ダウン症の子育て マインドセット

イヤイヤ期は親が乗り越える

 

今回は、イヤイヤ期は子供でなく親が乗り越えるというお話をします。

子供のイヤイヤ期が始まると親はイライラしてしまうことも多いですよね。

子供がなかなか服を着てくれなくて、「何を着れば満足してくれるの?」「何が嫌なのか分からない」と思います。

そして、どうしたらこのイヤイヤ期が終わるのかな?と考えていませんか。

ダウン症の子は発達がゆっくりなのでイヤイヤ期も人によっては長いと言われています。

 

親が超楽観的思考を駆使してイヤイヤ期を乗り越える

その方法は、子供のイヤイヤ期を終わるのを待つのではなく、親が乗り越えることです。

イヤイヤ期が苦手な親は、子供が嫌がっていると思っています。

しかし、嫌がっているのは親のほうなので原因は親にあるのですね。子供は楽しいことを続けたいのに出来ないから嫌なのです。

ダウン症の子は親の言葉を理解するのに時間がかかります。その時に、親が不安な顔をすれば子供はさらに悪い状況だと感じるわけです。そのことに親は気づかないといけません。

ではどうすれば良いのかと言うと、超楽観的になることです。

人は元来ネガティブな情報の方ばかりに向くようにできています。これは生存本能であり、危険を回避することが大切だからです。子供のネガティブな反応は親も同じようにネガティブにとらえてしまいがちです。

しかし、子供は楽しい、嬉しい、達成したい気持ちを優先するものです。ダウン症の子はよく笑いますよね。私の次男もダウン症です。家族のなかで笑いが多いと気持ちが安定して機嫌がいいことがほとんどです。

もちろんいつでもそうではありませんし、イヤイヤが止まらない時もあります。朝学校に行くのに部屋から出たくなくて嫌がる時間もあります。そんな時こそ超楽観的思考の出番です。

これからする行動は楽しいことだよと親が、体で言葉で笑顔で、何よりもポジティブな気持ちで表現してあげることです。

私達は、それの繰り返しでコツを掴んできたので、あなたの子にもできるはずです。

 

ポジティブな思考が幸せを呼び込む

ポジティブ思考を意識してみましょう。

ポジティブとは無理に笑ったり、踊ったりすることではありません。それは、瞬間的な感情ではなくて、継続的な気持ちです。

つまり、いきなりハイテンションになるのではなく、予めこんな子供に育ったらいいね、自立したらいいね、育児も早く終わればいいねと理想を考えておくことが大切です。

なぜなら、理想の未来を強く信じることがポジティブな思考を日常的に作るからです。そしてそれは子供に必ず伝わります。

ポジティブな思考とは、「人生の満足度の増大」という単なる「最大化」という点よりも、「持続性」を重視する方向に考えるのが良いのです。

たとえば、「天気」といっても一言では言い表せませんよね。気温があり、雲の量や、湿度、などを考慮して、晴れか曇りかなどが決まります。それと同じで、ポジティブな気持ちも簡単に表す事はできません。

複数の構成要素からなる概念だということです。

少し詳しくいうと、5つの要素からなると言われています。

  1. 楽しい感情
  2. 愛着心
  3. 親子の関係性
  4. 生きる意義
  5. 達成感

よく言われる幸せな人生(幸福感や人生の満足度)といったものは、ポジティブ感情の中に含まれています。そのため、幸せを考えることはどうポジティブに生きるのと同じことです。

それでは、親は、ダウン症の子のイヤイヤ期と、どのようにポジティブな思考で向き合えばいいでしょうか。

まず、ダウン症の子は世の中が怖いものと感じていると思ってください。

たとえば、あなたがまったく英語も話せないで、知らない外国につれていかれて、周りの人が不安そうな顔をしていたり、怒っていたらどう感じますか?怖いですよね。

それと同じ状況が少なからず子供には起こっています。そうかんがえれば、笑顔でいてあげたいし、楽しい言葉や、気持ちをストレートに伝えることの大切さが分かると思います。

そのため、ポジティブな思考は、親の感情に左右されずに心から溢れ出るような、持続性のある気持ちが必要なのです。

 

まとめ

今回は、イヤイヤ期は子供でなく親が乗り越えるというお話をしました。

多くの親は、イヤイヤと子供が嫌がっていると思っています。しかし、本当はそうではありません。その裏には理由があります。

そのため、親は子供のネガティブに合わせるのではなく、ポジティブな気持ちを持ってください。理想の未来をイメージしていつでもよい感情で子供に接することが、乗り越えるということです。

子供をコントロールしようとすればするほど、反発するので、子供が何を求めているのか必死で考えてあげてください。それでも、理由がわからない場合は、ポジティブな気持ちで接してあげてください。

持続性のある気持ちは子供に伝わります。このような関わりからイヤイヤ期が卒業できれば嬉しいですよね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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