ダウン症の子育て

障害がある子との未来にワクワクするのは不謹慎?

子供の未来にワクワクすることは親であれば誰でも考えたことがあると思います。しかし、それが障害のある子だと、親は子供と一緒の未来にワクワク出来ないと考えてしまうかもしれません。

しかし、未来にワクワクできなければ、現状の生活の延長が続くだけです。

ワクワク出来ないのは、子供が健常者レベルで生活出来ないと、未来も人波に楽しめないと心のどこかで思っているからです。

子供をできるだけ健常者へしたいという執着があるから、現状が変わらないのですね。

なので、健常者が正しいという思い込みを捨てなければいけません。

しかし、子供は親の言うことを聞いたほうが、人生うまくいくと思っている場合、親の言うことがもちろん正しいと思っているので、その考えが間違っていても気づかないし、止められないわけです。

もちろん、その中には正しいことも沢山あるので、

それが完全に違っているとは言えませんが、

障害のある子との未来にワクワクしていないのなら、

それらは成功しない思考パターンだということです。つまり、未来でも子供にたくさんの不満があり、子供の成長を楽しめていないことになるかもしれません。

そうではなくて、障害がある子ならではの未来があるし、親も子供の未来にワクワクしながら生きたいですよね。

今回は、子供の未来にワクワクする方法についてお伝えします。

 

なぜ子供の未来を不謹慎だと感じるのか

なぜ障害がある子の未来が凄く良いと不謹慎だと感じる人がいるのでしょうか?

それは、健常者が正しくて、障害者は間違っていると考えているからです。間違っているとは、人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせたりすることかもしれません。

または、障害者手当など、お金を別にもらっていることかもしれません。

このような、価値観やお金の罪悪感があるから、悪いと思ってしまうのです。

悪いと思っているのに、未来で自分の家族だけ凄く幸福になったら、また悪いと思ってしまいます。

なので、理想の未来ではなく、子供を健常者に近づけようとすることが、良いことで良い未来に繋がると思い込んでいるのですね。

しかし、この考えでは、本当にワクワクする未来は作れません。

その結果、逆に、それを避けるような行動や思考になってしまいます。

 

親の価値観を変える

では、どのように、健常者ベースの考え方を変えていけばよいのでしょうか?

それには、自分が正しくて、相手が間違っている、と考えることを辞めることです。自分が正しいと思って発言しても、相手に受け入れてもらえないことがあります。

子育てをしていれば、子供の駄々っ子は大変ですよね。それが、子供に障害があって理解が難しかったり、癇癪があれば、反発されることもあるでしょう。

そうすると、相手が悪いと思い、自分の思い通りにさせようと頑張ります。しかし、思い通りにいかないので、余計に感情的になって関係がこじれてしまうのですね。

逆に、子供のことを見たり聞いてあげて、子供が嬉しいことや、楽しいことを取り入れてあげれば、上手くいきます。

なので、まず相手や子供中心に考えてみましょう。相手が完全に正しいとまで考える必要はありませんが、自分がすべて正しいという考えは辞めるべきです。

なぜなら、親が子供に対して、感情的になったり、イライラする時は、自分の価値観が前面に出てきているからなのです。

誰でも自分の価値観が一番正しいと思っています。それが侵害されると、生きていくために、その状態を維持しようとします。すると、感情的に相手を攻撃したり時に手が出てしまうのです。

ということは、この価値観を変えていかない限り、同じような状況になれば、同じ嫌な感じになります。

この価値観を変えられないと信じている人もいますが、

価値観を変えられると信じるために、自分が正しいと思うことを緩めることです。

相手も正しいと思って子供と接してみてください。

マインドを変えていくことが、あなたを支配している価値観を変えることに繋がり、価値観が変わるとなんであんな事で悩んでいたとの思うはずです。

 

過去よりも未来のほうが大切な理由

今の価値観のままで未来にいくより、考え方を変えて未来にいったほうが、将来を楽しめたり、新しいことが出来そうな気がしませんか?

現状から考えていたのでは、どのように自分を変えていったら良いのかよくわかりませんよね。未来は考えるけど何かぼやっとしてはっきりみえません。

一方、もし子供となりたい未来がしっかり決まっていたらどうでしょうか?

たとえば、ダンスだ大好きなママであれば、子供に教えてたり、ダンス教室を開くのも面白いと感じるかもしれません。ダウン症の子は音楽や踊りが大好きなのでピッタリですよね。

このように具体的に、やりたいことが明確になると、

今の自分をどのように変えたらいいか分かってきます。子供とどんな会話をして、どんな人が周りに必要か、考えるようなるでしょう。

自分が正しいとは言えなくなるわけです。

そして、適当に考えている時とは、リアリティーが全然違うと思います。

理想のゴールを、理想の未来を考えることは、

子供との関係改善に繋がって、子供の発言を受け止めることが出来たり、自分の良くない価値観を見つけれるチャンスにもなります。

つまり、子供はあなたを親にしてくれただけでなく、さらに成長するチャンスも与えてくれているのです。

そのことにピンと気づくには、たのしいワクワクする未来を作ることです。

障害がある子との未来にワクワクするのは、少しでも不謹慎だと感じている人は、理想の未来を作れていません。

作っているようで、それを否定しているのです。

そうではなく、未来を確信出来れば、自分も変わり、周りの人の人生も変わっていきますよ!

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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