コーチングは、クライアントに寄り添い悩みの解決、やりたいことの実現をするものです。
そのコーチング理論を勉強していくと、様々な種類の理論とか、方法論などがあることに気づきます。
そこで、何が正しいのか、混乱することもありました。
世の中の成功している人は、Youtubeなので、甘いこと言ってないでやるべきことをやりなさいとか、小さな目標を立てなさいとか、様々なことが言われています。
そんな時、どうしたら正しいマインドの使い方ができるでしょうか。
そのためには、一番重要なことを振り返ることが有効です。その一番重要なこととは、
「ゴール設定」です、目標や理想とも言えますね。
ここに戻ってくると、気持ちいいマインドの状態を保つことができます。
いつも言っているのですが大切なことなので、何度もお伝えします。
ゴール設定は、何回も繰り返し思い出した方が、記憶に定着します。そして、ゴールは、「want-to(やりたいこと)で、さらに現状の外」が条件ですね。
言い換えれば、「やりたいことで、とてつもなく大きなこと」がゴールなのです。この条件に合ったゴールは、ゴール達成のための大きな力を生み出すことができます。大きなゴールほど、未来から強い力で引っ張られるような感覚になります。
私は、私が教えているコーチング理論で一つだけ選べと言われたら、このゴール設定を選びますね。
ダウン症の方でも、水泳が出来る方、絵を書いている方、書道をされている方など様々な特技を持った人がいます。
その幼少期は、そのことが好きになって、ただ熱中して続けてきたのですね。そしてそのことに熱中出来たのは、親も同じく熱中していたからです。
ミラーニューロンという言葉が脳科学にあります。子供は周りことをコピーする存在だと証明されています。あなたも、あなたの親を少なからず無意識でコピーしています。もし、両親が別の人であれば、いまと同じ性格や人格になっているという自信はありますか?私は、きっと違う人格になっていたと思います。
ダウン症の子は、親が大好きなのです。だから真似るのですね。その親が目標を持っていたり、やりたいことをしているのであれば、そのことが気になるはずです。
私達の親のようになりたい!と思って、夢中になって日常をプレーしているのです。
水泳や絵、書道の方の親が出版している本やブログなどを読んでなるほど、子供のレベルが高いわけだ、と私は納得しました。
そういったダウン症の子は、want-toであり、現状の外の大きなゴールを持っています。ゴールは、とても強い力を持っているんですね。
このことが、人間のマインドの中で一番大切なことです。
ゴール設定をしていると、マインドだけでなく体の状態も良くなっていきます。逆に、ここからずれている時は、何か間違っている可能性があります。
頑張ってhave-to(しなければならない事)をやって、努力してと思ったら、マインドには良くないのですね。変なストレスが生まれたりして、体も壊してしまいます。
現状維持になると、やる気がなくなって鬱になっていきます。
最近は、人の役に立ちなさいということも良く言われます。障害者の親こそボランティアをしたほうがいいとも思われている節があります。しかし、私は微妙だなと思っています。
一見正しいように思えますが、自然にそう思ってやる分にはいいですが、わざわざhave-to(やらなければならない)でやっても意味がないと思ういます。
それより、want-toのゴールを、どんどん抽象度を高くしていけば、自然と他人のためになるし、周りの人も集まってくるのでそれでいいと思います。
単純に、好きなこと、やりたいことでそれを大きくして考える、ということで良いですよ。
何か頭が混乱したり、スッキリしないと思った時は、もう一度この原点である「ゴール設定」に戻ってみてください。また、マインドの状態を良くすることができます。
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