう」という判断をします。

あるいは、親は、「自分にパワハラをした上司に顔が似ている」というだけで、その人に対して不快な感情を抱き、近寄らないようにするということが起こります。

このように、人間はゴール設定をしないで感情の通りに生きていれば、過去を繰り返す、つまり現状を維持し続けることになります。ニンジンとおかゆで、ニンジンばかり食べ続けるのと同じなんです。

現状維持が目的なら、それはゴールとは言えません。ゴールは現状の外側にあるからです。ゴール設定をしてうまくいかない方は、もしかしたら感情をゴールにしてしまっているかもしれません。

感情をゴールにすると、過去に嫌だったことや新しいことを避け続けるのです。そうすればひたすら現状維持することができますよね。

でも現状に満足していないんだったら、新しいことや、自分の嫌いなことの中に未来があるわけです。たとえば、「勉強が嫌いだ」という人でも、たまたま先生の教え方が悪かっただけで、本当は学問の才能があるかもしれませんよね。

感情は単なる道具にすぎないんです。

原始的な生き物なら、自分の命を守ったり、子孫を残すために感情があります。人間なら、それだけじゃなくてゴールを達成するために感情を使うことができます。つまり、現状の外側に出るために感情を使えるのです。

現状の外側に行くために感情を使うには、抽象度の高いゴールを設定して、そこにプラスの感情を結びつけることが必要なのです。

「感情は道具って、そんな冷めたい人にはなりたくない!」

確かにそう思うかもしれませんね、、、、、でも僕は無感情になれとか、感情は意味がないということではないので安心してください。

ゴールに強い感情を持っていれば、無感情どころか、とても感情的になることができます。僕は感情を否定しているわけじゃなくて、むしろ「いっぱい感情を使いましょう!」って言ってるわけなんです。

ゴールのために感情を使う、という考え方はコーチングでとても重要です!なので理解してもらうと嬉しいです。ゴールに感情を結びつけるノウハウはブログでも紹介しているのでぜひご覧くださいね。

感情はゴールのための道具として使ったほうがいいということを覚えておいてくださいね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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