ダウン症の子育て マインドセット

あなたの理想の未来に本気で寄り添ってくれる人とは?

 

今回は、自分の未来に本気で寄り添って
くれる人というお話をします。

ダウン症の親は、
子供のことにはすごく敏感ですが
自分のことには無頓着な人もいます。

それで幸せで満足ならいいのですが
そうはならないですよね。

お金が、時間が、将来がと
悩む人が多いわけです。
また、子供がある程度成長して
これから先やっていけそうと
思ってもモヤモヤは消えないわけです。

その原因は、
現状ばかりに気を取られて
未来をみれていないからです。

しかし、現状にある程度
難しい問題を抱えている人は
未来と言われても想像するのも
難しいわけです。

うつ病は私も経験があるのですが
いま目の前のことに悩んでいるので
未来と言われてもイメージでません。

なので、もしダウン症の子をもつ親で
不安を抱えている人がいるのなら
現状に寄り添ってくれる人ではなく

あなたの未来に付き添ってくれる人を
選んで一緒にいなければなりません。

しかし、そういった人は探そうにも
簡単には見つかりません。

なぜなら、理想の未来への意思表示が弱いので、
相手も簡単にあなたを見つけられないからです。

 

未来への意思表示の未熟さが原因

子供の問題のひとつに
意思表示の未熟さがあります。

ダウン症の子は決して知能が
伸びていくとは言えません。

下の表をみてください。
IQの推移ですが、60より低いと
いくつかの情報を整理して
理解するのが難しくなると言われています。

▲緑がDS(ダウンシンドローム)ですが
かなり低いのがわかります。

ということは、

ダウン症の子は意思表示が
上手くいかない場面が多いということです。

普段は楽しそうにニコニコしいても
頑固なときや、癇癪を起こす
こともありますよね。

このような子供の未熟な気持ちを
理解するには、下のように
考えなければなりません。

「もしあなた自身が突然、
外国に飛ばされて
周囲の人との会話も文化も
全く理解出来ない状態で

次々によくわからない
要求を突きつけられて

それで周囲がどんどん不愉快で
不機嫌な表情になっていく」

このように想像してみてください。

意思表示の未熟さがあるので
自分も理解できないし、
周りも本当のところが
よくわからないものなのです。

これはダウン症の子供の例で
出しましたが、

逆に言えば、親も同じです。

自分かこうしたい
こうなりたい、
時間的に余裕がほしい
お金の心配を減らしたい

こう思っていても
意思表示が出来なかったり
それを伝えていないので

本当に気づかれたほうがいい人に
に気づいてもらえていないのです。

このことに気づいてください。

伝えたい人がいれば話したり
理想の未来をきちんとイメージ
したりすると良いです。

 

なぜその行動にでるか知っておく

子供は決して親を怒らせたり
不安にさせるために
その行動をとっている訳でありません。

意思表示が未熟な所があるので
上手くつたえられないのは
親であれば分かると思います。

彼らが取っている行動は、
自分がやりたいことを
素直にやっているだけです。

それが我々親にとっては、
全然価値観の違う行動に
映るわけです。

なので子供が、
なぜその行動をしたのかではなく、
何に困ってその行動に出たのかを
探ることがとても大切です。

子供に寄り添って、
一緒に理解してあげて、
それで初めて意思疎通がとれたり

意思疎通がとれることで
どうしたいのかがわかります。

親の行動も同じで
なぜその行動をしているのか
考えてみましょう。

現状維持の親は、
理想の未来を描くのが
苦手な人が多いです。

自分では頑張っているつもりでも
周りの人に正しく伝わって
いないかもしれません。

自分では、ダウン症の子供との
家族との理想をつくっているつもりでも
現実が変わらないなら
上手くいっていないということです。

ということは、
うまく自分の理想を表現できるように
手伝ってもらってください。

やりたいことがあるのに
現実が変わらないと思っているのは、
そのやり方が分らないからです。

将来の不安が大きいのなら
どのように解決したらいいかではなく
どうなりたいかを決めていないからです。

ダウン症の子も私達も同じです。

理想の未来の意思表示をしっかりと
することで日常生活もしっかりと
変わっていくはずです。

そのために、今の現状に
寄り添ってくれる人ではなく

理想の未来に本気で寄り添ってくれる
人を見つけましょう。

 

今回は、自分の未来に本気で寄り添って
くれる人というお話をしました。

あなたなりの理想の未来を本気で作って
それを周りと共有したり、
先に成功している人に話して

あなたのことを理解してもらうことが
とても大切です。

すると、自己表現もすごく上手になり
未来への意思表示が自然とできるようになります。

ダウン症の子との人生を本気で変えたい
もっと良くしたいと
もっと楽しく過ごしたい
一緒に活動したい

このような思いがあるなら、是非あなたの
信頼出来て本気で未来に寄り添ってくれる
そんな人を探してくださいね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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