ダウン症の子育て

子供の障害のことは受け入れたけど、これから先どうしていいのか分からない

ダウン症でも発達障害がある子の親でも、子供がある程度大きくなると障害のことをなんとなく受け入れているな、、と感じることがありませんか?

それは障害が治るわけではないと言う諦めのような感情かもしれません。

自分の力ではどうしようもないので、「悲しさ」が出てくるのですね。

この悲しさがあると、子供のことを受け入れたものの、この先どうすればよいか分からないとか、何が出来るか不安と感じたり、未来にあまり良いイメージを持つことが出来ません。

未来が良いと思えないと、予想通り良くない未来がやってきます。

あなたの未来に希望がなければ、週末の出来事も、さほど代わり映えしないいつもの週末になるでしょう。

そのモヤモヤした現状を変えるために、「良い未来を想像出来る」ようにしていきましょう。

今回は、子供の障害のことは受け入れた後、これから先どうしていけばよいのかお話します。

 

本当に子供の障害のことを受け入れたか確認する

あなたが、子供の障害のことを受け入れたかどうかは、自分の人生を歩いているかどうかで分かります。

そして、それを知るには、子供に対してどんな感情になることが多いか思い出してみることです。

子供に対して、怒りやイライラ、不満をたくさん感じるのであれば、まだ障害を受け入れたとは言えないでしょう。

なぜなら、親が自立出来ていると、相手のことは気にならなくなるからです。もちろん障害を持ったお子さんの場合、何もかもストレスフリーで気にならなくなることはありえません。どんな障害でも、子供によっても個人差もあります。

つまり、怒ったりイライラする原因は、子供ではなく、あなたにあるからです。

子供にイライラする事がある時は、あなたが気分を害することに何かしらのメリットがあるからそうしているのですね。そうでなければ、無駄にイライラする必要がありません。

子供に怒ることで何があなたにとって得をしているのか知ることが、怒りをやめるために必要なことです。

もし受けれいているのであれば、子供のことにイチイチ反応せずに、自分の好きなことをして人生を楽しんでいるでしょう。

 

自分に問いかけて気づく

私は、子供のことをきちんと受け入れることが大切だと確信しています。

確認する方法は、他にもあります。

たとえば、以下の言葉を口に出して言ってみてください。◯◯に入る言葉を考えてみましょう。

 

私が障害がある我が子の話を周りにしたら

周りの人が◯◯な気分になる

 

もし◯◯にネガティブな言葉が自然と入るようなら、あなたはまだ子供のことばかり考えている状態で、一人の人間として認めていないことになります。

たとえば、嫌、不安、暗い、よそよそしい、話ずらい、気を使う、などの言葉が入っていませんか?

こういう言葉が出てくる理由は、自分のことは考えたくないというの裏返しなのですね。

子供ののことで自分の将来が不安だから、良い未来が来ないと思っているから、現実逃避して、子供の対応をすることで逃げているわけです。

なので、周りに迷惑をかけないようにしたり、子供を健常者に近づけようとしてしまいます。

 

親が勝手に不幸を背負わないで、理想の未来を作る

子供本人は、自分のことを障害者だと思っていません。ダウン症の子でも、そうだと知っても本人にとってみれば当たり前の世界なのです。

健常者に治すことは出来ないと、親であれば誰でもわかっているはずです。

そうであれば、子供の欠点を埋めるのではなく、自分の成長を考えることが大切にしましょう。

あなたが人間的に、魅力的になって周りに良い影響を与えるようになれば、それは波紋のように周りに広がっていき、精神的に凄くよい影響を与えます。

逆に、子供に対して感情的になりすぎたり、子供のためだと思って声を荒げてしまうのは、子供にとって一番不幸なことです。

その原因を作り出しているのが、自分自身の「思考」だということに気づいてください。

そして、自分の人生を楽しく生きたい、やりたいことをやって子供とよい距離感で生活するために、まず理想の未来を作ることです。

その未来は、お金や時間や場所の制限を外して、考えてみましょう。

理想が大きければ大きいほど、現状から抜け出すエネルギーになります。

この先の未来は、まだあなたには見えないところにあります。障害がある子を連れてそこまで行くには、現状の思考の延長線上では無理なのです。

もし、きちんと子供のことを受け入れる事ができたら、良い距離感が生まれます。そうすれば今度はあなたのターンがくるので、その間に、理想の未来への行動をすることをお勧めします。

 

まとめ

今回は、子供の障害のことは受け入れた後、これから先どうしていけばよいのかという話をしました。

多くの障害をもつ子の親は、子供のことを受け入れたと思っていても、実はまだ受け入れられていません。

なので、自分で子供に対してどんな感情を持っているか確認して、原因に気づくことが大切です。

そして、原因があればその原因を改善します。一人で出来なければ、メンターやコーチに手伝ってもらうのが良いです。

自分の人生に集中出来れば、子供との関係も良くなり、この先どうしたいのか、いろいろ思いついて止まらなくなるかもしれません。

やりたいことがたくさん出すぎて困るかもしれないのです。

是非一度自分に問いかけてみてくださいね。

 

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初めまして。次男はダウン症(21t標準)です。ダウン症の子を育てるうえで私が本当に大切だと思ったこと、実践して日常生活に役にたったことを書いています。興味があれば他の記事も覗いていってくださいね。

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