ダウン症の子を持つ親は、子供が小学校を卒業したら、そのまま中学や高校に進んでほしい。そして、立派に自立してほしいと考えているかたも多いです。
しかし、そう考えるほど上手くいかないし、難しいことです。
その原因の一つが、親の方に余裕がないからです。
子供に中学に行きたいかどうか聞いたことありますか?心を親に正確に伝えられるかどうかは分かりませんが、たとえば「なにそれ、別にどっちでもいい、楽しいなら行きたい」というかもしれません。
健常者の子供でも、問題行動は誰にでもあります。
たとえば、他人をからかうとか、嫌味をいう癖がある子もいます。そんな時にこれが原因だと決めつける事はできません。
よく、本やネットではそういう問題行動がある場合は、「子供に自信がないから」とか「愛で満たされていない」のが原因と書かれています。
しかし、そんなことはありません。
子供は学年が上がるたびに常に新しい環境にさらされているのにずっと自信満々でいられる子は少ないでしょう。
ということは、問題があれば本人に「なぜそういった行動をとるのか」、その原因を聞くしかありません。
答えは親が知らない意外なものなはずです。そして、子供から正確に気持ちを聞く時に高圧的になったり、強制すれば見当違いの言葉しか聞くことはできないのですね。
そのため、親は心に余裕をことが大切です。
子供からすれば、親が素直に受け止めてくれると感じていることが、中学を超えて自立へ向かう一歩になりますよ。
親の心の余裕とは?
心の余裕とは何から来るのでしょうか?
それは、時間とお金です。
子供のことを一番に考えるのではなく、親の時間やお金?と思うかもしれません。
しかし多くの人は、のんびりしたら悪い・お金をたくさん稼いだら引け目があると感じています。
逆に、たくさん働いた方が偉い、お金は節約したほうが上手と信じています。
その結果、自由に使える時間が減ることで体を休めることもできません。また、お金に余裕がなくなり時間を使ってお金を得ようとします。
もし心の余裕があれば、ダウン症の子供を中学に行かせようという発想はなくなるかもしれません。時間があれば自分が教えてもいいし、家庭教師でもよいのです。別にそうしなくても、他のアイデアがあると思います。
このような心の余裕を作るためには、まず時間とお金に余裕があると思うことが大切です。
一見関係ないようなことでも、大きな心のブロックになっていることがあるのです。
時間が30分でもたくさん余っていて、お金が財布の中に数千円しかなくても、それで大丈夫だと決めるのです。
その小さな意識付けの繰り返しがとんでもない時間とお金を生み出すことになり、育児の余裕に繋がっていきますよ。
時間とお金の余裕を手に入れる
もし今日、熱帯夜で部屋が暑くて、喉が渇いているとします。
その時、目の前にあるコップに水が半分入っています。それを見て、足りないと感じるか、水があって良かったと瞬間的に思うかで心の持ちようが変わってきます。
いつも不足を感じている人は、いつも不安で、何か保証がなければ気持ちが落ち着きません。
依存的なものですね。
逆に、余裕がある人は相手に何か良いことをしてあげたいと思っています。あなたの周りでも「この人いつも余裕があるなあ」って人いませんか?そういう人は、ニコニコ笑顔が多いし、何かとアドバイスをくれるものなのですね。
このように、何も手に入らないと思っているのは、余裕がないからです。
その余裕は、時間やお金の問題でもあるので、まずはあると思えばいいのですね。そして、慣れてきたら
- どうあるのか
- もっと増やすには
- もっと自由に簡単に
- 気楽に
- 心豊かに、健やかに、穏やかに
を追求してみたくなります。
そう思えたら思考も変わりつつあり、行動もに変化が起きます。新しい環境に飛び込んだり、新しい人に出会うことになると思います。
ダウン症の子を自立してほしいと思ったら、まずは親が自立することです。
心の余裕がなければ、何か俗説に依存している証拠です。
それが子供をどうしても中学に行かさないとというものかもしれません。
子供と向き合い、余裕を持ってコミュニケーション出来るようになれば、どのような形になっても正解だと思えるようになりますよ!
まとめ
中学問題を解決するのには、時間の余裕を作ること、お金の余裕を作ることを真剣に考えておくことが大切です。
心の余裕を作ることを否定していては、子供の人生を変えることはできません。子育ても同じことです。
自分には「ある」と自信を持つだけで、今とは正反対の子育てを歩めるとしたら、簡単に変えたいと思いませんか?
私も、あなたが「いつも余裕な気持ち」を引き寄せることを祈っています。