コーチング

子育てで苦しい時ほど自分を褒める

 

今回は、苦しいときほど自分を褒めるというお話をします。

ダウン症の子育てをしていたら、自分の思い通りにいかないことが多いかもしれません。発育のことも、幼稚園、学校関係のことでもすんなりと行くことは稀です。

そんな時に、自分のせいだ、自分のやり方が悪いと責める方が多いです。

そう考えている親は、自分を甘やかすことが悪いと思っています。なぜなら、甘やかすことがダラけるとか、サボることのように考えているからです。

そのため、サボることは悪いと教育をうけているので、嫌悪感がでます。もっと自分に厳しくしないといけないと考えるようになるのですね。

しかし、苦しい時期ほど自分を褒めなければなりません。

なぜなら、厳しくするほど自分のルールから抜け出せないからです。逆に、褒めて伸ばすという言葉があるように、自分のルールから抜け出して新しい考えを取り入れる必要があるからです。

 

自分を褒める理由

難しい時期、苦しい状況の時ほど、自分のルールを更新して別の考え方を取り入れることが大切です。

今までの考え方でやっていて現状が変わらないのであれば、別の方法を探さなくては状況は好転しません。それが分かっているつもりでも自分に厳しくしているとそうは考えられないのですね。

私はいつも今日やることを決めていますが、それが予定どおり出来たら自分の心のなかで

「できた!えらい!」

「やれた!がんばったね」

と言ったり、実際に声に出していう事もあります。言ってみて一区切りつくし、気分もよくなりますよ。

みなさんも言ってみるといいです。育児をこなしたら、家事をしたら「やれた!えらいね!よし次」って自分で言えばいいんです。

なぜここまで言うのかと言うと、大人になったらこんなこと誰も言ってくれないからです。家族が献身的に言ってくれれば問題も楽々解決するかもしれませんが、事細かには言いませんよね。

逆に、出来て当たり前と思ったり、相手がやることだと考えているかもしれません。

もしかしたら子供の時代からそういわれ慣れていない人がいるかもしれません。そうしたら、自分で自分のことを褒めることも難しいことだと感じるでしょう。なのでまずは自分から自分へ伝えてあげればよいのです。

試しに言ってみてください。心が温かくなると思いますよ。

 

褒めることで状況が変わる

そのように自分で自分を褒めてみると、これまで慣れてない人は恥ずかしいとか、意味あるのとか、そんなこと言ってちゃダメ人間なような気になるかもしれません。

現状が変わらずに悩んでいる人は、甘えることが悪いと思っています。そう、私たちの中には「甘やかすとダメになる」と信じています。日本人の良くない傾向ですが、後輩を厳しく指導することや、子供にしつけを厳しくすることは美徳と思われています。

そうなると褒めることがなんだかよくない事だと思われている節があります。これは戦後の学校教育でいかに労働者人口を増やして生産性を上げていこうとした弊害でもあります。規律を守り、マニュアル通りに頑張ってくれる人が重宝されていました。

今はもう、その仕組みの限界が見えてきたので、「ゆとり教育」や「褒めて伸ばす」などのアイデアを出す人材が求められています。

まさしく時代も移り変わっています。その時代にあなたも変わっていくことが自然なことです。子育て業界やスポーツ、ビジネスの現場でも、褒める、寄り添う、受け止める、勇気づける、といったコーチング的関わりの方が成果を出す例も増えてきています。

褒めるということは、自分が持っているルールを破ってもいいと思える気持ちです。がんじがらめになったルールは捨てて、新しい価値観を取り入れることの方が大切です。

そうすれば、逆境の子育て中でも気づけなかった方法にたどり着くことが出来ます。それはあなたの大きな救いになるはずです。

自分で自分にムチを打つことは、自分で自分を奴隷扱いしているのと同じです。まずはそれをやめていくことです。そのかわりに、自分自身のことを褒めてあげていいのですね。

自分に「えらいね!すごいね!よくやったね!」と言ってあげられるようになっていきましょう。

子育てで苦しい時ほど、自分を褒めてあげてください。そうすればきっと良いアイデアが問題解決の突破口になるので頑張りましょうね!

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

この記事を書いた人

初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

-コーチング

© 2024 ダウン症の子をもつ親のためのニコニコ子育てコーチング Powered by AFFINGER5