子供に求めるものが多すぎて、絞りきれずにいるとどれも中途半端になっているなと感じたことはありませんか?
そのような、あれもこれも思考担ってる時にはどう考えたら良いでしょうか?
あれもやりたいし、これもやりたいけど、たくさんあって逆に悩んでしまうこともあるでしょう。そうしなければ、他の子に追いつけないと考えているかもしれません。
また、その可能性が少しでもあるのであれば実現させてあげたいという親心かもしれません。
逆に、効率的な仕事の進め方の本などでは、よく1つのことに集中しなさい、と言われることもあるので、1つに絞らなきゃいけない、と思い込んで悩んでいる人も多いでしょう。
しかし、実は「ゴールは複数あっていい」と考えるのが正しい考え方です。
例えば、
ダウン症の歩行の改善方法を発見したい
海外に住みたい
一軒家を3棟もって不動産経営したい
というような関係なさそうなゴールを同時に持っていても問題ありません。「全然違うゴールを作ったら、それぞれぶつかってしまう」とか「集中力が散漫になって、どれも中途半端になる」という考えもあるでしょう。
しかし、むしろ人生の目標は複数あったほうがいいのですね。複数あることで、
- 相乗効果が期待できる
- 抽象度が上がって大きなゴールが発見できる
というメリットがあります。どういうことなのか、そのあたりをもう少し詳しく解説していきますね。
相乗効果が期待出来る
複数の目標があることで、それぞれの相乗効果が起こります。
つまり、
- 一つの目標が別のゴールに役立つ
- スコトーマ(気づいていない盲点)が外れる
- 考え方の抽象度が上がってもっと大きな目標が発見できる
ということです。
一つのゴールが別のゴールに役立つ
あるゴールがあることによって、別のゴールに必要なものが手に入ったり、いい影響を与えたりします。
例えば、新しく出会った人が、別の目標にも必要な人だったり、思わぬところで繋がることがあったりすのですね。
私は、コーチングとは別に投資売買やトレードなどをやっているのですがそれが、人の感情の強弱や楽観悲観などの感覚を養うことで、コーチングでクライアントさんの無意識書き換えをする際の感覚を高めるのにも役に立っています。
またマインドの使い方上手な人と出会うと気持ちもよく、お互いとても良い学びになります。
スコトーマが外れる
また、複数の目標があることで、1つだけの時よりスコトーマ(気づいていないことがある状態)が外れやすくなります。
目標が違えば、見えてくる世界も違うからです。お相撲さんになりたい人と、料理人になりたい人では、出会う人も、やることも違いますよね。
同時に複数の世界を持つことができるので、より多くのことが認識できるようになるのです。
抽象度が上がってもっと大きなゴールが発見できる
複数目標がある人は、一見矛盾しているように見えます。
たくさん目標があったら時間が足りなくなったり、全然違う場所に行く必要があるかもしれません。療育に詳しい人や、その道で実績があるひと、行政や専門家に尋ねることになると思います。
しかし、それをうまく調和させた世界を考えることもできます。
先程のお相撲さんになる目標と、料理人になる目標は、矛盾しているようですが「相撲部屋で、ちゃんこの達人になり、ちゃんこ屋を開く」というふうに調和しますよね。
実際にそういう方もいます。
こんなふうに、複数の目標が統合されると、より抽象度が上がった目標の世界が見えてきます。抽象度が上がって、複数の目標の新しい関係性が生まれ、新しい目標ができることをゲシュタルトができると表現します。
ゲシュタルトは相互依存の関係性のことです。新しくゲシュタルトができると、それぞれの目標が相互につながって一つの大きな世界ができます。
目標は複数あっても良いですし、むしろ複数あることで、相乗効果が生まれ、さらに大きな目標が見えてきます。
ダウン症の子でも料理人になれるかもしれませんし、どんな◯◯人になるかはあなたの組み合わせ次第です。もちろん健常者のような完璧なものかはわかりませんが、これからの時代に需要はあるはずです。
やりたいことがたくさんあったら、一つに絞る必要はないですよ。複数目標を設定することで、これらの効果を実感してみてくださいね!