ダウン症の子育て マインドセット

間引きの歴史からダウン症親が厳重に備えるべき未来

 

ダウン症の歴史を調べるほど、家族の未来が不安になりませんか?それは、ダウン症の歴史がはやり障害者の不遇の歴史だからです。

偏見があり、保護政策、そして間引きといった歴史を繰り返していると思います。

現在は、ダウン症の人に対して、人権問題もあり保護を受けている状況だと考えている人もいるかもしれません。しかし、よく見ると遺伝子のスクリーニングが流行っていたり、間引きの最中とも言えるのではないでしょうか?

日本も平和な時代が終わり今後は、世界経済が不安定になるほど、障害者は不遇になります。

それは過去の歴史をみれば分かることです。

そして、またダウン症に対して偏見の時代がくるかもしれません。

その時ダウン症の子供や親はどのように未来に対して準備しておけばよいのでしょうか?

それには、将来を決して悲観せずに家族の幸せを追求することが大切です。

親自身がダウン症の子は難しいと思ったり、子供に時間を使いすぎたり、他人の目ばかり気にしている人がいます。

しかし、歴史的にネガティブな状況を繰り返しても、そういった環境の変化は自分を変えるチャンスです。

そのために、自愛の力を強めておく事が必要です。

また、人に何かを与えられるスキルを持っておくことです。

行政や周りの家族から一方的に与えられる存在ではなく、先に与えられる存在になれれば良いですね。そうなれば、幸せがついてきます。

今回は、ダウン症の歴史と、絶滅種の歴史を見ることで親が備えるべき未来についてお話します。

 

絶滅危惧種の歴史は繰り返す?

障害者の歴史は、絶滅危惧種の動物の歴史とよく似ています。

佐渡に「トキ」という鳥がいます。

トキは1999年に日本で残り1羽になりました。

記憶にある人も多いかもしれません。環境後進国と揶揄されていた日本は、トキの保護政策がとられ友好のシンボルとして中国からトキを2羽貰い受け繁殖しています。

現在では、トキは500羽まで増え、繁殖上手な鳥なので数十年後には1000羽を超えると言われています。

そして、その後保護政策の先で、変化が起きています。

人の生活に影響が及ぶようになったのですね。トキは好物のサドガエルを食べます。そのため、足に大きな水かきがついたトキは田んぼの稲を倒し、米を荒す被害が増えてしまいました。

そのためトキは、今度は有害動物に指定されています。そのトキが一時優遇されたものの、また淘汰の対象となったのですね。このように、時の政府や人間関係のなかで、優遇されたり非難されたりするのです。

歴史を見るとダウン症の人権も同じです。

今は国からの受給や、障害者を取り巻くサポートが充実しつつあります。もちろんそれは、過去に障害者の親達が苦労して獲得したものもあります。

しかし、国の財政が厳しくなる可能性が高い日本の未来では、ダウン症の親なら未来がどうなっていくのか想像しておく必要があるのではないでしょうか?

 

ダウン症が迫害や間引きされる時代がやってくる?

ダウン症は、白痴(天然のバカ)と定義されていた

ダウン症の歴史は、1800年頃から資料が残っています。

たとえば、ラングトンダウンの著書「猿線」(1896年)や、ケイトブルソーの「蒙古症」(1928)を見るとその偏見の歴史がわかります。

時代ごとに偏見があるように、ダウン症の偏見もその時代の常識なのですね。

現代では、インターネットが広まり、個人の取り組みが大きくクローズアップされます。違う世界の事を知ることが容易になったので、コミュニティーが作りやすく、価値観の多様化で偏見の持ち方も変わってきています。

話がそれましたが、1800年代にかけてのダウン症についての主張は、

「ダウン症は人類が原始的種族への自発的逆戻りをしている」

としています。

主にヨーロッパ周辺では、人間を「健常者」と「白痴(天然のバカ)」「狂人」の3つに分類しています。

そして、当時のダウン症の人は「白痴(天然のバカ)」と見られ、

  • 「社会から肉体的にも心理的にも離れた存在、私的なひと」
  • 「法的年齢に達したのに、知恵がなく、20までの数も数えられない、父親が誰かもわからないもの」

と定義されています。

そのような世の中で、偏見や迫害の時代が長く続きました。

エコロジーとT4作戦

その後、アメリカのニューヨークで「エコロジーシステム」(1920年)と呼ばれる政策が始まります。

それはダウン症などの障害者を労働者とみなして社会に取り込むという考えで、出来る範囲の生産的活動に参加させていました。ダウン症の人は、その時代、農業や工芸品などの生産に寄与していました。

しかし、世界が第二次世界大戦に向かっていく中で、各国は、国力強化のため断種の法律を作り、当時ドイツでとられた作戦が「T4-作戦」です。

これがとくにひどく、安楽死計画と呼ばれるもので、多くの障害者が犠牲になりました。その数7万人と推測されています。

特に以下のような人達が対象となっています。

  • ジブシー(国籍を持たない放浪者)
  • 障害者 ⇛ここダウン症!
  • アルコール依存症者
  • 宗教集団
  • なまけもの

ダウン症の人は世界中で迫害の対象となりました。

世界が不安定な状況の20世紀は、障害者にとって暗黒の歴史とも言えるのではないでしょうか。

ノーマライゼーションが始まる

1951年アメリカで染色体の視覚化に史上始めて成功し、そのダウン症などの染色体異常の解明が一気に進みました。

1956年には「臨床遺伝学」が生まれてダウン症の研究が活発になります。

遺伝子という特殊な観点から人権問題に繋がっていきます。

1963年にはアメリカでノーマライゼーション政策が打ち出されます。これは、淘汰でなく、障害者の知力を上げる事ではなく、人に考慮しつつノーマルにするという考え方です。そして支援は、最小限に制限してより人間らしく扱うというものです。

