ダウン症の親は、もっと豊かな生活があることに気づいていません。
今の生活で精一杯時間を使っていると、もっと豊かになれることに気づく事ができません。逆に、不安とは無縁で、自分らしいく穏やかに生活しているひとがいます。
なぜ同じ条件で違いが出てくるのか、
その原因は、「実感がわかない」と考えているからです。
先の未来のことや、自分が経験ないことはいくら心で思ってもそうなるとは思えないわけです。しかし、それは脳が作り出した幻想です。よくわからないことは難しいと考えます。
たとえば、携帯電話はいつも身近なもので便利ですよね。それがIT機器で仕組みがどうのこうの言われると急に難しくなりますね。これは具体的なものが、情報に置き換わるからです。この時に「よく分からない」となるのです。
情報は、実体がなく感覚や、思考、物理、仕組みが集まったものなのでイメージしずらいです。ダウン症の親はもっと豊かな生活があると思ってもそれが実体がなく感覚も薄いので信じられないわけです。
なので、もっと理想的な豊かな未来があるとリアリティーを感じることが大切です。
理想のアンテナを立てる
もっと豊かな生活があることに気づいていない親は、豊かさを手に入れることは難しいと考えています。豊かさとは、お金や時間に縛られずに自由になるということです。
それは自分自身の事でもいいし、子供や家族との時間でもいいでしょう。いつもやっている家事育児は、やればそれなりに出来るので失敗とか成功とか考えずにこなすと思います。
しかし、新しい活動や新しい人との出会いなどは、失敗する可能性もあります。嫌な気持ちになったりするリスクもあります。すると、行動が難しくなります。
初めてのことは想像がつきません。先程話したような情報的になるので、感覚がよくわからないのです。すると難しいと考えてしまいます。
ではどうすればいいでしょうか?
まずは、理想のゴールを設定することです。理想を決めてしまうという行為は、頭にアンテナを立てるのと同じです。ラジオとかのアンテナは放おって置いても勝手に電波を受信しますよね。どんな情報を手に入れるのかは、アンテナを張っておけばよいのです。
また、アンテナを日常的に強く立てるのには、その必要性を高めなければいけません。こうなったらいいなという理想を高めて、そうなると信じることです。
もっと豊かな生活があると信じているから、脳が勝手に良いことを思いつくのです。このようにあなたの無意識の能力を使っていきましょう。
初めてのことでもリスクをとって、自分だけの経験や知識を手に入れることが大切です。
未来のリアリティーを想像以上に高める
もっと豊かな生活があることに気づいていない親は、良い未来について考えることが少ないです。どちらかと言うと、悪いことにどのように対処しようかと考えています。
- 将来の成長はどうか
- 後退期はいつか
- 施設にはいつ入れるか、お金はかかるか
このようにネガティブ思考から良い方向に反転させようとしても、このネガティブな現実を実現することになるのです。なぜなら、アンテナがネガティブを引き寄せるからです。
なので、理想の方向にアンテナをはらなければいけません。ではどのように理想を作っていけば良いでしょうか?
そのためには、未来の臨場感を高めることです。
先程体験したことがないこと、知らないことほど、実体がなく情報的になるとお伝えしました。情報的になると物理的なイメージや感覚がないのでよく分からないとなるのでしたね。
だとすれば、未来のリアリティーを高める必要があります。コーチングでは未来の臨場感を上げていきます。それによってアンテナをピン!とたてて自分で気づくお手伝いをしています。それほど、未来にリアリティーを持つことは大切なことです。
例えば仕事でも、そのゴールが、納期がいつなのか、誰が利害関係があるのか、費用はいくらで、自分にどんな対価があるのかが明確になるほど周りの協力も付けやすいし、なによりどのような行動をするれば良いのか解るはずです。逆に、どうなれば納期達成しなくて、悪いことが起きるか想像出来ます。
また、来週末にディズニーに行くことが決まっていてすでにチャットも持っているとします。ディズニーが大好きな人なら、ワクワクしてパーク内をどのように回ろうか、何の服で行こうかと無意識に想像するわけです。未来へのアンテナが強いから、無意識に楽しいことを呼び込むのです。
ダウン症の子との人生に置き換えると、ディズニーのように想像しずらいかもしれませんが、どう考えるかそれはあなた次第です。夢や目標も、情報なのです。豊かな未来の夢を、リアルに感じながら生活することが大切です。
リアリティーとは五感でリアルに感じている感覚のことです。人間には、モーダルチャンネルという情報の入り口があり視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚・言語の6つが存在します。
思考や言語に対する臨場感が高くなれば、必然的に情報空間へのリアリティーも高くなります。そのため、抽象度の高い理想の未来(ゴール)のリアリティーも高まります。
経験していないこと、知らない事はリアリティーが少ないです。もっと豊かになれると信じて、新しいことに沢山触れると、アンテナが強くなって必要な情報が手に入るでしょう。
まとめ
今回は、ダウン症の親は、もっと豊かな生活があることに気づいていない、ということをお伝えしました。
その原因は、そのような生活は実感がわかないから、行動に結びつかないことです。経験していないこと、知らないことは臨場感、つまりリアリティーが低いので良い情報があっても素通りしてしまいます。
なので、もっと豊かになれると確信して、理想を作ることです。すると新しい情報をひろうアンテナが出来ます。
理想の未来は、物理的に見えませんし、イメージできない情報的なものなので「よく分からない、難しい」と考えてしまうわけです。
そのため、未来のリアリティーを高めることが大切です。五感情報を未来のイメージのなかで感じながら生活しましょう。こうなったらいいな!をイメージでも良いので体験することです。コーチングでは短い時間でも想像するだけで、沢山のアイデアや気付きがクライアントさんから出てきます。
するとそのイメージが少し現実と近づくので、もっと豊かな生活があると初めて気づくわけです。続けていくとそうならないとオカシイという感覚になれます。そうして初めて現実が動き出します。
ネガティブなことを防ごうと心を曇らせるのではなく、心穏やかで自分らしい生活を手に入れることが出来るので試してみてくださいね。