子供のことを知る

幼稚園がダウン症の次元を上げる理由

ダウン症の子供の教育について迷っている方が多いです。たとえば幼稚園に行かせたほうがいいのかなとか、デイサービスのままで良いのかな?と私も考えていました。

または子供の発達状態を見て、何処に通ったら将来にとって良いか悩んでいるかもしれません。

子供を幼稚園に入れるかどうか悩んでる場合、幼稚園に入れた方がいいです。

まず、入れた方がいいと悩んでいる時点で、子供を幼稚園へ入れる心の準備が出来ているからです。

どういうことかというと、

子供がまったく周りの事を理解出来ない場合など、幼稚園に入れた方が良いかなという発想がそもそも出てこないからです。

ほんの僅かでも、出来る可能性があると信じているから迷う事が出来るのです。

でも、幼稚園に入れている親は非常に少ないのが現状です。

それはどうしてでしょうか?

また、どうして多くの親は迷うのに、幼稚園に入れない決断をするのでしょうか?

それは、あなたが子供の未来にリアリティーを持てていないからです。

なので、どんどん理想の姿や理想の未来から外れてしまうでしょう。

そうなると、あなたはうまくいかないんじゃないか?と思ったり、子供にはまだ早すぎるとか、周りに迷惑をかけるとか、自分の問題以外の部分で悩んだり、諦めたりしてしまいます。

なので、あなたの頭の中の未来を変える必要があります。

今回は、ダウン症の子供を幼稚園に入れる事が重要な理由と子供の未来について話していきます。

 

幼稚園に通っているダウン症の子は少数という事実

子供を幼稚園に通わせたいと思っています。それはどんな親でも思うことです。子供に良い教育の機会を与えることは親の責任であると思っているからです。

それはあなたの常識であり、周りの常識でもありますよね。

健常者が幼稚園に通うことは一般常識であるし、そうしないと学歴社会や周りの子供に遅れをとると思っているからだし、実際そうします。

もちろん家庭環境や経済的理由で、そう出来ない方もいるかもしれません。

ダウン症の親子に向けての研究結果があります。みてみましょう。

国が主体となって行ったダウン症の家族への調査で、全国約900人を対象に就学場所について調べています。注目は幼稚園への就学割合です。

6 歳以下の子ども(329 人)では,

・保育園に通っているのが 39.8%(119 人),

・通所施設も同じく 39.8%(119 人),

・幼稚園には 14.4%(43 人)

引用:平成27年度出生前診断における遺伝カウンセリングの実施体制及び支援体制に関する研究 【第3分科会】相談者および当事者の支援体制に関わる制度設計

 

約15%の家族しか幼稚園へ就学させていません。

では、なぜダウン症の子供を幼稚園へ通わせる親が少ないのでしょうか?

それは障害者を持つ親の常識がそこにあるからです。

ダウン症の子供は知的障害があり、療育費なども県などの障害ランクによって分類されるためイメージや数値的にも普通の子育ては出来ないと感じてしまいます。

また日常生活から見ても無理なんじゃないかと思ってしまっているのです。

それは、これまであなたが自分の人生で作ってきたイメージが支配しているからなのです。

 

幼稚園の受け入れや加配機能がある

先に引用した研究では、回答の件数が0件の都道府県は,存在しなかったとあります。ということはまず、都道府県にかならずひとりはダウン症の家族がいることになります。

年間2000人以上のダウン症の子供が生まれているから、当たり前ではあります。

なので、国としては一律ダウン症または障害者としての配慮が必要になってきます。

この場合、幼稚園へは加配機能があります。

なにかというと障害者を受け入れる場合、必要であれば近くの施設や団体、デイサービなどから支援者を配置するという追加のサポート処置をとる義務があるのです。

もしあなたが子供を幼稚園へ行かせる事で、

  • 他の子に危害を加えるかもしれない
  • じっとしれられるわけない
  • トイレはまだまだ無理
  • 偏見の目が怖い
  • 先生の言うことが理解できないはず

とか考えているのなら、それは自分の常識の範囲で不安を拡大させていることになります。

何かも分からない不安に囚われてしまっているのです。

実際に幼稚園へ問い合わせたり、実際に見に行ってみたりして確認してみてください。悪い面ばかり想像するのではく、良い面のみを見てみましょう!