要は、収容施設化を進め、自立を促すものです。だいぶ現代的になりました。

その後、世界に合わせるように日本でもダウン症の親などによる「こやぎの会」「小鳩会」が立ち上がり、大学などと連携しながらその人権という勢力を強めていきます。

今では、日本ダウン症協会として大きな組織となっています。

https://syobungei.net/news/author/jdss

 

これらの歴史からも分かるのは、経済の状況や国の政策によって、障害者の立場は大きく揺さぶられていることです。もちろん戦争などは国の有事なので、財政面などから支援できない状況もあるでしょう。

でも国の政策によって、迫害や偏見につながっていることも事実です。

では、今後ダウン症をもつ親はダウン症の未来をどのように考えていけば良いでしょうか?

これからは、受け身ではなく自発的に周りに幸せを届ける事です。そうすることで自分の人生の価値が高まります。国や自治体の支援だけではなく自発的に収入を得たりすることが必要です。

そうすれば、国の政策や他人に影響されることは少なるなるでしょう。

 

ダウン症の親が未来に向かって用意しておくこと

今後、日本経済は良くない時期が続くかもしれません。

グローバル化が進んだ今、これまでと同じ様にダウン症の歴史を繰り返すかは分かりません。

しかし、経済は循環していて好景気と不景気を繰り返します。

それは間違いありません。ずっと好景気なんてことは有りえません。今後、大きな不景気になった時、障害者の家族が不利な立場に侵される可能性は高いです。

そうなった場合、どのように自分や自分の家族の事を考えていくのか?

それには、周りの情報や他人の意見に流される事なく自分の考えを持つことが大切です。私達は大丈夫だという自信をもっておくことです。

ダウン症の未来に対しての恐怖感を無くすことです。

恐怖はエゴから産まれます。エゴは自分が信じている価値観のことです。凝り固まった価値観を持っていると環境の変化に柔軟に対応することは出来ません。なので、エゴを無くして、自己肯定感を高めていきましょう。

そして自己肯定感を高めるには、良いセルフイメージが必要です。

セルフイメージとは自分の価値観や感情のことです。

このセルフイメージにエゴが多いと、世の中の情報に惑わされたり、他人の言葉に影響を受けて右往左往してしまいます。

すると、自分の意見が言えなかったり、本当にやりたいことが出来なくなります。

それがダウン症の子供の未来の可能性を奪うことに繋がるのですね。

新しい世界で、自己肯定感を高め自分を持ち輝きましょう。そして、セルフイメージを上げていけば、やりたい事がでてきます。

するとダウン症が過去、間引きされていたというネガティブな事実を乗り越えて、本来の自分を取り戻すことができます。

また、親の幸福度が上がると、ダウン症の子供にもその愛が伝わります。

世論に合わせてダウン症をサポートするのではなく、まずあなたが変わることで周りが変わります。

そのためにダウン症からくる恐怖を捨ててください。

恐怖のもととなるエネルギーは過去にあります。過去と未来は関係ありません。ダウン症の歴史でも、あなた自身の歴史でも、嫌なら破棄することです。

1人で考えたり悩んで先に進めない場合は、カウンセラーやコーチなどに誰かに相談しましょう。

そして、家族で未来に備えておきましょうね。

 

幸せを先に与える

今回は、ダウン症の歴史と絶滅種の歴史を見ることで親が備えるべき未来についてお話しました。

ダウン症の歴史を振り返ると、ラングトンダウンの著書「猿線」(1896年)では、ダウン症が進化から逆戻りしているということ。

ヨーロッパ周辺では、人間を健常者と白痴(天然のバカ)、狂人の3つに分類されダウン症は白痴として軽蔑されてきました。

エコロジーシステム(1920年)などで社会に受け入れられたかと思えば、ドイツのT4作戦などヨーロッパ諸国にみられる絶種の方針がとられてきました。

近年では、1951年に染色体の視覚化してから、ノーマライゼーション政策などで人権が注目が集まり制度が整いました。

日本でも親の会が発足し人権が言われ始めました。

しかし、経済や国の権力の影響によって、障害者の状況は変わっていきます。

それによって人々の偏見の見方も変わっていくでしょう。次の新しい世界ではダウン症のお持ちの親は帰路に立っています。

ダウン症の親は、自分の自己肯定感を高め、エゴを捨てて幸福を追求することが重要になってきます。

人生で得られる幸福の量は、人に与える量と自分に与えられる量が同じだと言われています。

先に相手に与えれば、手にする幸福の量も増えていきます。

自分のやりたい事を見つけて人に価値を提供できれば嬉しいですよね。私

はそういう人の話を聞くのが好きです。なぜなら私だけでなく、相手の幸福度が上がり双方に良いことが起きるからです。

 

 

※本記事の内容は以下の本などから情報を引用しています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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