ダウン症の子育て 脳科学

ダウン症の子供を完コピして子育ての終わりが見えないを解決する

 

自分の悩みは、他の人も同じように悩んでいると考える人が多いです。そのため、凄く難しい問題だと感じたり、誰も解決できないことだと決めつけてしまいます。

そのため、ダウン症の様々な問題も、どれも難しいと思ってしまいます。

ダウン症の子をもつ親は、他のダウン症の親も自分と同じように悩んでいると考えています。そのため、ダウン症の親同士で集まり、親の会なので情報交換をするわけです。

しかし、それでは問題解決が上手くいかないわけです。なぜなら、自分のことを分かっているつもりでも、理解出来ていないからです。

ダウン症の子の問題でも、自分で出来るならもう解決して悩んでいないはずです。しかし、まだ不安が大きいのなら自分の考え方を変えなければなりません。

そのために、自分を捨てて他人を完コピすることが大切です。他人になりきれば、子供の問題の解決方法も見えてきます。その原因の多くは、時間の自由やお金にあります。

隙間時間がたくさんできたり、お金に余裕があるようになると子供の問題も解決します。

 

上手くいっている人をコピーする

誰にでも得意なことや苦手なことはあると思います。ただ多くの人は、苦手なことばかりにフォーカスしています。

そのため、解決するのは難しい、その問題が将来いつ終わるのか分からなくて不安です。そういう方は、

 

「ダウン症の子育ての終わりが見えない」

「トイレトレーニングの終わりがみえない」

「離乳食が終わらない」

「将来のお金が心配、子供にお金を残せてあげれるのか」

「親亡き後の子供の生活が想像できない」

 

と考えてしまいます。

しかし、そう考えるのは自分の狭い枠の範囲でものごとを考えているからです。自分のなかに答えや解決する方程式がないので解けないのです。

ではどうしたらいいのかというと、すでに上手くいっている人を完コピしてください。私は、何か新しいことを始める時は、うまくいかない問題が発生したら、すでに同じような悩みを解決している人に相談したり、その人の言動や行動、考え方をコピーします。

コピーとは、そのまんまで、

  • 歩く速度
  • 呼吸の速さ
  • 何を一番に大切に思っているのか
  • やらなくていいことは何か?をしる
  • その時どんな感覚でやっているのか
  • 睡眠タイミング
  • 毎日のルーティーン
  • 何を毎日継続しているのか

このあたりを重点的に見たり、教えてもらっています。なぜこのようなことが大切かというと、問題を解決するためのポイントを知っているからです。

問題が起きるということは、改善点があるということです。同じ問題でもそれをクリアしている人は、自分では出来ない何かを修正したり、改善しているから上手くいっているわけです。

それは、自分では気づけ無いことだったり、嫌なことや、苦手なことです。

自分に、そのどこに原因があるのか、上手くいっている人を完コピしていくと、ここで躓いているんだというのが分かってきます。

完コピしたい人が見つかったら実際に会って話をきいてみるのが、早くダウン症の将来の問題を解決できる方法の一つです。

 

自分と他人は全然違うことに気づく

うまく行っている人をコピーすることは他人に頼っているとも言えます。

ものごとを解決するには、自己責任という考え方が大切ですが、この自己責任とは自分の判断で必要なことをきちんと人にお願い出来るという責任も含まれているのです。

その時に、他人と自分が同じような存在だと考えると上手くいきません。同じダウン症の境遇で、同じような悩みを持っていると思うと解決というよりは同調や仲間意識のほうにばかり目がいってしまいます。つまり、同じ状況の人がいて安心してしまうわけです。

しかし、同じような存在の人はこの世にはいません。

他人は自分とは全然違う生き物だと知っておくことが大切です。そうでなければ、自己責任でお願いしたり、他人を本気で信頼して完コピすることなど難しいのです。

たとえば、あなたは赤ちゃんと話すときは、どうしますか?

とりあえず上から見下ろすのではなくて、しゃがんで目線を合わせて、何がほしいのかな?何がしゃべりたいのかな?と相手の事を一生懸命考えるでしょう。これは赤ちゃんはまだ、良く知らないことが多いし、自分とは全然違う状態だとわかっているから自然とそのような態度を示せるわけです。

しかし、大人同士ではどうでしょうか?

相手が全然違う人だと知らないから、自分目線で相手と正面から対話します。すると会話がかみ合わず、人間関係がギクシャクします。ダウン症の子を持つ親同士や似たような境遇のひとにでも同じことが言えます。同じと思っていても全然違うのです。

なので、相手のことを良く知らないという気持ちで、何を望んでいるのか、どうなればいいか、と言ったことを考えながら接することです。すでに成功している人はさらに全く違う存在なので、余計に知る必要があるのです。

そのために完コピしようと思う気持ちが大切になってくるのですね。

 

ダウン症の子供もコピーする

そういう意味では、ダウン症の子を完コピすることも大切です。なぜなら子供がどうしてその行動をとるのか、理由がなんとなくわかるようになってくるからです。

しかし、育児の終わりが見えないとか悩んでいる方は、自分のことばかりに目がいっています。そのため、子供が自分と全く違う存在だということに気づいていません。自分と同じようになると妄想しているわけです。

なので、子供に合わせていくことが大切です。

子供を完コピするには、

 

歩く速度を合わせる

目線の高さをそろえる

ご飯をたべるスピードを合わせる

話し方の特徴をまねる

同じポイントで笑う

些細な行動の動きをまねる

トイレのタイミングを合わせる

合わせて怒る

 

実際に私もよくやっています。ダウン症の子が、子供のときから、大人になってもずっと続ける習慣です。もちろん一日中コピーするわけではありません。子供に寄り添いたいな、もっと知りたいなと直感で感じたときにはそうします。

それが、新しい自分の人格を作ることに役にたつからです。

 

まとめ

今回は、他人を完コピしてダウン症の問題について考えてみました。

多くの親は、ダウン症の問題が難しいことだと考えています。しかし、すでにうまく行っている人はいるので、その人を真似たらよいのです。

うまく行っている人の考え方は、自分とは全然違う感覚や思考をしているので学ぶ価値があります。また、ダウン症の問題は時間やお金の問題でもあるのでそれを解決させることが先決です。

そのために、自己責任の考え方できちんと他人に頼ることです。そして良いひとをみつけて、完コピしましょう。

多くの人は他人が全然違う人だと気づいていません。自分と似たような人だと勘違いしているのです。それはダウン症の子でも同じで自分のように成長してくれればと考えています。

しかし、そうはならないので困るわけです。

なので、ダウン症の子のことも完コピして、理解できるような努力をすることが重要です。

完コピの威力を知って、出来るだけ早く子供と家族の問題が解決することを祈っています。

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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