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家族にダウン症の子供がいてよかったは嘘

 

楽天的に考えてる親は、悪いことが起きるとそれを乗り越えることが出来ません。

そういったダウン症の親は、言葉では子供のことを受け入れたとか、将来なんとかなるし楽観的に考えていると言っていて自分を誤魔化しています。

しかし楽観的に考えているだけではうまくいきません。そう思うことで、行き当たりばったりの行動ばかりになります。そして良い出来事だけを重視して、悪い点を無視します。

なぜなら、ダウン症のことを、良いことと評価しているためです。そのため、子供の良いところだけ、ダウン症の良い面だけを切り取って考えてしまうのです。

しかし実は、ものごとには良いも悪いもありません。一面だけを重視すると歪がでて、息苦しくなるのでおすすめ出来ません。

 

絶対的な価値や基準はない

この世に絶対的に良いことや悪いことはありません。価値観や基準はもとから存在しないのです。それがあるように見えるのは、そのように見せたいひとがいて、私達が洗脳されているからです。

ある人には、戦争は悪いという価値観がありますが、戦争している本人からしたら死活問題で、領土を広げて上手く統治出来たほうが幸せになる場合もあります。

ダウン症も悪い面ばかりがクローズアップされますが、親は親として存在できるし、子育てのなかで他の人よりも遥かに人間的に成長出来るのはダウン症の親です。

このように、「絶対的なものがない」ことは、2500年前のブッダや2000年前にはイエスキリストが伝えています。また、現代では数学や物理学のデータがそうであることを示しています。

もっと簡単に言うと「全ては平等である」ということです。話が難しいと思う方は、不幸も幸福も全部自分が作って決めてしまうことなので、そんな決まりはないと覚えておいてください。

 

幸せにも優先順位がある

しかし、すべてが平等でルールはないと言われても、現実的に楽観的(幸福)よりに考えているし、何も基準がなければどう考えれば良いの?と思うでしょう。

絶対的なものはないと言われても、ひとはルールがないと生きることも難しいです。たとえば、山に生えている毒キノコを食べる可能性もあるし、添加物まみれのものを取り続けてひどい病気になってしまうかもしれません。

また、平等といっても人間と動物を比べても意味がありませんし、ダウン症の子と天使を比べてもただの親の空言にしか聞こえないでしょう。

ではその基準は何によって決まるのかというと、自分で考えて作った人生の目標(ゴール)で決まります。

 

ダウン症の家族の最優先事項とは?

ダウン症の価値観は、自分が作った目標やゴールで決まります。

ダウン症のことを楽観的(幸福)に考えている親は、人生の目標を決めていない人が多いです。基準を決めていないのに、楽観思考でいても迷子になります。

行き当たりばったりになるのはそのためです。目標の的(まと)がないので、少し批判されたり悪いことが起こると心が折れて鬱っぽくなってしまったり、行動に迷いが出るのです。

そのため、あなたのゴールにとって、その出来事は必要か必要でないかを目標目線で判断しなければ本当の豊かな人生は手にはいりません。そして、目標やゴールがない人は、その基準は何かというと、「誰かが決めた基準」「子孫を残すために、遺伝子が決めた基準」です。

つまり、現状維持していると言えます。楽観的に私の家族はダウン症の子がいて笑顔が増えた、この子は生きる活力を与えてくれる!と言っていても、目標やゴールがなければ、今の状態を維持するだけで精一杯です。

目標やゴールとはあなたの理想の未来です。自分だけのことでもいいし、子供と何か実現するのでもいいでしょう。

そして、ゴールがあるからこそ、そこ向かって、困難なことがいきなりやってきても対処できる心を持てるのですね。

 

まとめ

今回は、家族にダウン症の子供がいてよかったは嘘というお話をしました。

楽天的に考えてる親は、悪いことが起きるとそれを乗り越えることが出来ません。ダウン症の良い面ばかりを重視しているからです。

しかし、世の中のものごとには、良いも悪いもないのです。すべてが平等と考えることが正しいためです。

と入っても価値基準がないと人は生きていけません。そのため人生の優先順位をつけることが必要になります。その基準とは、自分が作ったゴールです。

そのゴールに向けて生きていくことで、楽天的に幸せだとうそぶくのではなく、地に足を付けた考え方や対応が出来るようになります。

なので、もし目標やゴールをまだ決めていないひとがいれば、はやめに設定してみてください。自分だけの秘密のゴールでも良いのです。

自分一人で考えるのが難しいと思う方は、私のようなコーチを利用したり、メンターが世の中にはたくさんいるので探してみてくださいね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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