
自分の子供に将来何になって欲しいか考えることがあると思います。
健常者であれば冗談混じりに会話が弾む事もありますが、一転、ダウン症の子供の会話になると意気消沈してしまうことも多いのではないですか?
- 健康に育ってくれたらとか
- まず自立してくれたらとか
凄く抽象的な会話になりがちです。
一般には、ダウン症の大人の人の情報は非常に少ないです。ブログでは子供の成長記録がほとんどです。
実際に大人になって仕事をしたり、家で生活しているひとは子供の頃と違って日常に変化がなく、伝える事も少ないのかもしれません。
あまり馴染みのない海外のダウン症の事例から、違う環境の日本でもどんな将来が描けるのか参考にしてください。
私は、一緒により良い未来を考える事が好きです。
子供の将来で悩んでいたり、他人の目ばかり気にしている方は是非参考にしてください。
子供の可能性とは、自分の可能性であることが気付くはずです。
今回は、海外のダウン症の人はどのような仕事をしているのか?その可能性を見ていきたいと思います。
目次
ワーク例①訓練はコミュニティーにとって重要
私は地元の食堂サービスのリーダーとして働いています。
私は2017年4月からそこで働いています。私は人々と出会い、そして挨拶するのが大好きです。
トレイを取り人々のために飲み物を渡してあげるのが大好きです。
着飾って仕事をすることを楽しみにしています。また責任が好きです。
私はお金を稼ぎ、地元のチックフィルアで食事を楽しんでいます。
ダウン症の人は全員、訓練を受けて生産的になる機会を与えられるべき。
これはコミュニティにとって本当に重要であり、ダウン症の仲間の全員がその機会を持つべきだ。
私の学校はその機会を提供し、自分自身がどんなに働き者であるかを確認出来ました。
仲間とその喜びを共有するという感覚がダウン症の子にはあります。
私の次男もダウン症ですが、何か遊びをする場合は、かならずパパとママ、あと兄がいるのですが、そちらもきちんと呼んで、遊ぼうとします。
新しい事が出来るたびに、みんなにそれを見せてくれます。
もちろん機嫌が悪いときはひとりの世界にはいっていますが、その環境に慣れたりすると周りと共有したくなるようです。
それを自立や職業に活かしたいですね。
ワーク例②同僚との人間関係が気に入った
私のインターンシップについてお話します。
そのインターンシップのお金は、航空機会社の窓を作るために生産センターで働くために支払われました。
私の仕事の夢は、タトゥーショップです。インターンをする機会があり、理学療法士セラピークリニックでインターンをしました。
両方のインターンシップでの2人の上司がとても気に入りました
海外でのタトゥーは日本と感覚が違います。それは宗教的なことです。日本ではまだまだ無神教がおおいですが、海外では多くがイスラムかキリスト教です。
私の経験では、とくにキリスト教では、タトゥーは信仰の一つであり、自分の価値を相手に伝える手段でもあります。
海外で仕事をしていたときの同僚は左腕の上部に大きなタトゥーを入れていました。どの様な意味があるかと聞くと、子供に尊敬されるためと答えてくれました。
ダウン症の子供のやりたい事も常識で考えてはいけないですね。
ワーク例③夢はミュージシャンの本を書くこと
今、私は科学博物館のギフトショップでインターンをしています。
母は、それが映画のようであり、実際に起こっているとは信じられないと言いました。
夢の仕事に就くのに役立つ新しいスキルを新しい場所で学ぶことを楽しんでいます。しかし、正直なところ、私の夢の仕事は変わります。
私は音楽、芸術、娯楽が好きなので、どういうわけかその分野で働きたいです。エンターテインメントイベントのセットアップを支援したいと思います。ミュージシャンについての本を書きたいと思っています。
文字を書きたいと思えば、本を読むのか楽しくなったり、本に興味をもつはずです。
ダウン症の子供でも何か大きな事に、もし興味を持てればそれをするために、いろんな方法が必要になるはずです。
子供では思いつかなくても親がクリエイティブになれるかもしれません。
