ダウン症の子の食べ物のことで悩んでいませんか?
とくに子供が小さくて離乳食をあげているけど、なかなか卒業出来ないと悩んでいる方もいます。
こうした親は、健常者と同じように年齢相応の食事にしないといけないと思っています。親の都合ばかりを考えているので、子供が食事で失敗しているように見えるのです。
しかし、ダウン症の子の成長は健常者の2倍程度遅いと言われています。また、ずっと離乳食が悪いということもでもありません。
正しい栄養がとれているかが大事で流動食が問題ではないのです。固形のものに切り替えないといけないと思うのは、学校への体裁などではないでしょうか。
子供のことを考えて栄養のことを調べていきましょう。
とくにこの日本では食の安全は世界最悪レベルです。ただでさえダウン症の子は条件が良くないので、よい食事を栄養をとってもらうことは大切です。
添加物や農薬など考えてあげれることは、離乳食でも沢山あるのです。
私も食べ物については気をつけています。ダウン症の子といつまで一緒にいてあげれるからは自分の健康にかかっているからです。
成長が遅いことは悪いことではない
成長速度は、子供自身が決めます。しかし、離乳食を卒業したい親は、健常者に近づけることが成功だと思うので、まずは食事レベルで追いつこうとします。
しかし、成長モデルが明確にあるわけではないので、無理があります。
大人も子供も新しいことを受け入れるのには時間がかかります。ダウン症の子は2倍以上の時間が必要です。
しかし離乳食を卒業したい親は、それでは遅いと考えます。幼稚園や小学校に合わせてしまうからです。
そのため、必要のない甘い物や唐揚げなどをあげてしまいます。そのため健康の悪循環になっています。さらに糖分が多いものだと、子供の脳は糖で麻痺してもっと糖分を取りたいという欲求が強くなります。
そのため、偏食が起きたりして、理想の食事に近づかなくなります。なので、まずは食事の絶対的な基準はないと考えてください。
学校にいってお昼を食べられなければ、絶対にいけないと言う考えを捨ててください。
健常者の食と比較せずに、学校など対象にいれず、子供本人が心地よいと感じる食事をあげることが大切です。もし、子供本人がほんとうに必要であれば、自然と離乳食を卒業します。
工夫するだけの価値がある
子供が食べたいと思えば離乳食でもいいのです。そういった価値の転換が出来ると、次はどのような工夫が出来るか考えることができます。
離乳食を卒業したい親は、成長ばかりに気を取られてしまいます。そして、いかに工夫するという観点が見えません。
たしかに、育児家事で忙しいからすぐに固形物に切り替えたいし、面倒くさい手間をかけてる暇はないと思うかもしれません。
それは、離乳食が悪いと思っているからです。悪いから早く切り替えようとします。そうでなく離乳食を利用してみましょう。
インターネットで探せば、栄養たっぷりの離乳食の作り方は沢山出てきます。しかもミキサーで作るレシピが沢山あるので時短にもなります。
離乳食の時期は離乳食の良い面を工夫してたくさん与えてあげましょう。
長期的視点をもって大切なことを見よう
長期的視点を持てば、本当に大切なものが見えてきます。栄養のことや胃をいかに休めるということです。
逆に短期的な目線になれば、離乳食や固形物のように形から入ります。また、手軽さを求めて不必要なお菓子に目がいくでしょう。
離乳食は、胃に優しいです。栄養も工夫次第で凝縮して入れてあげられます。そうかんがえると出来るだけ長い期間離乳食をしてもらったほうがいいのです。
しかし、
- 世間体が
- 栄養学が
- 学校に言い訳が
- 成長が
- 量が
といくら、健常者についていこうとしても、ダウン症の子がその気がなければうまくいきません。そして本人は、ダウン症がどうのと関係ないので、離乳食が合えばしばらくはそのままでよいです。
まとめ
今回は、離乳食を卒業してくれないと思ったときに考えることをお伝えしました。
ダウン症の子にはそれぞれペースがあります。その基準に絶対的なものはありません。なので学校の給食も子供が食べたければ食べればよいし、難しければ待ちましょう。
そして、離乳食は子供にとって、胃にやさしかったり栄養を沢山詰め込めるアイテムです。ダウン症は成長が遅いので、ずいぶん先まで離乳食でずらしてもよいと考えましょう。
もちろんガリガリに痩せるとか体調が悪いと思ったら常識の範囲で、きちんと病院などに見せる必要があります。
それ以外で健康な状態が続いているのであれば、ミキサーで工夫してよい栄養のもので楽しく食事することが一番うれしいです。
あなたの価値観を上手く切り替えて、子育てを成功させてくださいね!