今回は、いいSTの先生を探したいと思っている人へというお話をします。
子供の言葉を発育を伸ばしてあげたいとどのような親でも考えますよね。なのでSTの先生を頼るのは良いですが、上手くいかないひとがいます。
- 何度か通ったけどやめた
- どこのクリニック良いのか分らない
- そもそもSTって療育センターと違うの?
と悩んでいるなら、STの治療を短期的に考えすぎているので続きません。また、そういった人は近所でSTの先生を探そうとしています。
そうすると全然見つからないのでどうすればいいのかわからなくなります。なのでこれらの考えを変える必要があるでしょう。
短期的に考えている
まずSTの先生に見てもらえば、言語の療育で短期的に効果がでると思っています。しかし、考えてみてください。STの先生のところにいくのはまあ、月2回程度でしょう。そして教えてもらったことを残りの4週間は家で地道にやらないと、成果の判断も出来ません。
ただ単純に成長しただけかもしれないです。子供は伸びるときは一ヶ月で凄く変わります。
しかし、殆どの場合は成果が目に見える位出ることはありません。半年や一年通って、STの先生がいう個別カリキュラムが生きてくるかもしれません。
結局、先生任せでは続ける事はできません。親が責任を持って家で地道にやらなければいけないことです。それが出来なければ成果もよくわかりません。
親の責任とは、覚悟を決めることです。
覚悟がなければ、変化がなくてもすぐに通院をやめてしまったり、先生が悪い、クリニックが良くないとなります。
- 短期間で発音が良くなる
- 短期間で何語も続けて出てくる
- 短期間で意思疎通ができる
なんてことは本当は期待していないんじゃないですか?
難しいと分かっていても、子供のためにやろうとしているはずです。しかし、いざやってみると他人のせいにしてしまう。
他人のせいにするのは、他人に依存しているからです。先生に依存して何が悪いと思うかもしれませんが、療育に限っては先生に依存してはいけません。
それよりも家族に依存したり、自分に頼ることが大切です。子供と大半の時間を一緒にいるのは親だし、なにより子供はあなたに頼っているのだから、あなたが先生なのです。
あなたが先生であれば、自分自身に頼るしかありません。
狭い世界で生きている
あなたの周りが狭い世界だと良いSTの先生に会えません。
同じ地区や市の範囲で探していたり、電車で30分位のところにクリニックなどないか住んでいる地区の親の会などで聞いていませんか?
そういう行動になるのは、世界観が狭いからです。世界が狭いのではなく、意識の感覚が狭いのです。
身近なものに視点を合わせてしまいます。しかし広い視点を持つにもそのような感覚がないのでよく分からないとなります。
人は生存するために経験があるものや知っていることに焦点や意識を集中させるようになっています。なので、遠く離れた知らない場所に行くことは凄い負荷がかかります。
不安があるので行動することを嫌がります。
「なんかよく分からないから、やめておこう」となるわけです。
そこで、よく分からないものだからこそ興味を持ってみるという考えに変えていきましょう。不安や抵抗があるかもしれないけど、自分が知っている世界から出ることを意識しましょう。
「よくわからないもの」
これがキーワードです。そのように感じたら逆に知る必要がるものの可能性が高いです。多くの人はここでスルーするのでタイミングを逃すのです。
STのことはよく知っていても、コーチングと聞けば「よくわからないもの」かも知れません。そう感じたときになんだろうと意識を向けることが大切です。
行動してみる
そして行動してみてください。
不安があっても調べてみて、自分の感覚に合いそうなSTの先生がいたら、電話だけでもしてみましょう。
電車で2時間かかっても、飛行機でいくような他県でも、予約して診察を受けてみましょう。行ってみて初めて自分の感覚があっているかどうか分ります。
そして、無闇にどこでも行ってみるのではなく、先程お伝えしたような自分の責任として自覚し、自分にだけ頼るというマインドを持つことでSTの先生と会う時の態度もかわるし、話から吸収できる内容も断然と変わります。
いいSTの先生探しは、自分の覚悟と世界を広げることからやってみてください。
きっと理想の先生に会えると信じています。