ワーク例④娘の能力に気がついた
娘にコーヒーを焙煎する目があることに気付きました。
彼女は鋭い観察力を持っていて、私がコーヒーを挽くのを見てからアドバイスなしでそれをすることが出来ました。
コーヒー会社は1週間に大量の(350~500ポンド)コーヒーを焙煎しています。
彼女は他の誰よりも先に間違いや成功を発見します。
週に6日働いていましたが、私たちは彼女の仕事を週5日に減らしました。
彼女は現在44歳で、土曜日の休みなしで働いています。本当に仕事が大好きです。
彼女は私たちの焙煎所を「私のコーヒーショップ!」と嬉しそうに呼んで、仕事に大きな誇りを持っています。
ここで紹介する海外の方の例を見ると、こんなの私の子供には無理とか、この子達はモザイク型(染色体の一部が変異、21トリソミーではないもの)だとか、思うかもしれません。
しかし、子供可能性を信じて何かに挑戦させるということは、あなた自身の挑戦であるかもしれません。
普通は日常の家事などで忙しい中、なかなか子供に集中して見る時間も少ない中、より可能性を見つけてあげることは大変な事です。
ワーク例⑤100%有機蜜蝋のキャンドルづくり
私はダウン症を患っており、人生の最初の3年間は非常に困難でした。私は気管支炎と耳の感染症のために病院で多くの時間を過ごしました。能力の違いでいじめに苦しんでいましたが、私は学校を楽しんでいました。
両親と私は、ダウン症協会にとても感謝しています。
私は、自宅のキッチンでキャンドルを作っています。キャンドルは、100%有機蜜蝋ペレットを使用して小さなバッチで作られています。
ロウソクは低刺激性で、喘息やアレルギーのある人に最適で喜んでくれるし、キャンドルを作るのが大好きです。
蜜ろうそくは、私にとっての最高の選択でした。
自分が気に入ったものを人にも分けてあげたいとう気持ちを仕事にしています。
日本では障害者の作った物を嫌がられることも多いですが、本当に価値のあり、人の生活が向上したり、満足度が上がるものであれば、受け入れられるはずですよね。
ワーク例⑥人に伝える事が苦手なので、写真で伝えたい
私は写真を撮るのが大好きです。セルフィーやポートレート、素敵な景色、すべてが大好きです。
私が10歳の頃、母のカメラを手に取って撮影を始めました。
家族に私が見たものを見てほしかったし、母は写真を見て自分の能力を世界に示す方法を見つけたこと言ってくれました。
人々が私が言っている事をいつも理解するのは難しいので、逆に私が世界をどう見ているかを皆に示す方法が写真なんです。ノートカードや大判のキャンバスを販売しています。
ダウン症の人は、言葉の理解や伝える力は弱いです。知的障害を伴うからです。
成長速度は健常者の半分以下です。
その中で、どのように自分のことを知ってもらうか。
ダウン症の子は1人で遊んだり、1人の世界でいることが多いと感じます。
でも表現する手段がみつかれば関わるようになるとしたら、その私の感覚はただの思い込みでしかありません。
おわりに
今回は、ダウン症の方の海外の職業について見てきました。
色々な職業の可能性がありますが、ポイントは本人が興味を持っているということと、社会がそれを受け入れてサポートしているということです。
もちろん海外でもみんながこういった職業についているわけではありません。作業所で働いている人もいるでしょう。
しかし、何かに興味を持ってそれをしたいという自己のイメージが強いと、それは障害者であろうと、やりたいことを実現するために周りも動き始めます。
ではあなたは日常ではどのような行動をしていけばよいでしょうか。
どうすれば自分に自信が持てるようになるでしょうか。
それには、あなた自身がやりたい事を見つけたり、目標をもったりして自分の心を過不足なく、満たしてあげる必要があります。
自分が充実しているのだから、相手の事も簡単に受け入れる事が出来ます。
そうすれば、子供の可能性を見逃すこともなくなります。
そして、そんな子供との幸せな未来を強く想像してみてください。
私はそういった情報を皆さんに伝えていきたいと思っています。