今回は、大切なことを先延ばししている時間はないというお話をします。
あなたは、叶えたいことを先延ばしにしていませんか?
「将来子供と〇〇できたらないいな」
「将来仕事をやめて〇〇できならな」
といったことです。
ダウン症の子が原因で、今はできないと思う人もいるかもしれません。
しかし、やりたいことを先延ばしする人は、まだ出来ないと考えています。それはダウン症の親でも、そうでなくても同じです。
また、先延ばししている時間はありません。
なぜなら、あとから始めるほど時間が足りなくなるからです。また、放おっておくとあっという間に数年が経ちます。
先延ばし癖がある限りその、「いつか」は永遠にやってきません。いつかできるといっても、本人にとってはハードルがあるので、正しく意識しておかないと始めることさえも難しいのです。
もし、行きたいところがあるなら、「◯◯に行く」という決断をしなければなりません。
いつ、どこに、どういう手段で行くかを計画すれば、おのずと行く方向に向かって行きますよね。でも、なんとなく行けたらいいなと考えているだけでは、行ける日はやってきません。
「まだ早いのでは」
「お金がないから」
「仕事が忙しいから」
そんな気持ちになっているかもしれません。
では、何があったら「今やるべきだ」と決断できるのでしょうか?多くの人は、
子育てが落ち着いたら、、
お金に余裕が出来たら、、、
子供を受け入れたら、、、
知り合いが出来てから、、
と言うように、何か山を越えたら、と考えてしまいます。
問題はひとつではなく沢山でてくる
しかし、一つ問題を越えても、まったく別の方向から予期もしないことがやってくるのが人生です。
私もダウン症の子が生まれてくるなど想像もしていませんでした。障害がある子を持つ親になることは想定外でした。
また、世の中を見ても、コロナ感染症が流行って旅行にも行けない、外でお酒を飲むことも制限される時代が来るなんて、誰が想像できたでしょうか?
だから、やりたいことは今すぐに始めるべきなのです。どんな状況でも、いつかやりたいなら早く始めることに越したことはありません。
なぜなら、最初からうまくできて、満足できる結果を手に入れることは難しいからです。
自分のすごく好きな趣味でないかぎり、多くの人は勉強してもすぐやめて長続きしません。そんな経験はありませんか?
メール講座の中でもお伝えしているのですが、一度始めたら、少しづつ改善していくことが必要です。トライアンドエラーの繰り返しで結果うまくいくのですね。それが長続きする秘訣です。
そんなに難しいならやめておこうかな、、
お金が無駄になりそう、、、
自分には才能もないしな、、
時間がとれなさそう、、、
そんな風に思う方もいるかもしれません。
でも、「やりたいことをカタチにできる人」と「できない人」の違いは、特別な能力があるかないか、ではなくほんのわずかな差です。その差は、成果が出るまでやり続けられるかどうか?
つまり、あきらめないで続けられるかという違いです。
私の知り合いで、そのことを証明してくれている人がいます。はじめは、将来に不安でやりたいことが無いけれど、どう考えたらいいのか?という相談でした。
将来のことよりも不安という内面の問題を抱えていました。なので、心のブロックを解除するセッションをしたり、その都度アドバイスを繰り返すうちに、他人比べることが少なくなり、自分軸がはっきりしてきました。
そして、楽しくでずっとやりたいことが「英語」だと気づいて、内面の問題から現実の問題へと切り替わっていきました。今では英検1級を目指し、その先では英語で伝えたいことを発信し、海外で活躍する目標を目指し続けています。
おそらく不安で悩んでいたことは、本人も言われなければ忘れているレベルになっているのではないかと思います。うまく表現できずに悩んでいるときは、先の見えない真っ暗なトンネルにいるような気持でも、やると決めたことで明るい出口が見えてきます。それが希望です。
ダウン症の子がいて、不安を抱えている人は、やりたいことは何か集中して考えてみるといいし、信頼できる人に相談しても良いのです。
想像出来る事しか実現できない
どんな目標にすれば良いか悩んでいる人は、まず理想や、やってみたいことを書き出してみましょう。
私は100個書き出してもらうのがいいと思っているのですが、難しいようならまず10個くらい書いてみましょう。するとその内容をみてワクワクするかもしれませんね。
なぜなら、あなたが想像したものは実現可能なことばかりだからです。そこにオリンピックで金メダルをとるとか、100億円売り上げる会社で社会貢献するとは書かないと思います。
自分でも実現不可能なことはそもそも、脳が認識していません。ニュースでも見てああ、すごいなと思っているだけで、スルーしているのですね。
どうにかすれば実現できることを書くはずです。例えば海外でのんびり伸び伸び暮らしたいと考える人は多いです。それは実現可能な範囲だから意識に上がっているのです。
では、どうすれば実現できるかというと、方法はいくらでもあります。会社で海外赴任するとか、外国人と結婚するとか、お金があれば移住するとか、とりあえず半月だけ旅行してみることもはじめの一歩かもしれません。
しかし、実現可能だけれど、行動できないのは、その手段をやるための心理的ブロックがいくつもかかっているからです。また、別の方法にも気づいていないだけです。
ダウン症の親は、やりたいことがあっても同じようなブロックがあります。そのブロックを外して考えない限り現状維持が続いてしまいます。
なので先に、理想から考えましょう。それは、実現できる範囲のことだと確信してください。
まとめ
先延ばしする癖は、誰にでもあります。
しかし、先延ばししている時間はありません。放おっておけば何年もあっという間に延長してしまいます。
なので、目標や理想を決めて決断しましょう。
私たちは、日々決断の連続です。子育ても療育も、こうしたいという目的がありますよね。でも成果がでないと先延ばししたり、あきらめてしまいます。
それ以上、やるかやらないかを決断するのは自分です。ダウン症の親というマイノリティーな環境にいるので、何かを実現したいと思っても、こうしたほうがいいとアドバイスや指示を本気になって出してくれる人はいません。
決めるのは自分なのです。
やると決断できれば実現出来ます。出来ないことを目標を立てることは出来ません。それは脳が無視してくれているので大丈夫です!
やりたいこともあきらめてしまった過去があるかもしれませんが、それは継続できるコツを知らなかったからです。
なので、あなた自身で人生を選べる人になりませんか?