ダウン症の子育て マインドセット

子育てを頑張らないほうが成功できる

 

今回は、子育てを頑張りすぎないほうが成功出来るというお話をします。

ダウン症の子育てで不安がある方は、子供との未来にワクワク出来ないと思います。

その原因は、子育てを頑張り過ぎているからです。

「いや、頑張りすぎているも何も、そもそも家事育児で予定がいっぱいで頑張っているつもりはない」

「子育ての忙しさを分かっていない、服もご飯の用意も大変だし、寄ってくるし」

と思うかもしれませんね。この頑張るとは、本当はそこまでやりたくないのに無理してやろうとすることです。そのほとんどは、みんなそうしているからとか、親からそのように習った。といった理由が多いです。

ではなぜ頑張らないほうがいいのでしょうか?

それは自分のコンフォートゾーン(あなたのなかの心地よい環境や常識的なこと)の中で、当たり前に出来ることを順番にこなしているだけなのです。

なので子育てが大変だと感じていても現実が変わる気配がありません。

では子育てを頑張りすぎずに育児が成功したり、

また育児をしていても、自由な時間を作って、あなたが本当にやりたいことするにはどうすれば良いでしょうか?

 

まず、なぜ育児を頑張ると良くないのか、その理由は、IQ(知能指数)が下がるからです。

IQという言葉を聞いたことがあると思います。一般的にはビネー式検査法で、115以上が高知能だと言われています。また85以上が普通の人のレベルになります。※ダウン症の子は20〜50くらいを推移するパターンが多いそうです。

このIQが高いと、頭がいいというだけでなく、想像性が高い状態にあるのです。

想像性が高いとは、アイデアを思いつく、解決策を見つけたり出来るようになると言うことです。そのため、問題の解決に凄く役にたつのです。

この状態は、頑張って出るものではありません。リラックスして楽しんでいたり、何かにワクワクしていて集中している時に発揮される脳の隠れた力なのです。

 

ではその逆はどうかというと、力を入れてなんとかしょうとすればするほどIQは下がってしまいます。なぜなら、コンフォートゾーンが現状維持の方向に働くからです。家事や育児の効率を著しくさげてしまうのですね。

頑張ればなんとか今日の育児家事をこなせるという発想は、創造性を捨ててIQを下げて肉体労働だけをしているようなものですね。

これでは、日々の課題や、ダウン症特有の新しい問題に向き合っていても、対処療法をしているようなものです。そうではなくて、IQを上げて原因は何かとか、どうなりたいのかをクリエイティブに考えることが大切です。

楽に考えることです。頑張ってろうと気合を入れるほど、当たり前の思考しかできなくなります。

よく「努力や頑張ることは必要だ」「やりたいことだけやるのでは、生活は成り立たないし、夢も叶わない」と言う人がいますが、これは大きな間違いです。

「良い習慣を身につけます」「頑張っていればなんとかなる」という場合は、ゴール設定や目標設定がうまく出来ていません。どういうことかというと

  • こうなりたい日常を決めていない
  • その理想が実現するという感覚がない

という原因があります。人は目標を決めることで初めてそのことを意識できます。目標を決めずに努力していても現状を維持しているようなものです。日常生活の中でもどうなりたいのかを明確に設定しておくことが大切なのですね。

これまで周りの人から努力しなさいと散々言われてきたでしょう。私もそうです。しかし、そのように言っていた人達は、凄く成功しているでしょうか?人と違うような理想の人生を手に入れているでしょうか?

そうは見えませんよね。

ということは、「頑張ればうまくいく」には嘘が混じっているのです。

ではどうしたらいいのかというと、目標をたてることです。自分がこうなったら本当に幸せだなという未来を想像してください。そしてその目標を持って、IQを上げながら何かをやるから成功出来るのです。

本当に望ましい目標を見つけられれば、その感覚も解るはずです。未来ではこうなっていると肌感覚でわかるので実感できると思います。

たとえば、ボディービルダーの例がいいですね。

ボディービルダーの方は、筋肉を愛しています。増えれば増えるほど嬉しいのです。その理想の筋肉をイメージしながら、毎日凄く重いバーベルをゆっくり時間をかけて上下させることで筋肉を痛めつけ、痛い思いをします。

しかしボディービルダーの方は、「もっとやりたい」と思うのです。つまり目標に対して必要なことが大変そうに見えても、努力して頑張るとか思わないわけです。楽しくてワクワクしているはずです。

このように理想の目標があれば頑張らなくていいのです。逆に目標がなければ、とりあえず頑張ってその場をしのいでいくしか方法を思いつきません。

目標がないから、現状維持の思考になり、理想を考える必要がないのでIQが下がります。そのため、無理にやろうとしないと行動出来ないから、「努力」という考え方が生まれるのです。

 

最後に注意点があります。

現状に対して、「いつも同じ」「ストレスが溜まる」といった違和感があると思います。感情的に「イライラ」「落ち込む」ようになるのは、悪いことではありません。

その状況をみんな変えたいと思っているのですね。理想の未来と違うと思っているからそのような感情が出てくるのです。実は、このエネルギーをプラスのほうに使えるのです。

そのことに気づけば、今私、IQ下がっていると感じられます。

一呼吸おいて、頑張らないくても大丈夫!と自分を励ましてあげましょう。

 

今回は、子育てを頑張りすぎないほうが成功出来るというお話をしました。

「頑張らないと」という言葉には、脳の働きが影響しています。何か問題があるから頑張ろうとするわけで、そうなればこれまでの経験から一番安全で無難な方法を選ぶことが多いのです。

そうすると、いつもと同じような行動や思考しか出来ません。

なので、そういった流れを断ち切るためにIQを上げて問題に真剣に向き合うのです。時間やお金を作って子供と豊かな人生を送れるようになりたいと思う人は、今日も明日も真剣に向きあうことができます。

豊かな未来を目指すのに、嫌な気分になることはないですよね。楽しんで工夫しながら現実を引き寄せるのです。そのために、しっかりとIQを上げていきましょう!

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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