ダウン症の親は、人生が逆風にさらされていると思う方も多いです。だから困難を乗り越えてなければいけない、という考え方を持っています。
こうした考え方をもっていると 大きな壁を意識しすぎて何をすればその壁の乗り越えられるのかと途方に暮れてしまします。
実際にそれを乗り越えるような力もコネクションもお金もないのでほとんどの人は、不安ばかりが大きくなってしまうのです。
この考え方は、自分を苦しめるだけです。壁とまともにやり合う必要はありません。よく子育て教育や子育てカウンセリング、コーチなどは、才能を引き出して対応しようといいます。
しかし、親にでも子供にでも、そのような困難を乗り越える才能があれば教えてもらうまえに、家族のなかで引き出しています。自分のなかには答えがないから困っているわけです。
そのため自分では逆風を乗り越える答えに気づくことができません。
なぜなら、全ては幻想であり、まずそのことに気付かなければいけないからです。
逆風は脳がつくっている幻想
逆風にいる親は、目の前のことがすべて事実だと思っています。しかしそれは幻想です。
目の前のパソコンやコップ、本、子供の服はど実体があると思っているものすべてが脳が作り出した幻想です。
自分がみているものは正しいとおもっても、現実は歪んでいるかもしれません。トリックアートや錯覚する絵などがその良い例です。下にリンクを張ってあるので体験してください。
なぜこのように見えるのかというと、私たちは、目で物を見ているというより脳で物を見ているからです。
脳が処理したものしか見れないということです。ということは、「脳が処理したものしか認識できない」=「すべては脳が作り出している」といえます。
心は、現実を目でみてそれをどのように解釈するか決まります。同じ状況でも不幸だと思うひともいれば、問題ないと感じる人もいるのです。すでに同じような問題を解決しているひとであれば、なにも心が動かないでしょう。
ということは、大きすぎる壁(逆風)は、
あなたが作り出した幻想です。そう見えているだけです。なのでそんな逆風は無視して回り道をしましょう。
別のルートで豊かな人生にいくと決めるのです。
心を無風状態にする
私の次男もダウン症ですが、私達は逆風を避けて、回り道していきましょう。回り道とは、無風状態で人生を進んでいくということです。
たとえば、
- 他人のダウン症への批判的な意見は無視する
- 周りがこうした方が良いというアドバイスは参考程度
- メディアやインターネットのダウン症の情報は話半分
そのようにして、周りに流されない自分を作って、自分と子供が望むもののみを追求する周り道をしましょう。
さきほど、全ては脳が作り出している幻想だと言いましたが、幻想だから今見えている情報は、無意味だ言うわけではありません。
そのように見せている、感じさせているのには理由があるのです。
回り道の具体的な方法
見えているものは幻想で虚像です。ダウン症の子が上手くしゃべれない、ご飯が流動食ばかりなことに不安を感じているとします。
このことは、現実に見えていて将来に不安を感じて、どうすれば解決できるのか調べるでしょう。
たしかに問題はあるものの、ただ喋れればいいとかご飯を食べれるようになればいいかというとそうではありません。
何のために解決するのかという視点がなければ、完璧を追い求めることになります。つまりダウン症の子に完璧はないので、幻想であり虚像が見えているということです。
たとえば、小学校の同じクラスの◯◯ちゃんと話せるようになりたいという目標があれば、その子と話すことに集中します。どんなキーワードが言葉にでればいいのかを考えてそれが声にでるようにしてあげるのがいいでしょう。
ご飯でもなんでも食べるなどど思えば無理があります。1つの食材を決めて、どんな調理法にすればいいか、タイミングはいつか、どんな気分のときが受け入れてくれるのか、を考えていきます。
このように回り道をしていくと、すこしづつ出来ることは増えていきますよ!
まとめ
子供のことで逆風を感じている親は、幻想をみています。それがあまりにも大きい壁なので、どうしょうもできないのです。
あれもこれもと情報を探していても解決はしません。そのため、幻想をすてて、回り道をすることです。
周り道はいろんな道があります。それは子供それぞれ違うので、親が見つけて上げる必要があります。
周りの情報に振り回されずに、心を無風状態にして、小さなことを一つ一つ解決していきましょう。
その先にはいろんなことが沢山できる、自慢の子供になること間違いなしです。