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目の前の問題を解決する(2021バディーウォーク関西ダウン症のあるひと達と歩こうに行ってきました)

 

2021年10月30日に開催された、バディーウォーク関西2021in大阪~ダウン症のあるひと達と大阪を歩こう~ に行ってきました。

当日は快晴、汗がにじむほどの温かさでした。イベントらしく出店もあり工作や体遊びなど協賛社が思考を凝らしてお店作りしていました。また、Youtubeで人気のアップダウン君(正しい名前を知らずすみません、、)もいらしていて、盛り上がっていました。

今年だけかは分かりませんが、午前午後に分かれてウォークを実施していました。私と次男は、関東から向かったので午前の部は間に合わず、ばたばたと電車、飛行機、電車、電車、電車と乗り継ぎを繰り返し、午後の部に参加しました。

思いのほかダウン症の次男は乗り物好きなので、楽しんでくれました。でも最後の最後、バディーウォーク実施のときに、ついに座り込んでしまったので、時間を取りながら最後のほうでゴールでした。

 

バディーウォークとは?

バディーウォークの目的は、ダウン症を持った方々を知ってもらうことです。主にダウン症への理解受容と権利擁護です。

多様性のある社会では、まずどのように多様なのか知ってもらう必要があります。いきなり障害がある環境を押し付けられても、それは誰でも戸惑うでしょう。なので、ダウン症という特徴がある子がいるよ。それを受け止めて生活している家族がいること。周りが同じ家族のように見えても違いがあると気づくことから始める必要があります。

人は興味がないこと、関係ないことは脳が認識しません。不必要な情報として整理するので、周りが困っていても気づくことが出来ないのですね。なのでこのようなイベントを通じて印象に残ったり、知ってもらうことは大切なことです。

2019年開催時は、2000人の参加があったそうです。凄い人数ですね。今回は、午前の部は見ていないのですが、午後は300人くらいはいたかもしれません。感染症の影響もあって減少傾向にあるのは残念ですが、今後も認知が高まり進んでいく活動だと思いました。

バディーウォークは、もとは全米ダウン症協会の登録商標です。アメリカから発祥したのですね。1995年に初めて開催されています。

また、今回は実施にあたりクラウドファンディングが行われています。多くの基金が集まっており、注目が高いですね。個人や福祉関係の企業からもファンドがありました。

この度、バディウォーク関西のクラウドファンディングにご協力いただきありがとうございました。
261名の方々から総額1,522,090円のご支援をいただき、メンバー一同とても嬉しく、そして改めてバディウォーク関西のイベント成功に全力を尽くす所存でございます。

引用:バディーウォーク関西 https://bwkansai.jp/

 

バディーウォークで目の前の課題に気づく

バディーウォークの時や、他のイベント中にダウン症の親と交流させていただきました。こういった認知を増やそう、盛り上げようというイベントのため、悩みを話し合うというより、楽しくお互いの良い所、可愛いところに気づきました。

年次は、幼稚園、小学生あたりがほとんどだったように思います。それだけ小学生の時代は子供にとって、周りとの関係が大切だと思ってるのだとわかりました。もちろん、二十歳を超えた方も数名いらっしゃって一番盛り上げ役に買ってでていましたね。

最近では、人の欲求の一つに「集団欲」があると言われています。これだけ高度化した社会で一人で生きていける時代に見えますが、その反動は凄まじく大きな精神的不安や不足を作り出しています。なので仲間内でいたい、同じ価値観のあるもの同士で固まっていたい、仲間外れにされるのは嫌だという思いが強くなっています。

とくに核家族化が進み、実親に身近にいてほしいと思う。しかし、そうはいかない。夫婦がずっと仲良しであれば親も必要ないのかもしれませんが、そうもいきません。

そうすると、子供と向きあう時間も長くなるため、ダウン症という問題があるだけで息苦しさを感じる人は多いのかもしれません。

そのため、このようなイベントを通して、家族関係を見直したり、仲間を作ったり、さらには、まだダウン症をまったく意識していない人に気づいてもらい、仲間内に入ってきてもらうことが大切なことです。

そのような行動ができるかどうかは、自分のマインド次第です。

行動している人は、まず目の前の問題に気づいています。だから歩くのです。自分たち家族だけでは問題が解決しないと思っているから、行動しているのですね。周りを巻き込んで、理解してもらい、自分たちの権利もしっかり伝えながら、共存していく。それだけではなく、自分たちの幸せのためにという思いが伝わってきました。

仲間をつくり、広げていくことが出来ていないと自覚しているから、イベントに参加するのですね。意識的かどうかは分かりませんが、目の前の問題をわかっているわけです。

ダウン症の問題を解決していくことに興味がある人達です。もちろん今、ダウン症の子がいる親でも気づいている人もいます。しかし、自分の行動が3年前、5年前、10年前と変っていないのなら、マインド自体に問題があるからです。

それは、明日からでも変えていけるので、ダウン症の子とどのような未来が理想なのか考えてみてくださいね。

私はコーチングや対話を通して、自分の問題に気づき行動できるようになりました。そうしたら未来もよりくっきりと描けるようになりますよ。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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