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特徴のある子供の成長にたった一つの大切なこと

今回は、子供の成長に大切なことは何か、についてお話します。

ダウン症の子のように、特徴がある子をもつ親は、子供を育てるのが大変で、何か特別なことをしないといけないと思いこんでいませんか?

食事や、運動、知能を伸ばすことなど、色々な大切な分野がありますが、大きくな目線で子供の人生全体の成長を見た時に、本当に大切なことは子供にとって楽しいことをさせてあげることです。

それは分かっている、でもそればかりで遊ばせておいていいのか、というのは違うと思う。療育もしたほうがいい。と言われる方もいるかもしれません。

子供は自分では分からないから、親が教えないといけないと思っているかも知れませんね。

しかし、親は教えてはいけません。

成長するポイントは、子供が楽しいをどれだけ続けられるかにかかっているからです。

楽しむと小さく成長できる

子供の頃に、あなたも自転車に乗る練習をしたかもしれません。私もけっこう記憶に残っていて近くの幼稚園の駐車場で、悔しかったり、嬉しかったり、泣きそうになったに色んな感情が残っています。

親に支えてもらいながら、乗れたら楽しい、凄いなということは、周りの同年代や上の学年の子達を見ていたので、具体的に想像出来ていました。

楽しいな凄いなという気持ちがあるから、コツコツ失敗しながらも、小さな成長をも楽しんでいたと思います。足を空中に浮かせて自転車で走るという成長に繋がったのですね。

もう一度、思い出してみてください。

その時に、自転車に乗る正しい服装や、正しいペダルの漕ぎ方を、別に誰かに習いにいったり、自転車の仕組みを勉強しましたか?

もちろんそんなこと個別に習わなくても、乗る練習のなかで感覚を覚えて、楽しく練習すれば乗れていたのではないでしょうか?

子育てもそれと同じです。

みんな個別学習が大好きで、STの先生に習いに行って、動詞を覚えたりします。OTの先生に運動能力を個別に見てもらう方も多いです。前のブログにも書きましたが、大人のリハビリを無理やり障害者に当てはめても難しいことを難しくするだけです。

そして、それがいつ、本人にとってピンポイントに嬉しいことの役に立つのでしょうか?

細かいスキルは必要なくて、楽しい目標に向かって、継続すれば、よいことが起きると、ほとんどの親は分かっているのに、それをやってしまっているのです。

 

子供は今生涯の記憶を作っている

子供は、楽しいことに集中出来れば、それなりの成長があるものです。

そんな時、親は、子供の行動に対して、感情が出てしまうことがあると思います。たとえば、子供が夜中に大きな声を出して遊んでいて、それをやめないと、親は、イラッとして一瞬で頭に血がのぼって、キツイことを言います。

近所に迷惑をかけてはいけないと思うので、言葉が強くなってしまうでしょう。

そんな時は、子供からすると、良い悪にに関係なく嫌な記憶が残ります。すると、子供にとって夜が、なんだか居心地が悪い時間になってしまうのですね。

人は五感から記憶を作っています。そして、その記憶には、一般化の原則というものがあります。

たとえば、上の例で、夜にひどく怒られた記憶は、「大きな声=夜に嫌ことが起きた」とうような極端な記憶として残り、

夜に大きな声を出すと嫌なことが起きるという記憶から、夜もあまり好きでなくなる子もいるのです。

なので、子供はその子自体の価値観を作っている時期にいると親は認識して、躾けしたい気持ちを抑えてあげて、子供に出来るだけ楽しいことをさせてあげてくださいね。

 

子供が楽しいことを続けられない原因

子供を楽しく遊ばせてあげたい。けど、そうはいっても親は、子供の体調が気になったり、危ない事をしていると、注意したくなりますよね。

そういう風に、何か言いたくなるのは、親に原因があるからです。

それは、親自体が楽しんでいない、ということに気づけていないからです。

「子育て」を楽しんでいるという親もいるかもしれませんが、親が楽しみきれないので、子供が十分に楽しいことを継続出来ないのです。

楽しいことが子供にとって栄養のようなものだし、一番実践的なスキルが身につくし、生きていく上で必要な人間関係を身につけて行く方法です。

そして、子供と同じように親にも、たったひとつの大切なことがあります。

それは次回お伝えしますね。

今回は、特徴のある子供の成長にたった一つの大切なことについてお話しました。

自転車を乗りこなせるようになるのに、個別セミナーや、◯◯塾や、先生に伺うことは必要ありませんでしたよね。

それと同じで、特徴のある子を育てるのにも、特別な指導はほとんど必要ありません。それよりも本人が興味をもったこと、楽しいと感じていることを、

親は根気強く、横で寄り添って一緒になって楽しんであげる、そういったマインドを手にいれれば、子供にとって最高の毎日になりますね!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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