子供に障害があった場合、親は、健常者の子と比較して劣っているとモヤモヤと感じることもあるかもしれません。
子供も自分も周りより、劣っていると思うので、考えていた将来より良い未来はこないと思ってしまいます。
辛いとか、我慢してとか、やりたいことをやれない、と思うと本当にそのような未来を引き寄せるのですね。
では、なぜそうなるかと言うと、適当にちょっと悪めの未来を考えているからです。
なので、あなたにあった理想の未来をきちんと決めることが大切です。
今回は、障害がある子と一緒に人生を満喫する方法についてお話します。
理想の未来がこないと思っている
多くの親は、自分がこうなったらいいなと思うような理想の未来なんて、こないと考えています。
とくに子供に障害があれば、自分の幸せよりも他人に迷惑をかけないほうがいいと考えてしまう人もいます。
「子供の面倒をずっと見ておかないと、誰かに迷惑かけるかも、、」
「子供には、出来ないことが多くて、何か一緒にするとかまだ全然考えられない、、」
と思うかもしれません。
こんな感じで、なぜ不安なことばかり考えるのでしょうか。
その理由は、あなた頭の中で、不安な未来を確信してしまっているからです。
そのような人は、不安な未来のほうがリアリティーがあると頭の中で無意識に考えています。
たとえば、明日、あなたに100億円あげます。と言われても、ピンと来ないでしょう。100億円は、見たことも、触ったこともないし、そんな沢山のお金を使うイメージをしたことが一度もないからです。
逆に明日、電車に乗ってください。と言われたらどう思いますか?
「電車にですか?別に乗れますけど、、」と答えるでしょう。
つまり何が言いたいかというと、頭の中で具体的にイメージ出来るものは、過去や未来関係なく、ほんとうに実現出来そうと思ってしまうのですね。
すでに知っていることや、体験したことのあることは、頭の中で出来て、イメージ化出来ると脳はそれを実際にやることだと勘違いするのですね。
なので、あなたの知っている範囲で、不安な未来をありありと想像すれば、その通りの未来に近くなるということです。
本当は、良い未来への道筋があるのに
勝手にネガティブな未来を想像すると、道筋が見えなくなってしまいます。
なぜ理想の未来は作りづらいのか?
子供と人生を満喫したいと思ったら、一度どんな未来になれば、あなた自身が一番嬉しいのか考えてみましょう。
多くの人は、今日の出来事でいっぱいいっぱいになっています。
仕事のことや
夜ご飯のこと
トイレトレーニングや
新しい服のこと
土日の予定のスケジュールや
お風呂の時間
明日の学校の用意
ほとんど、先の遠くにある未来のことを考える余裕がありません。
たしかに子育てしながら、家事や仕事などで、ゆっくり考える時間の余裕はないかもしれません。
逆に言えば、遠い未来のことを考えていないので、今目の前に不安が広がるのですね。
なんとなく良いことが起こればいいなと考えていては、あなたが認知している「障害者は不幸」という公式がそのまま未来に写ってしまいます。
なので、こうなりたい!というしっかりとした理想を意識しながら、未来をつくることが、人生を満喫する方法なのですね。
時間がないという、言い訳はいくらでも作ることは可能です。
それは、時間を作る必要がないから、言い訳したいのです。なので、人生満喫したいと本気で思ってたなら、そのことを考える時間がほしいと思うことです。
そうすれば、時間をとるための言い訳が出てくるはずです。
未来を確定させて、子供と一緒に人生を満喫する
では、なぜ将来のことを頭の中で先に決めてしまうと、その通りの未来になるのでしょうか?
たとえば、頭の中で子供と一緒に音楽スクールを立ち上げて、運営している楽しい姿が浮かんできたとします。
ダウン症の子であれば、歌や踊りが大好きな子も多いので、スクールのマスコット的キャラになっています。
子供も喜んで、自分の好きなことで仕事をしている理想的なイメージ。
想像するのは簡単だけど、現実はそうはいかないよ。と思うかもしれません。
でも、あなたがそうなりたいと思えば、実現する可能性は高いです。そうなれないと思う原因を取り除けば、その現実に近づくからです。
脳科学的にも、あなたの脳は、現実と未来を区別することができません。
より現実的で、臨場感が高いものが現実だと脳は思っています。
ということは、もし音楽スクールをやっているあなたのほうが、当たり前だと思えばそのとおりになるのです。
もちろん、そのために色々なマインドの問題があるので、それを変えていく必要はあります。
でも、それ以前に、理想の未来が決まらないと、脳はどのように行動したり、考えたらいいのか指示することすら出来ません。
なので、子供と一緒に人生を満喫したい!と思ったら、
一緒に満喫している具体的な未来を、想像してみてくださいね。