そうすれば幼稚園での楽しい生活に必要な事や、子供に何が必要なのかが見えてきますよ。

 

ダウン症の子は他人への関心が少ない?

ダウン症の子供を育てしていて分かることがあると思います。私の家族は、上にお兄ちゃんがいて、下の子がダウン症です。

ダウン症の子育てしてて健常者と違うのは、自分の世界があったり、自分の事を優先するなどの他人への関心についてです。

周りの人の感情を感情を受け止め切れない事が多いのは、もちろん知的能力の部分かもしれません。しかし、ママやパパ、兄弟の事を気にしたり何処に行ったのかな?と探したり、怪我をしてる時は絆創膏を持ってきてくれたりします。

悲しんでいる感情が嫌いで、ママが泣いていたりすると困った顔をします。

知っている通り、まったく他人への関心が少ないわけではないですよね。

たしかに健常者よりはどうしても、自分中心の考え方にもなるし、ワガママがあるのかもしれません。

しかし、実際に親でも自分のやりたい事、やらないといけない事、例えば家事でいえば選択や料理など手が離せない時があります。

その場合は自己中心的な考えになったり、バタバタしたりすると、あまり周りに気を使ったり、しっかり考えたりすることはせず、自分の常識の範囲で行動したり、話したり、子供に怒ったりします。

実は、自分の集中していることになると、常識は狭くなるのです。

それはダウン症の子供も強弱はあるにせよ同じです。子供の行動が荒れたり、癇癪を起こしたりするのは集中している証拠です。考える範囲が狭くなっているから、周りの意見を聞く余裕がないのです。

では、一体幼稚園と何の関係があるのかと言うと、子供の常識を増やしてあげるために幼稚園は非常に有益だということで

なぜなら、周りとの関わりが増える事で、違った価値観に繰り返し反応するようになります。

そうすると、自分の常識がすこしずつ広がっていくことになるからです。

 

接触機会を恐れない、集団保育が子供の可能性を高める

ダウン症の子供には、普通集団における保育が望ましいです。障害者が集まるデイサービなどではなく、幼稚園などの普通集団のような組織が良いです。

子供も親も異質集団という場に居るほうが刺激が多いからです。刺激は良い面も悪い面もありますがそれが子供の常識を広げることになります。

なので、うまく利用するには、常に良い未来をイメージしておくことが重要なんです。

 

同質集団より異質集団からの働きかけが大事

デイサービスなどの障害者の集まりでは子供同士のかかわり合いが見られ無いことが多いです。1人で遊んだり、外で土遊びをしたりとそんな姿を良く目にします。

ある大学での実験では、異質集団の集まりとして幼稚園の方がダウン症の子供の活動が活発になることが認められています。違いと言うと、普通児童の普段の活動や語りかけ、または教師の働きかけによる効果が大きい事で、子供の活動に差が出てきます。

特に健常者の同じ目線でのかかわり合いは、親が思っている以上に本人に負荷をかけることが可能です。

親でも同じことではないですか?勉強でも仕事でも負荷がかかったほうが成長が早いのを感じたことはないでしょうか?

好きなことを夢中でした後は、どっと疲れますよね。でも心地よい、頭がすっきりとした感じがします。何より気持ちに迷いなく前に向いています。それは、次の近未来を見ているという事ですよね。

子供にもそういった心身ともに健康な負荷が必要なのです。

 

