ダウン症の子育て マインドセット

子供に自立してほしいと思うほど自立しない

 

今回は、子供に自立してほしいと思うほど自立しないというお話をします。

障害がある子でも自立してほしいと親だったら誰でも思うでしょう。そして、子供に良いと思うことをたくさん調べて子供に実践する方も多いです。

ただ、それで上手くいくといいのですが、その方法が合わず悩んでいる方も多いです。

その原因は、親が子供を頑張って成長させようと考えているからです。

実は親が実現したい教育と、子供がなりた状態は全然違うということです。ここで親の価値観ばかりを子供に押し付けると子育てが難しくなるし、楽しくなくなります。

親は、そんなつもりはないかもしれません。しかし親は親のやり方しか知らないので、子供自身のやり方を黙ってみてられません。なので口出しをして関係が悪くなり、将来子供の意見を尊重してあげればよかった、と後悔されている親御さんを私は、沢山見てきました。

そのため、子供を療育や教育を与えて行くのも良いのですが、まずは親の悪い考え方をやめて、良い考え方に上書きしていくことが大切です。

そうは言っても、親が子育てに最適な考え方を手に入れ、親の育て方で子供が変わると言われるけど、その言葉ほど「親を追い詰めるもの」はないと思う方もいると思います。

例えばダウン症の子の成長はゆっくりで個人差も大きいから長い目で見てあげると良いと言われます。

ただ良いとは分かっていても出来ないことや上手くいかないのが子育てで、その子だけ見ているわけでもなく、周りの環境や学校との関係もあり複雑です。

そのため、いいことは色々あるけど現実では難しいと考えます。

しかし、それこそあなたの感情を縛っているコンフォートゾーンなのです。コンフォートゾーンとは心地よい状態や環境のことです。

 

行動経済学では、限定合理性の考え方があります。自分の考えや合理的な思考には限界があるということです。

やってみないとわからない。いくらなやんでも正しい答えがでるとはかぎらないということです。「 Invent on the way」 という考え方があります。これは、やり方はその都度発明すれば良い、という考え方です。

やってみて気づくことがたくさんあります。「自分には難しい」、「関係ないこと」と思うことをやめて自己変革を続けて行くことが大切です。

そうすれば、自分も自立できて、その影響で子供の自立も進んでいきます。

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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