子供の成長は人それぞれですが、ダウン症の子は健常者の約半分の成長スピードが一般的と言われています。
私の次男はダウン症ですが、まさにその通りで、体重も身長も健常者の成長ライン下限で推移していたし、知的な部分はさらに遅れてました。
でも、もし成長速度をあげないといとか、人よりも良い情報を入手しないといけないと考えているのだとしたらおかしなことです。
たしかに、
- あー、やっぱりこんなもんか。
- 期待していたけどなかなか難しいよね、現実は。
と恐怖しているかもしれません。不安というよりかは恐怖に近いものです。
なぜなら、恐怖というのは、自分の力ではどうしようもない、逃げ出したいと感じる心情のことだからです。一方、不安とは受け入れざるを得ない場合などがそう。
私も、図書館に行きまくってダウン症のことをたくさん調べましたが、ダウン症の子って障害でなく特徴なんだって思うことにしています。
そもそも健常者から事故があったわけでなく、もとからその体質で生まれてきたのだから、機能が劣る部分はあるかもしれないけど、出会ったなら、親も一緒にその電車に乗ってあげて行くしか無いわけですね。
なので、快速電車とか、ショートカットとかは無くて、
鈍行列車であっても、一歩進むその一歩をじっくりと見てあげるしかない。もちろんみんなが考える理想の子育てとは違うかもしれません。
でも、子供を受け入れる事を出来るのが親だし、親も子供と一緒に成長する権利があります。
ならば最高の鈍行列車の方がいいですよね?
鈍行列車に乗り換えられるかはあなた次第
ダウン症の子は、ゆっくり成長します。各駅停車の鈍行列車のようです。なのに親が生き急いでいたらすれ違いばかりになっていまします。
なので、子供目線に合わせて上げて、親が特急から鈍行列車に乗り換えるのがいいとおもいませんか?
ということは、親がこれまでの人生のレールから外れて、別のレールに移行するということです。スピリチュアルでいうパラレルワールドへの移行が必要なのですね。
そして、きちんと乗り換えられば、これまでの世界との軋轢も減って、心のストレスがかかりません。自分の成長も子供の成長と同じような感覚で嬉しくなるでしょう。
そのために、は以下の2つのことをしたほうがいいです。
- 他人と比較しない
- 知らないことにチャレンジする
それぞれどうすればいいかお伝えしますね。
他人と比較しない
まず、他人と比較しないとは自分や子供が世界でオンリーワンのような存在だと確信することです。他人をやっていることや、生活、学校、身体能力、会社が良い悪い、知的能力、顔、など無意識に比較するとそれを埋めようと余計なエネルギーを必ず使ってしまいます。ただでさえ、育児家事に忙しいのに他人と比較して、自分を貶めてしまっているのです。
ダウン症の親はその傾向になりやすい。だから同じレールから出れないし、はみ出すこともないし、路線を切り替えられません。
なので、自己効力感が大切になってきます。
簡単にいうと、自分自身で人生よく出来ると信じる力のことです。そのためにはまず自分を褒めることがコツです。
たとえば、会社の仕事でうまくいかなくて、頭の中で堂々めぐりして不安になったり、
幼稚園の会のやり取りで自分の意見を批判されて深く悩むことありませんか?
そんなときも、自分を褒めることです。すべての行動が良くなかったり、ダメだったはずがありません。あなたはちゃんと考えて話たし、これが最善だと思って行動したからです。
いいところはあったのです。
自分を大切にして、自己効力感を高めましょう。そうすれば、たとえ他人と意見が違っても
- やっぱりダメだ
- 考えが浅かった
- 悪いことしたな
と思わずに、自分の意見を言えた。自分の意見どおりになったらうまくいくのになと考えることです。
そうすれば他人と比較してストレスフルになることなく、人生のレールをスムーズに切り替えられます。
知らないことにチャレンジする
多くの親は、過去の延長線上に生きています。つまり同じ線路で走っているのですね。
ダウン症の子の成長がゆっくりだと受け入れて、子供目線でその景色を楽しもうとすれば、自分も鈍行列車に乗り換える必要があります。
しかし、人生のレールを変えることは簡単ではありません。
それは、これまで健常者として生きてきた、常識があるからです。
日本人は地域で迷惑かけないように生活しないといけないとか、子供は親の邪魔をしてはいけないとか、障害者は迷惑といった思い込みがあるのです。
その思い込みを消去しないと、同じレールで走ったままになります。
子供がゆっくり成長する景色を見ているようで、実は自分の思い込みの中の理想ばかりみてしまうことになります。それは過去に縛られているようなものです。
そうであれば、自分の常識を変える必要があります。
そのために、良いのは知らないことにチャレンジしてみることです。自分の知らないことは、新しい感情を感じたり、こんな人いるんだと知識がひろがって、アハ体験的なことが起きるからです。
人は、過去の常識の範囲で行動しようとします。
全く違った価値観を早く取り入れないと、障害者の子供目線で長い人生一緒に寄り添って、楽に楽しく、豊かに生きていくことは難しです。
- 新しいことをやってみる
- 昔から思っていたやりたいことを思い切ってしてみる
- 新しい人に会ってみる
- 自己投資して行動してみる
いろんなやり方がありますが、新しい人に会ってみることをお勧めします。なぜなら、自分で見えていない点を教えてくるからなんですね。
自分の価値観を変えることで、鈍行列車に乗り換えることが簡単になりますよ。
楽ちんで安定した未来を作る
鈍行列車のいいところは、時間に余裕があって、安定した気持ちで見守ることができることです。
そのために、自分を褒めて他人と比較ぜず、新しいことにチャレンジして自分のこれまでの思い込みを変えることです。
将来、お金の心配もなくて、子供と一緒に時間も気にせず、心が安定していたら、それは一つの豊かな人生と言えるのではないでしょうか?
そのために、自分のマインドを変えていきましょう。
昨日までの思考や、過去の常識で未来を判断しては、1年後も5年後でも、子供の将来が不安でたまらなくイライラした状態で過ごしてしまっているかもしれません。
安定した気持ちでいることは凄いことですよね。まるで、一日中お風呂に入っているくらいリラックスできます。
ダウン症の子のことを受け入れて、一緒に鈍行列車に乗ってその景色を楽しみたいなと感じたら、ぜひ自分を変える行動をしてみましょう。
きっとスムーズに乗り換えれるはずですよ!