母親の育児の価値観違いは重要

必要なのは本当にやりたい事です。楽しいことだったり、他の人に役立つと思うことでワクワクしたり、将来の事を想像してドキドキしたりすることです。

しかし、親が教育熱心のあまり子供への期待が大きすぎて、子供のやりたいことを止めてまで、親の価値観を押し付けてしまう教育になることがあります。

そうなると、子供ののびのびとした成長を阻む結果となるし、さらにその様な価値親の集団で集まると、より子供への期待を強化してしまいます。

なので、子供にとって、ママと異なる立場にたつ他の保護者、例えば幼稚園の先生による育児の知識の共有や話をする経験はとても重要です。

先生とママの信頼による協力体制はダウン症の子供の育児にとっても大切な要素のひとつなのです。

このような関わりあいが出来るもの幼稚園に入れるメリットであるし、子供の成長のために重要な理由です。

 

思い込みをやめて未来のゴールを設定する

幼稚園へ通わすことで色んな悩みや不安が浮かんでくるかもしれません。

それはあたなが作り出した幻想です。まだ起こってもいないことに恐怖しています。あなたの過去の出来事を当てはめたりして、幼稚園に通っている他の親から嫌な思いをされると思ってしまいます。

でも、本当にそうでしょうか。

過去はあなたの感情の集まりなのです。いうならば強い感情の美術館みたいなものです。苦しかった過去は何度も頭の中をグルグル回り、あなたの人格を作っていきます。

何故かと言うと、ネガティブな感情が、あなが自身を守るために必要だからです。

自分を傷つけるものから、守るために良くないことを回避しようとする力。不利益を受けないように、生命を維持するために自分で思い出させて自分自身を守っているとも言えます。

あなたは子供が大事だと思っていても、自分が一番大切な存在です。

良くないことばかり考えて、良い面を極端に萎ませています。

良い未来は不確定でそうなるはずもないと思ったり、逆に親から嫌がられたり、クラスについていけなかったり、窓から何か投げて外に落としたりと、悪い面ばかりイメージしてしまうのです。

その考えが子供の未来を制限したりします。

このような考えに気付く事ができれば、あなたは未来を変える事が出来るでしょう。

もちろん、すべてがうまくいくとは限りませんが、対処することは出来ます。良い未来を想像して、改善していけばそれは良いです。

そして、そのような行動は必ず周りを変えて行くことになります。

 

関わる覚悟を持つ

今回は、ダウン症の子供を幼稚園に入れる事が重要な理由と子供の未来について話してきました。

幼稚園に通っている子は少数という事実があります。

であれば逆に幼稚園へ通わせるメリットのみを考えるのです。

加配などの行政の機能もあります。

よくないイメージばかりを考える必要はありません。また、ダウン症の子供は他人に関心が低いという傾向があります。

でもそれは親でも一緒だし、周りをみれば皆同じ性質をもっています。

なのでダウン症の子も同じ様に考えて、かかわり合いを増やしてあげる覚悟を持つのです。

幼稚園へ行くことは、健常者などの普通園児とのかかわり合いが、同じ子供目線を同じメンバーで長期間共有する事にメリットがあります。また親も違う教育の価値観を幼稚園の先生から得ることが出来る意味は予想以上に大きいです。

そうなるためには、過去からではなく、未来からイメージしてみてください。

未来を強くイメージすることで現状が変わっていきます。良い未来をイメージする一つの方法は、未来のゴールを設定することです。それには、やりたいことや実現してほしい未来を具体的にイメージすることです。

一般的にカウンセリングやヒーリングなどの治療法では、過去のつらい経験や、現状の悩みなどの解決が多いです。

しかし、過去をいくら変えても、現状の問題の解決策を考えても、それは現状の常識の範囲でしか変えられないからです。なので、自分で対処できない新しい課題が出てきた時にまた悩んだりします。

あなたらしい、いきいきとした人生や子供の成長を見守ること、やりたいことを見つけて社会貢献することやチャレンジすることは、未来に目標を持たなければ実現しません。

ダウン症の子供を持つ親は人生が止まった感じがしている人もいます。でも、なりたい未来を強くいつも考えることで、新しい可能性を見つける事が出来ます。

それはダウン症の子供をもった親の特権でもあります。健常者を育てるより苦労も多いです。

子供の将来が見えにくくても、あなたの未来は健常者を持つ親とは全く違ったものになっていくのです。

私も応援しているので、ぜひ未来を考えてみてくださいね。

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