マインドセット

ダウン症の兄弟姉妹がいる人ほど成長できる

ダウン症の家族がいる人のほうが理想の未来を作りやすい

 

兄弟姉妹が障害を持っていて悩んでいる人がいたら、周りの人よりも何倍も成長できると考えてください。

多くの人は、困難な状況になるほどデメリットばかりに気がいきます。

家族のせいで不幸だ、と自分が不幸なことを心のなかでいくら繰り返しても、幸せにはなれません。人より不幸だと感じているなら、それは家族のせいだと勝手に正当化しているからです。

意味のない正当化はやめましょう。そして、人とは違う環境だったり、難しい問題に直面している人の方が成長できるチャンスです。

●幸せな人生とは?

あなたが今、不幸だ、つらい、落ち込む、不安とかんじているなら、小さな幸せを積み重ねる必要があります。

幸せとは、いきなりお金持ちになることや、悩みが無くなることではなく、小さな「嬉しい・楽しい」と思う気持ちを何回も感じることです。

よく昔を思い出して、あの頃は幸せだったなと思うことありませんか?学生時代や初めての恋愛や、仕事で上手くいっていたときのことなのです。そのようなときは、毎日嬉しいことや楽しいことが続いていて、その積み重ねが幸せな時間を作りだします。

何か不安から逃れたら、幸せが訪れるわけではないのです。逆に、不安だけ取り除こうとすれば、新しい不安を生み出してしまうリスクもあります。

●不安の反対は安定だけ

不安の反対は、安定です。なので安定を求める人も多いですが、安定ばかりを求めていると次の不安が来た時に対処出来ません。そういう人は、きっと人生不幸の連続だと不安の方ばかりに焦点を当ててしまうでしょう。

私は安定が嫌いです。安定というと、気分が落ち着いているとか、日常なにも不憫ないとか、お金は生活する分だけ十分あるとか考えます。安定は現状を維持したいという思考です。

心理学でいうと現状維持バイアスと言われますが、この力が強くなると、自分にとって新しいことや良いことを無視して、いまの生活を維持しようとします。

好きな趣味や人間関係を広げたいと思っても、無意識が拒否するのです。

私の家族にもダウン症の家族がいますが、子供の可能性を広げてあげたいし、なによりもまず自分の可能性を無限に広げたいのです。新しいことにチャレンジすることは安定とは全く別ですよね。

知らないことを知ることは楽しいです。楽しいを積み重ねれば、ふと思う時があります。最近なんか幸せだなと。

そんな時間が続けば続くほど、30年後、40年後に家族も私も幸せな人生だったと思えるはずです。

 

●障害者の家族がいるメリット

ほとんどの人は安定を求めています。しかし家族に障害者がいると、家族全体でみれば生活環境は、安定と不安定を繰り返すことになると思います。

なので不安な気持ちの割合が多くなり、結果、不幸だと思うことになります。不幸だと思えば思うほど、安定志向に囚われます。危機を回避することばかり考えることになるからです。

障害者をもつ家族が根本的にそういった状況なのだと分かれば、不安を回避するのをやめましょう。そして、小さな幸せを作り出していくほうが大切だと分かるはずです。

我々は強制的に、自分の人生を改善していかなければいけません。

普通の家族とは違う状況だからこそ、より幸せについて考える事ができるのが我々のメリットです。

つまり、人と違う考え方が出来る。一般常識ではなく、本当に自分の好きなことに取り組めるということです。そこには、劣等感や罪悪感といったネガティブな感情をもつ必要がありません。

 

●小さな幸せを作る方法

ダウン症の兄弟姉妹がいて、不安や不満を感じて、お先真っ暗と思っている人は、安定思考が強いです。

安定思考をやめるためには、人間関係を広げることです。

あなたは自分の知っている常識の範囲で生きています。障害者がいる家族は不幸というレッテル貼りをしています。しかし、楽しく暮らしている家族もあれば、特技で有名になっている人もいます。

つまり価値観が全然違う人と話したり、話しを聞いてもらうことが新しい気付きになります。そのような気付きは自分の可能性を広げることになるのですね。

新しい知識は、楽しいことと書きました。人との出会いは楽しいことです。その積み重ねが幸せに繋がるきっかけになる場合もあります。

注意点は、同じ境遇の人と合うのでもいいのですが、生活スタイルが全然違う人に会うのがお勧めです。なぜなら、価値観が違うからです。家族に対しての価値観や、人生そのものの楽しみ方を知ることが出来るからです。

人間関係を増やして、安定思考をやめましょう。そして、楽しみを見つけたらコツコツと継続してみてください。小さな幸せが人生を豊かにしてくれるはずです。

そんな小さな楽しみが、大きな目標につながっていくでしょう。理想のゴールを見つけることが出来たら不安も無くなります。

小さな楽しみも感じる事をせずに、幸せになりたいと言う人は、まだ1Kmもランニングしたことがないのに、フルマラソンを走りたい言っているようなものですよ。

まず自分が何が嬉しいことなのか、考えてみましょう。そこにダウン症の家族のことは関係ありません。逆に、家族の不安があるから現状維持の思考から抜け出せるのです。

よくわからなかったら、ダウン症の家族がいる人ほど、理想の未来を作りやすいと思っておくだけでいいですよ。そのために、新しい人と出会うのだ良いきっかけになります。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

この記事を書いた人

初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

-マインドセット

© 2024 ダウン症の子をもつ親のためのニコニコ子育てコーチング Powered by AFFINGER5